「聖剣伝説3 Trials of Mana体験版」プレイしてみた

 リメイク版「聖剣伝説3」体験版をようやくクリアできたのでレビューだ。

  • Switch版とPS4版があるが、今回はPS4版をプレイした。

 

 今回の体験版ではLV7まで。最初の魔法である「ウィル・オ・ウィプス」を取得したぐらいで終了となる範囲で、大体2~3時間分ぐらい?遊べる。

 

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↑女パーティ

 メンバーはSFC版でクリアを断念した女性パーティ。主人公はネット界隈で大人気のリースを選択。

  • 基本的なキャラデザインはSFC版から全く変わらないのに今でも通用する見た目であるのは凄い。

 

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↑3D化

 ゲームの進行は元のSFC版にかなり忠実で、そのまま3D化したような感じ。妙なアレンジとかはほぼなく、セリフなども大体同じ。リメイクと聞いてイメージされるゲーム内容そのままという仕上がりだ。

  • リースで始めたときの最初の敵が妙に強いところまでそのままであるw

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 キャラモデルは表情などがやや硬いが、割とイメージイラストを忠実に再現している。というかリースやアンジェラの格好は3Dにするとだいぶきわどいなw

  • この衣装の兵士たちに囲まれているリース父はだいぶ変な人に見える。
  • アンジェラは原作だと気にしていなかったが、この格好で雪国をウロウロしているためかなりヤバイ人に見えるぞ…。オシャレに命を懸けすぎであるw

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 店の親父はSFC版に忠実に、謎のくねくねした踊りを常に踊っているw こういう細かいがファンが気が付くであろう点の再現は本当に良く出来ている。

 

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 で、戦闘アクション部分ですが、ここはさすがに3D化したこともあってかなり違います。

 元のゲームと比較して、「攻撃が弱、強の2種類になった」「ジャンプして攻撃するなどの縦軸要素がある」「溜め攻撃がある」「必殺技の使い分け」「スキル装備」等々のシステムがあり、SFC版とはまぁ、似ているような似ていないような感じの操作になっています。

 それ自体はまぁ良いんですが、それに伴ってか操作方法が(やれることのわりに)複雑。体験版プレイ中は結局慣れなかった。

  • 一番気になったのがカメラ操作。というのも3Dにはつきものの敵ロックオン機能があるのですが、これがかなり曲者。ロックオン中は「必ず主人公と向かい合うよう」「モンスターを画面中央に持ってくる」ようにカメラが動くのですが、これが周りの地形などを全く考慮しないため、崖際などで戦うと壁に隠れてキャラクターが見えなくなる現象が頻繁に発生します。障害物が多いマップとかはかなりきついよ。そのうえ、カメラを動かすのは右スティックですがこれを使うと敵ロックオンも切り替わってしまうので下手に動かせないという二重苦。この部分は割と最後まで苦しんだよw
  • そしてダッシュ。このゲームボタンがキツキツのためか、ダッシュはLスティック押し込みで切り替えという方式になっています。まぁ、それはまだいいんですが、問題はこれ何か調べたりすると切り替えがまた歩きに戻ってしまうこと。これのせいで町中の探索時は何度もLスティック押し込みしなくちゃならないところは結構イラつく。せめてアクション時にダッシュが切り替わらないようにしてほしい…
  • 攻撃アクションも案外もっさりしていてあまりテンポが良くない。特に溜め攻撃は聖剣2の「溜めている間は動きが遅くなる」仕様のため、スゲェ敵に当てづらい。特にリースの攻撃はジャンプして串刺しという攻撃判定のため、めちゃ当てづらいぞ。というか使い物にならないw 
  • ただ、攻撃アクションが微妙にもっさりしているという点はSFC版もそうだったし、ある意味原作再現ということ…やっぱり無理があるなw

 

 総評としては全体的な雰囲気などはかなり聖剣伝説3しているが、カメラやアクションなどは微妙にやりづらい(なんかこの評、FF7Rでも言ったな…)。

 マジで再現度とかは結構高くて、思っていたより聖剣伝説しているので、せめてカメラだけでも調整が入れば…。