今回のボードゲームレビューは、幻のアクションゲームといわれるレア中のレアゲー「秀才コースゲーム けいさん」です。
↑さすがにAmazonにすらなかったのでパッケージ替わりに。
さて、この「秀才コースゲーム けいさん」は今は亡きタカトクトイズ発売の、ボードゲームというかおもちゃです。元々は海外ゲームらしいのですが、それがこういった垢抜けないタイトルになるあたりがさすがのタカトククオリティ。
ですがこのゲーム、そのもっさいタイトルからは想像つかないほどの熱いゲームだったりします。
↑全体像。見た目のインパクトが結構あります。
ゲーム開始時、真ん中のじょうごに、青い大玉をぐるぐる回るように落とします。最終的に回る力を失って落っこちるのですが、かなり絶妙な曲線を描いているせいか、思った以上に時間がかかるときがあります。
↑ボール投入。このじょうごをくるくる回って思ったより落ちるのに時間がかかる。
で、各プレイヤーは、このじょうごから青玉が落ちるより先に、端っこのシーソー上になっている発射台から球を発射(というか転がす)します。
↑スイッチを押すと、球が転がっていきます。
そして転がした球が青玉より先にゴールに到達すると得点となります。しかしここにこのゲームのキモがあり、その時に得られる得点は「先にゴールに入った球+1点」となっています。
そう、青玉が落ちるより先にゴールするだけでなく、他プレイヤーより遅くゴールする必要がある。そうこれはまさしくチキンレース。なかなか落ちない球を見極めつつ、どれだけ遅く正確にゴールできるかというゲームなのです。
- ちなみに青玉より遅くゴールすると、マイナス点になってしまいます。
↑ゴール地点。どれだけ遅くゴールできるか。チキンゲームの始まりだ。
最終的に、誰かが20点を超えたところでゲーム終了となります。ゲームルールは単純極まりなく、プレイ時間も10分程度と短いですが、なぜか延々プレイしたくなる不思議な魅力がある。そんなゲームですね。そりゃヤクオフで3万とか超えるわけだ。