全ファミ7月21日レポート

 全ファミ7月21日のレポートです。
 前日からの雨模様気味な天気のせいか、いつもよりかなり肌寒いぐらいでした(とはいえ、暑いよりはずっとマシでしたが)。
 この日は関西からの参加組などもいたりと、全体的に30名程度と多めの参加者となりました。

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 ではいつもどおり遊ばれていたゲームの紹介・・・の前に、この日は「アタック25クイズ大会」ということで、午後より全員参加のクイズ大会が開かれました。その様子から先にご紹介を。

 
↑準備中の様子。この日は大人数が参加できるようにプロジェクターを採用。

 さて、この日のクイズ大会はいつものような個人戦ではなく、チーム戦での戦いとなる。そのため、まずは予選が行われ、その結果でチーム分けが行われることに。
 そして、その予選は参加者全員参加の早押しクイズで行われることに。

 
↑20人近くが一斉に可能な早押し機。自作品らしい。
 まさかこの大人数(20人ぐらい)が一斉に使用できる早押し機があることと、それをきっちり用意したことに驚く。すごい本気度を感じるw

  • 予選は早押し問題の三問勝ち抜け。この順位によって本線のチームを割り振るという形式。
  • この早押しクイズそのものは真面目なクイズではなく、どちらかと言えば笑えるものばかり。とりわけ「笑っていいとものテレフォンショッキングに登場した芸能人の中で最も年齢が高いのは? 答え:デーモン小暮(10万40歳)」「徹子の部屋に登場した芸能人の中でもっとも年齢が高いのは? 答え:デーモン小暮(10万40歳)」「NHK大相撲中継に登場したゲストでもっとも年齢が高いのは? 答え:デーモン小暮」の天丼問題には大笑いさせられました。これは卑怯だろw

 
 さて、予選が終了し、チーム分けが終わったところで本選開始。
 この本戦は4つのクイズからなり、それぞれの設問が終わったところで得点が入り、最終的な総合点で優勝を争います。

 そして本戦最初の問題は「クイズSHOUByショーバイ・何を作ってるでしょうか?」クイズ。
 その名の通り、往年のテレビ番組「SHOUByショーバイ」にあった何かを作っている過程を当てるというクイズ。
 
↑「何を作ってるでしょうか?」クイズ。ぶっちゃけ今時の若者にはわからないであろうチョイスだw

  • 「何を作ってるでしょうか?」クイズは全二問。元の番組でもそうだったが、残り十秒ぐらいまでは本気でよくわからないが、十秒ぐらいからはすぐにわかるという絶妙な映像。これ手間かかっているなぁw

 第一クイズが終了時点で得点計算。
 さて、最初のクイズがあれだった時点でなんとなく想像がつくでしょうか、この日の得点はこれで決まります。
 
 そう、「SYOUByショーバイ」でお馴染み、ミリオンスロット! 正解数に応じてこのスロットを回すチャンスが得られ、得点していくというルール。5〜100萬という非常に幅の広いレンジなため、場合によっては一発逆転も可能、かもしれない。

  • この得点ルールが後に思わぬ展開を生み出すことになるのだが・・・

 
 第二クイズはこれまた往年のクイズ番組にちなんだ「クイズタイムショック!」。
 これはチームの代表者一人を選び、1分間に12問の問題に答えていくというもの。
 

  • ちゃんと回答者の背後に残り時間と答えが表示される仕様でのクイズ。やはり冷静に考えればわかりそうな問題も、いざ回答者の立場になるとなかなか答えが出てこない模様で皆悪戦苦闘でした。
  • きちんとお約束とも言える「今何問目?」や「○問目のクイズの答えは何?」といった問題も出て、場内を爆笑の渦に誘いました。
    • なお、元のクイズ番組だと回答数が少ないとトルネードスピンが行われていましたが、今回は6問以下の回答者がいなかったので罰ゲームは無し。惜しいことをしましたw

 第三クイズはまたまた懐かしのクイズ番組クイズ「ヒントでピント」から「テクニカル問題」と「16分割問題」。
 

  • テクニカル問題はモザイク状になった映像が何であるのかを答えるクイズ。時間とともにわかるようになっていくのだが、この分かり方がまた絶妙。
    • テクニカルは三問だったが、二問がカウント10(つまり出題時点での画像で即効正解)となる胸熱な展開。野生の浅井慎平かw

 

  • 16分割問題は、16個のヒントを下に答えを導き出していくクイズ。これまた早い方でわかるのは至難の業。たいてい最後の2〜3個ぐらいのヒントにオチがあるのだが、今回はそれでもわからない問題まであってみんな大苦戦。

 第三クイズが終わったところの得点はこんな感じ。

 最終クイズが終わったあとのラストスロットでは「200万」と「破産」の二つが入るためギリギリまで逆転がわからない展開に。

 最終クイズはいつもの「アタック25」形式。チーム全員参加のクイズバトル。
 
↑というわけで、最終的な結果はこんな感じに。

  • 最終的には赤チームと白チームの一騎打ちのような形に。
  • パネル1枚につきラストスロット×20%というマージンがつくため、トップにチームどちらも2倍以上の得点が入るという事態に。

