遊戯王レガシー・オブ・ザ・デュエリスト(LotD)デッキ構築編。
今回は「ぱっと見に使い道がよく分らないカード」を中心としたデッキ構築編。
■スクラップ・コング
獣族/効果/地属性
LV4 ATK2000/DEF1000
このカードが召喚に成功した時、このカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ
送られた場合、「スクラップ・コング」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
「スクラップ」カテゴリーとしてはある意味有名なモンスター。出ただけで自爆するという出オチ気味な効果持ち。同じレベル、同じ種族で蘇生効果持ちの「スクラップ・キマイラ」がいること、自壊してのサルベージについては「スクラップ・オルトロス」でも召喚権なしで同じようなことができるなど、スクラップという範囲で見ても使いづらい面が目立つという可哀そうな子である。
だが、それでも遊戯王は懐が広い。このようなカードだって使いこなせるデッキ構築は存在するのだ。ということで今回はこの「スクラップ・コング」軸のスクラップデッキです。
■コング軸スクラップ
<モンスター>18枚
- 幽鬼うさぎ:2枚
- ゴブリンドバーグ:1枚
- 召喚僧サモンプリースト:2枚
- スクラップ・キマイラ:3枚
- スクラップ・コング:2枚
- スクラップ・シャーク:3枚
- スクラップ・ビースト:3枚
- スクラップ・ゴーレム:2枚
<魔法>15枚
- ギャラクシー・サイクロン:1枚
- 死者蘇生:1枚(制限)
- スクラップ・スコール:3枚
- スクラップ・ファクトリー:3枚
- スケープ・ゴート:2枚(準制限)
- ソウル・チャージ:1枚(制限)
- テラ・フォーミング:1枚(制限)
- 補給部隊:2枚
- ワンタイム・パスワード:1枚
<罠>7枚
<エクストラ>15枚
- 月華竜 ブラック・ローズ:1枚
- スクラップ・ドラゴン:2枚
- レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト:1枚
- スクラップ・ツイン・ドラゴン:1枚
- 竜巻竜:1枚
- No.101 S・H・Ark Knight:1枚
- No.39 希望皇ホープ:1枚
- SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング:1枚
- リンクリボー:1枚
- 小法師ヒダルマー:2枚
- ミセス・レディエント:1枚
- 電影の騎士ガイアセイバー:1枚
- 鎖龍蛇ースカルデッド:1枚
基本路線はスクラップが効果破壊されたときに別スクラップを特殊召喚できる「スクラップ・ファクトリー」と、モンスターの破壊時にカードを1枚引く「補給部隊」を利用して場を整える【スクラップ】デッキです。コング軸といっておきながら、スクラップ・コングが2枚しか入っていないのはご愛敬w
- 「スクラップ・ファクトリー」と「補給部隊」がある状況だと「スクラップ・コング」はカードを1枚引きつつ、任意の(大体は「スクラップ・ゴーレム」)スクラップを場に出せるという非常に便利なカードに化けます。「スクラップ・オルトロス」も効果破壊はできるのですが、他のスクラップがいないと場に出せないという点が意外ときつく、初動で1枚しかなく動き出せないことが結構発生したため「スクラップ・コング」と「スクラップ・シャーク」を優先して投入しています。
- とにかく「スクラップ・ファクトリー」か「補給部隊」がある状態であれば展開でき、この動きに「スクラップ・ゴーレム」を絡めれば意味不明な速度で場がもモンスターであふれるのがこのデッキの面白味。
- 逆に言うとこれらを落とされると極めて厳しいため、カウンター罠や破壊効果持ちのモンスターを止められる「幽鬼うさぎ」「デモンズ・チェーン」も投入。エクストラデッキも、メインとなるスクラップ2種以外はいろいろな状況に対処できるモンスターを多めに入れ、展開が終わるまではとにかくメインエンジンとなる2枚を守り切るように動くべし。
- メイン戦力である「スクラップ・ドラゴン」や「小法師ヒダルマー」のコストにしやすいよう、場に残りやすいカードや「ギャラクシー・サイクロン」や「荒野の大竜巻」のように壊してもよいカードを優先して投入しています。
というかもっとメタビート寄りに構築すべきですねこのデッキ。ファクトリーや補給部隊に大きく展開を依存しているため、この辺引かなかったり除去されたりすると初動でもたつくことが多く、そこを乗り切るのが難しい。ただ、そこを突き詰めていくとコングあたりが抜けそうなので本末転倒なんですがw
それでもうまく使えたときの爆発力は魅力的で、相手の場を一掃しながら、1キルできる戦力を一気に展開して殴るのは爽快感高いです。スクラップそのものは今でも十分強いテーマだということを再認識したデッキ。
- というかLotDだと「スクラップ・ワイバーン」が未実装なのが辛い。これが使えればもっと楽に構築できたのにw