最近は時勢柄ボドゲ会が開催されないため、ボードゲームで遊ぶなら専ら「BOARD GAME ARENA」(以後GBA)ばっかりになっちゃっています。
ということで今回のボードゲームレビューはGBAで最近実装された「ハピエストタウン」です。こいつは当ブログの過去記事で元ゲーを一度ちらっと紹介していますね。
ゲームジャンルとしては街を作り上げていく拡大再生産型で、サイコロや妨害要素のない「街コロ」といった風情のゲーム。ミニチュアチックな街をちまちま発展させていきます。
GBA版だとこんな感じの盤面(3人プレイ時)。 すっきりシンプル。
まず、ターンが始まったら、建物から収入を得ます。
↑一番右のコインがこのターンの「収入」。一番左が「現在の所持金」。
このゲームではまずお金がないと始まらないので、序盤はなるべく収入を得られる建物中心に集めておきたい。
続けて、場の「施設」カードの補充を行います。
↑3列ある。
施設は全部で3列あり、上から順に「1-3コスト」「4ー5コスト」「6-9コスト」と、より下のカードほど強力なものになっています。
ここから、場のカードが3枚になるまで、任意の列のカードを引いて場に出していきます。
- 場に出す前に1枚だけ要らない施設を破棄することもできます(任意)。次プレイヤーへの妨害や後半のまくりのために場を開けておくといった、このゲームの数少ない(でも結構ここで差が付く)駆け引き要素になっています。
補充が終わったら、そこから1枚カードを購入できます。「施設」カードの代わりに共用の「住宅」カードを購入することも可能。
↑住宅カード。ここは共用。
カードにはステータスとして「収入」のほか、「人口」と「幸福」の要素があり、ゲーム終了時にこの2つを掛けた値が「最終的な得点」となります。いずれか一方だけ集めると点が伸び悩みますのでここはなるべくバランスを取って収集していきましょう。
- 「人口」は住居カードで稼げるので、施設は「収入」と「幸福」よりに集めていくのが良い感じかも。
- またGBA版の説明だと分かりにくいのですが、「同じ名前の建物は1つだけ」という制約もあります(特に住宅を建てるときに引っかかりがち)。
また「特殊施設」というカードもあり、こちらは集めた建物の「色」を合わせることでノーコストで追加建設することが可能。効果もデカいので、なるべく中盤あたりまでに取っておきたい。
- これまたGBA版のルールブックには書いていないんですが「入手できる特殊施設は1つまで」です。 なんでこんな重要なルールを書いていないんだ(むしろ「1ターンに1つまで」みたいな書き方をしているので、2つ目以降も取れるみたいに見えるし)
そんな感じで進めていき、誰かが10軒の建物を建てきったターンでゲーム終了。「人口」×「幸福」点が最も多いプレイヤーが勝利となります。
ゲームルールは非常にシンプルですが、建物の補充や特殊建物を巡る押し引きなど、軽めのプレイ感の割には満足感が高い。これカードゲーム版はあまりプレイしていなかったけど、こうしてGBAでプレイできるようになったらちょっと遊ぶ(10~15分ぐらい)のにちょうどいい感じ。
さらに「追加得点効果を持った特殊建物」を使用するエキスパートモードの存在もあり、ちょっと本格的に遊びこむこともできると至れり尽くせり。
今後、定番として定着するぐらいの名作ゲーム足りえるんじゃないでしょうか。まじでGBA版は(まだβ版ということですが)超快適なのでみんなも遊ぶといいよw
- 難点は…これゲーム自身の難点じゃないですが、何度か語った通りGBAのページに乗っているゲームルールからだと一部分かりづらいところがあること。こんなシンプルなゲームなのにピンポイントで困る所だけわからないという嫌がらせじみた所業w プレイ前には一度本家のルールブックを一読しておいた方がいいです。