 そして運命の最終スロット。ここでまさかの赤チームの「横取り40万」が炸裂。マージン計算で一気に100萬近くを白チームから奪い取っての逆転優勝となった。

↑最後の最後で飛び出した横取り40万。

 優勝した赤チームにはこちらの最中がプレゼントされました。

↑優勝賞品。洗剤とかのネタ商品じゃなかったw

 まさに白熱のクイズ大会でした。さすがにこれほどの規模で行うとは思ってもみませんでした。
 準備ご苦労様でした。

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 では、クイズ大会以外に遊ばれていたゲームなどをご紹介。

スペランカー(ゆとり仕様版)
 

  • 某動画サイトで有名になった「絶対死なないスペランカー」ことゆとり仕様版。これゲーム画面だけだと気がつかなかったけど、カセットのダイオードがLEDに変わっていてプレイ中七色に光るw 鬱陶しいわw
    • どれだけの高さから落ちても死なないは序の口。三角飛びでエレベーターなしでも登れるわ、ハイジャンプで画面二つ分ぐらい飛べるわやりたい放題のゲーム性。ただ、性能が高すぎて逆に難しいところもあったりするが。こんなゲームがさらっと遊べるあたりが全ファミの凄いところw


↑ちゃんとタイトル画面が「YUTORI」仕様になっているw


●バッドモーテル

  • 以前、ゲームマーケット春にいただいたバッドモーテル(第二版?)。ルールブックの内容が修正されていて、勘違いしやすいルールがわかりやすくなっていたのはありがたい。
  • 来週の全ファミは「正体隠蔽系ゲーム」をフューチャーする会になる予定なので、このゲームも多分何度も遊ばれることになるでしょう。


コロッサルアリーナ

  • この日のコロッサルアリーナは正式ルール版。掛金を置くタイミングが違うので、普段とは違う駆け引きが要求されるスリリングなゲームに。
    • このゲーム、拡張セットとか出しやすそうなんだけど、そういうセットは出さないのかね?


●倉庫の街

  • フェルト作の傑作ボードゲーム・・・だとは思うんですがいかんせん見た目の地味さが否めないのが悲しい。
    • 拡張セットはぶっちゃけ別ゲームすぎるので今回は通常版。


●フォレショレ

  • ペンギンと氷山、両方を同時に集めなくてはいけない競りゲーム。結構高度な読み合いが要求される面白いゲームだが、イラストのショボさが珠に致命傷。これ日本語版とか出してイラストを変えればもっと評価されるゲームじゃないだろうか。


●チルノのさんすうゲーム

  • 一言で言うならば東方版のノイ。ノイとの最大の違いとも言える「お友達カード」はぶっちゃけ使わないほうがバランス良く遊べる気がします。
    • ゲーム自体はシンプルでわかり易いので、普通に面白いです。


●BLAED BUSTER
 

  • ファミコンの同人ゲームなる世にも珍しい存在。2分間モードと5分間モード搭載の、往年のキャラバン仕様のシューティングゲーム。避けるのではなく破壊することに主眼が置かれたゲーム性に、大量のボーナス点の存在と、かつての熱さが蘇るような傑作。なにげにファミコンではかなりのグラフィック&スプライト量なのに処理落ちやちらつきがほとんどないのも凄い。
    • 音楽とかグラフィックとかは「時空戦艦ナック」そのまんまなのがちょっと面白い。それでいてまったく違ったゲーム性になっている。
  • ここでロムイメージが公開されているみたい→「http://hlc6502.web.fc2.com/Bbuster.htm


●テーベの東

  • 遺跡発掘をテーマとしたボードゲーム。肝心の遺跡を発掘するところは袋から手づかみの運任せなところが逆に遺跡発掘っぽいw
    • そういえばこれも日本語版出てたけど、ボードの地名とか日本語になっているんだろうか?


●パニックハイスクール

  • 全ファミ名物。今回も隙あらば卓が立つ人気ゲーム。もはや世界で一番パニックハイスクールが遊ばれているといっても過言ではないでしょうw そのうち名人戦とか出来そうなレベル。
    • もうちょっと手に入りやすければいいんですけどねこのゲーム。ググっても映画「ハイスクールパニック」ばっかり引っかかって、カードゲームで検索されるのが支部長のツイートかこのブログかってぐらい情報ないしw


オリンピア2000

  • 古代オリンピックをテーマとしたカードゲーム…なのですがなんでタイトルが「オリンピア2000」なんだろう? 出版が2000年だからとか?
  • 個人的には選手カードの絵が全部半裸(パンツ一丁)なのが気になるところw まぁ古代オリンピックってホントは全裸だったらしいからまだマシなのかも。


●ビラボング

  • カンガルーのレースゲーム。すごい勢いでぶっ飛んでいくカンガルーの動きが面白いゲームです。
  • このゲーム、旧版はプレイしたことがあるのですが、新版は初めて見た。旧版と違って、コマの裏表がないっぽいのだが、水路を超えたことをどうやって表現するのかが気になります。


●街コロ

  • いろんなところで遊ばれているところを見るようになった街コロ。やはりサイコロゲームというお手軽さが良いのでしょうか?
  • そういえば最近は「サイコロをニ個に増やす駅を最後まで建築しない」というサイコロ一つプレイが一部で流行している模様。実際どうなんでしょ?


