Switch版「Darksiders Warmastered Edition」レビュー

 最近のセールで妙にお手頃価格になったためか、急にSwitchダウンロードランキング上位に挙がってきた謎の洋ゲー「Darksiders Warmastered Edition」のレビューです。

 元々3000円と内容のわりには安いミドルプライスゲーでしたが、セールで900円という異様なお得感が出たことでランク上位に上がって来たようです。続編の「Darksiders Genesis」が2/14に出ているのでその宣伝もかねてのセールだと思いますが、まさかこんなコテコテの洋ゲーがeショップ1位に上がるとはw

 

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↑ダウンロード画面だと「Darksiders Warmastered Edition」だが、タイトルだと「審判の時」というサブタイトルになっている。

 

 もともとXBOX360とかで出ていたゲームのリマスター版だそうで、そのためか元が3000円のミドルプライスゲーとは思えないぐらいにレベルが高いゲームとなっています。

 

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 ゲーム内容はいたってオーソドックスなアクションゲーム。主人公は黙示録の四騎士の一人となり、悪魔の軍団をバッタバッタとなぎ倒していく。

 ざっくり言えばすげぇ「ベヨネッタ」と「ゴット・オブ・ウォー」を足したっぽい内容で、ストーリーやシステムに凄い既視感あります。

  • 攻撃のコンボ操作とか、雑魚にとどめを刺す際のゴア表現とか、パワーアップ方法とかは凄いよく似ている(実際プレイしてみると分かる)。
  • ベヨネッタがセクシーなお姉さまが主人公だがこっちは筋肉隆々のオッサンが主人公なあたりに日本と西洋の違いがみられるかもw 

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↑コンボ表。このコンボに凄い見覚えが…。

 

 ゲーム性は素直そのもので、難易度こそ高いもののテンポよく進められる。ボス戦では逆にギミックを活かした立ち回りが求められるあたりもメリハリがあってよい。
 探索要素や謎解き要素などもぬかりない。元がミドルプライスゲーとは思えないぐらいにクオリティ高い。今のところストーリーはまだ途中ですが、全然終わりが見えないぐらいにはボリュームもありそう。

 

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↑ステージのラストでは巨大ボス戦が待ち受ける。

 

 難点はまず操作が難しいこと。コントローラーのすべてのボタンを使用するのみならず、組み合わせて行うものまでありとにかく操作を覚えるのが難しい。主人公の見た目に反して軽快なアクションが可能だが、軽快に動かせるようになるのが案外大変。

  • 特に使用頻度が高い「ダッシュ(R押しながら移動)」と「注目(ZL)」の組み合わせが使いづらい(微妙に分かりづらい)。ボタンコンフィグもないのでこればっかりは慣れるしかない。

 そんなわけで、ゲームとしては本当に目新しいものはない(それこそベヨネッタに近い)ですが、非常にレベルが高くまとまっており、確かにこれはセール価格で900円なら無茶苦茶お得感あります。ちょっと続編の方にも興味出たよ。