Swtichでは「シャドウバース」や「サクナヒメ」、PS4では「ライザ2」、「艦これ」のイベントもこなして…とゲーム消化に追われる日々。これが師走ということかw
ということで、重いゲームばかり根を詰めて遊ぶのもあれなので、手軽にできそうなベルトスクロールアクションゲーム「THE TAKEOVER」を買ってみた。ゲームの合間にゲームを遊ぶ。私はアホなのだろうかw
さて、このゲームなのですが、まぁタイトル画面を見たら丸わかりですが、往年のセガゲー「ベアナックル」をめちゃめちゃオマージュした作品です。主人公のパツキン、マッチョ、バンダナ、そしてTシャツにジーンズなところとか、アクセルまんま過ぎない?w
- 雰囲気としては初代に近い感じ?
初期キャラはバランス、スピード、パワーという分かりやすい三人(クリアすることでもう一人も解禁される)。とりあえず今回はこの無駄にエロいライダースーツの姉ちゃん(主人公の恋人らしい)こと「メガン」を使用しての攻略。
↑ステージ1のスタート地点にはカッコいい車がある。これベルトスクロールの基本。
グラフィックはインディーゲームと思えないぐらいにレベルが高く、キャラクターがヌルヌル動くのはかなり凄い。背景やら演出なども結構凝っており、ステージごとに新しい雑魚が登場するなど、むやみやたらに作り込まれています。
ゲームシステムはパンチ、キックが別々のボタンで、それぞれコンボの何段目で出したかと、フィニッシュブローのコマンド入力で攻撃が変わるシステム。旨いところコンボをつなげばループっぽい感じで攻撃できる。
- たとえばこの「メガン」の場合、PPPから↑Pで空中に打ち上げ、KKKの連続攻撃に繋げられます。これが基本コンボ。また体力消費型のメガクラッシュがYボタン一発で出せるほかにスキが小さいため、コンボとコンボと間をメガクラでつなぐ、といったテクい動きができます。慣れるとこのあたりはマジで楽しい。
- 投げ技もかなり有効で、Pを出して相手の足を止めるとこちらが先に動けるため近づいてつかむ→投げを出すだけでも敵をまとめて薙ぎ倒すことができます。というか後半の敵ラッシュ地帯はむしろこれを利用して敵をまとめたり、投げ発生時の若干の無敵時間で攻撃を抜けたりすることをしないと厳しいレベル。
- ベルスクでは珍しい攻撃として、「銃」攻撃があり、R2ボタンで正面にエイムし、パンチボタンで銃を撃てます。エイムを挟む分、攻撃の出は遅いのですがほぼ直線状の敵を一掃できる攻撃範囲と威力の高さは魅力的。弾はステージクリア時に没収されるため、ステージ後半では惜しまずガンガン使ってしまった方が良い。とくにボスに有効。
ゲージが溜まれば超必殺が打て、スパ2Xのようなあけぼのフィニッシュとともに大量のミサイルが飛んできて全画面ダメージを与えます。こういう細かいところまでベアナックルオマージュしているのは好感度高い。
一応、日本語対応していますが、ボス戦やステージクリア時の会話シーンぐらい。よりによってチュートリアルモードが中途半端にしか日本語対応していないとか微妙に不親切な仕様。翻訳がそこまで違和感ないのが救いかな。
あと、妙にアジアンというか、ベルスクお約束のモヒカン雑魚とかボクサーとかに交じって、妙にリアルなムエタイ野郎とか相撲取りとか、ライダースーツに日本刀を構えた女とか、謎ティストあふれる雑魚キャラが登場します。なんだこの無国籍っぷりはw
とくにゲーム後半に登場するこのメカがむちゃくちゃ厄介で、固い、投げられない、バルカン乱射してくる、そして大抵二体同時に出て来るという面倒な奴。こいつが出たら全力で倒しに行くべし。
- コイツ以外だと、序盤から登場するガードが堅いボクサー男、銃を撃ってくるのがやたら早い拳銃女、手りゅう弾をやたら投擲してくる軍人あたりが強敵。
- 雑魚の強さのわりにボスはそこまででもなく、特徴的な攻撃はあるもののループコンボにはめることはできる上に体力も多くないため、雑魚ラッシュよりも簡単に倒せます。ラスボスに至っては本体よりも大量に登場する雑魚の方がキツイ。
また途中のボーナスステージではチェイスHQやアフターバーナー的なミニゲームとなる。このゲーム作った奴セガ好きすぎではw
とまぁ、ベルトスクロールアクションとしてはグラフィック、オマージュの入りっぷりなどかなり力を入れていることが分かる内容ですが、難点もあり「とにかく長い」。全体的にステージ道中がかなり長く、またステージも7ステージまでたっぷりあるため、最初のクリア時は1ループ2時間ぐらいかかった。さすがにベルスクでこれは長すぎでしょうw
- コンボを華麗に繋げていくのは爽快感あるのですが、それをたっぷり味合わせるためか敵がかなり多く、ステージのステップも多いためどうしても時間がかかってしまいます(これはキャラ選択が悪かった可能性がありますが)。
- ボリュームが足りないのは良くある不満ですが、テンポ重視のゲームジャンルだけにボリュームあり過ぎというのも困るw よりによって最終ステージに分岐があるためやり直すのが大変だし。これ半分ぐらいの長さだった方が逆に良かったと思う。
- あと演出面もかなりグラフィックが凝っていたりと気合が入っているのですが、前半1~4ステージでは野外で常に雨が降っており、雷のフラッシュが頻繁に入るため目が痛いのはマイナス点。ストーリー的には同じ日で同じ街なんだからそりゃそうなんだがw
とはいえ、この完成度で2000円、今ならセールで1000円というのは中々にお買い得かもしれない。ベルスクとしては本当に出来が良いし、往年のセガファンならベアナックル亜種として楽しめるんじゃないでしょうか。