●賽は投げられた

  • こちらは古代ローマ帝国をテーマとしたサイコロゲーム。降ったサイコロを様々な建物や公衆便所などに置いて、タイルを分け合っていくというもの。
  • 公衆便所はいつでもサイコロを置けて、振りなおしチップがもらえるというあたりがローマ的に笑いどころなのでしょうか?w 結構考えどころの多そうなゲームです。


バトルライン

  • たぶん最高レベルの二人対戦カードゲーム。この日もバトルライン最強決定戦のごとく、とある参加者二人によって熱い戦いが繰り広げられていました。


ドミニオン

  • 全ファミだと案外珍しいドミニオン卓。ただこの日持ち込まれた基本セットがドイツ語版だったため、初心者参加なのに基本セット抜きのサプライという、ちょっと珍しい事態にw
    • そういえば日本語版ドミニオン基本って再販されたんでしたっけ?

世界の七不思議

  • なんだか全ファミでは久しぶりな気がする七不思議プレイ。この日はたまたまローマが回ってきたので、ひたすらお金を貯めまくる商業プレイに走ることに。結果としてお金(+ミダス王の能力)だけで30点、商業施設で20点を超えて68点のトップに。拡張が入るとお金プレイ強いなぁ。
    • このゲームのプレイ回数ってもう100回は超えていると思うのだが、そろそろ統計をとってみようかな。


●ダンジョンウォー

  • TRPGまよキンこと「迷宮キングダム」のカードゲーム。箱の可愛らしさとは裏腹に結構複雑なルールっぽい。
    • このゲーム、カードゲームの割に妙に値段が高いのが気になる。カードゲームではなくTRPG関連商品という位置づけだからだろうか?


キングオブキングス

  • PS2ナムコミュージアムで繰り広げられるいつもの対戦。今回も次回に決着持ち越しに。今、たぶん日本で一番熱いキングオブキングス対戦がここで行われている気がするw
    • どれだけほかで行われているのかは知らないけど。


●ヴォーパルス

  • 同人ゲームなのにわりと定番化した感のあるドラフトカードゲーム。やはり拡張セットを入れて一気にバランスが良くなった感がある。今後も拡張セット入りを基本としてプレイしていきたい。


●キャプテンリノ

  • バランス系アクションゲームの傑作だが、この時期はクーラーなどをつけていることが普通なので、室内に風が吹くことが多く難易度が無駄に上昇したりしますw
    • 意外と傾いても平気なんですけどね。上の写真でも結構傾いています。


●トム&ジェリー カードゲーム

  • 20年以上前に発売されたカードゲーム。ゲームマーケット春で100円だったので買ったが、ついにこの日初めてプレイできた。
  • ゲーム内容的にはページワンだが、トムとジェリーのカードを交互に出していかなければならないところや、出すカードの強さがコロコロ変わるところなど、実は意外に面白いゲームだったのに驚いたw


●キャッシュ&ガンズ

  • 銃を突きつけ合うところが妙に笑いを誘うパーティ系ゲーム。「秘密警察」ありルールだとかなり熱い読み合いが重要となるところも面白い。
    • 拡張セットだとギャングVSヤクザという謎の世界観になるあたりもバカゲーっぽくて良いw


●サンドイッチ

  • パッと見には真面目なカードゲームっぽいが、実は「誰が考えたサンドイッチが一番美味しそうか」を決めるパーティゲームだったりする。
  • この手のゲームだと美味しそうよりもゲテモノを作る方に走ってしまいがちで、完成系を見るだけでも笑えますw


●ゆっくりあん

  • 東方版コヨーテことゆっくりあん。コヨーテにはない「×3」などの無茶なカードが場を盛り上げます。


●パックス

  • ローマVS反逆軍をテーマとしたカードゲーム。面白いゲームなのですが、手に入れにくい(テンデイズぐらいでしか手に入らん)ことが難点でしょうか。あと、ルールブックもわかりにくいし、いろいろ普及の難易度は高そうです。


●ノイ

  • この日の最後を飾るのは、お手軽系カードゲームのこいつ。いつでも始められていつでも終われるのがこのゲームの良いところ。
    • そういえば正式ルール版だと、本当は負けるごとに手札上限が減っていくんですよね。今度そのルールで勝ち越し戦とかやると面白いかもしれません。

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 次回は7月28日。「正体隠蔽系ゲームスペシャル」の巻。