[ゲーム]ゲーム感想年表 2011年上半期分

 なんとなく毎年恒例になっていた一年を振り返るゲーム感想。ずいぶん遅れてしまいましたが、今年もやります。
 2011年度発売の新作ゲームの中から、私が実際にプレイしたソフトについて、発売日順に(プレイ順ではないですのでちょっとおかしいところもありますが)コメントを交えながら、2011年のベストを決めたいと思います。

-寸評のほか、オススメ度(☆〜☆☆☆☆☆の5段階)つき。オススメ度は面白さだけでなく、誰にでも進められるゲームかどうかも考慮しています。あらかじめご了承ください。

    • 今回は上半期(1〜6月)までに発売されたゲームについて取り上げています。下半期分と同時に今年のベスト発表させて頂きます。


■1月 いきなり3本購入から始まった2011年。幸先のいいスタートw

  • ぞんびだいすき(DS)
    • チェンソフト謹製のまさかのゾンビ・リアルタイムステトラジーゲーム。ゾンビをタッチペンで操って街を襲うというアイディアは脱帽ものw なんでこんなゲーム思いついたチェンソフト。
    • ゾンビ自身がそれなりに意志を持っているため勝手に動いてしまったりと誘導難易度は地味に高かったりしますが、難易度そのものはそんなに高くなく、詰まってもレベルを上げていけば割となんとかなります。
    • 個人的に残念な点は牧場で飼える(?)ゾンビの総計が少なめなこと(60人)。牧場をうろうろしているゾンビを眺めているのも楽しいので、ここはもうちょっと増やしてほしかったなぁ。
    • オススメ度は☆☆☆。DSはRTS向きなのでもうちょっとこういうジャンルが増えてもいいと思うんだ。
  • ラストストーリー(Wii)
    • 今年唯一購入したWiiの新作ソフト。FFの生みの親こと坂口氏制作で任天堂販売という珍しいRPG。戦闘のシステムがシンプルながら独特で戦略性が高く、広大な島の探索も面白い。ストーリーがチャプター管理となっているので進行状況が分かりやすいのも〇。
    • ただ、ストーリーの進み方によって島が探索できなくなったり、クエストの進行状況がよくわからなかったりと面白いんだけどかゆいところに手が届かない…そんな印象のRPG。こういうところはちょっと改善してほしかったな。
    • とはいえ何だかんだと言っても水準以上のゲーム。オススメ度は☆☆☆。
  • サガ3 時空の覇者 〜Shadow or Light〜(DS)
    • 実はこの月一番楽しみだったゲームw サガシリーズの鬼っ子であったサガ3が、DSサガ2のエンジンを使って華麗にリメイク。
    • レベル制だったGB版とは違い、サガ2までの使った武器で能力が成長する方式に代わっているなどシステム面では大幅刷新。連携もDSサガ2と比べて使いやすくなっており、前作からの進化もうかがえます。いやほんと、ここまで徹底してサガらしいゲームシステムに置きなおしてくるとは思わなかったよ。
    • ストーリーは大筋ではGB版と同じですが、エスパー二人を含めメンバー全体がやたらしゃべることでキャラクターが立っていることと、隠しボスの存在のためエンディングの印象はだいぶ変わったものになっています。でもまさかりシスターは健在だったw スタッフ分かってる。
    • システムやストーリーの変更を含め、非常によく出来たリメイク。元のGB版を知っている人も知らない人にもお勧めできるRPG。オススメ度は☆☆☆☆。

■2月 1月の反動か、この月の新作1本だけ。 まぁ、実際は3月ごろに買っているのですが…。

  • 円卓の生徒(XBOX360)
    • ストーリー主導、キャラ重視のちょっと珍しいダンジョンRPG。チーム村正謹製のPCゲームの移植版(元のオリジナル版は未プレイなのでどれほど違うかはわからないですが)。
    • ダンジョンRPGにつきもののキャラメイクがなく、よくあるJRPG的なキャラクターたちと共に冒険を繰り広げる、ストーリーRPGのような内容。実際ストーリーはダンジョンRPGとしては良く、特にRPGのお約束である「なんで魔王をごく少数の勇者たちで倒すの?」という疑問点にきっちり回答があるところはかなり感心したw 
    • 難易度のほうもそこそこで、マップに点在するトラップポイントをうまく使用していけばそれほどレベルや装備で困ることもなく、理不尽展開も少ないのでダンジョンRPG初心者にもお勧めできるレベル。むしろ主人公が宝箱の解呪を最初から覚えているのは楽過ぎないかと思うぐらい。
    • あえて残念なところと言えば、レビュー時にも書いたけどフォントが小さいこと。我が家のXBOX360は、そこそこ大きめのPCモニターにVGA出力しているのですが、このサイズでも字が読みにくいし、フォント変更もない。ここは本当に何とかならなかったのか。
    • 上記の点以外では文句のない、水準以上のダンジョンRPG。オススメ度は☆☆☆。

■3月 0本購入。この時期はおもにMHP3rdをずっとプレイしていました。

■4月 2本購入。

  • 最後の約束の物語(PSP)
    • イメージエポックの「JRPG宣言」とやらが飛び出した(多分)渾身の一作…だったと思われるが、なんかいろいろ残念な作品。
    • キャラクターの魅力で引っ張る「キャラゲー」の範疇なのにキャラクターロストがある、という点は非常に挑戦的だなと思いましたが、実際にプレイしていると、そんなにロストしない…というか特殊攻撃が強くてバランスは良くない。事前に紹介されていたヘイト管理もそんなに気にしなくともよい…というか面倒なのでゴリ押ししてたら問題なかったりと、戦闘バランスはかなり調整が甘い感じが。
    • ストーリー的にも設定こそ面白いのですが、そこかしこでいろいろ破たんしていたり(王様結局何のために死んだの? とか、なんで黄金の武器を最初から持っているくせに装備していないんだとか)、基本的に城の中だけで完結なので同じところの行ったり来たりで全体的にマップが狭く感じられたりと空回り気味。あと、やっぱり物語が1日だけというのは無理があると思う。
    • オススメ度は☆☆。プレイ時間は短めなのでまぁそこそこかな。
  • 第二次スーパーロボット大戦Z 破界編(PSP
    • PS2で出てたスパロボZの続編。Zと比べても格段に遊びやすくなっていて(小隊システムがないのはありがたい)、サブオーダーのおかげでサブキャラを鍛えやすいので分岐時も安心とゲームバランスも良好になっている。
    • 参戦作品がとにかく多いが、基本Zのメンバーは後半に仲間になっていくので、新規作がわりとじっくりストーリーに絡んでいるところは〇。
    • 個人的に好きなボトムズとダイガードの参戦はうれしい限り。しかもこいつらエース級に強いし(特にボトムズのキリコの強さは異常すぎw)。Zのメンバーが仲間になるのがちょっと遅すぎる気もするが(特にアムロとクワトロ)、まぁ二部シナリオの前編だし、次回作での活躍に期待かな。ただ、「再世編」がいつ出るか、PSPで出るのかって心配はありますが…。
    • オススメ度は☆☆☆☆。Zの続きだけど、Zやってなくても割となんとかなるのでスパロボの入口としてもおすすめできます。

■5月 0本。「電子艦隊ナック チャンピオンズバトルトーナメント」とかがありました。この時期はあまりゲームしてなかったな。

■6月 3本。ダンボール戦記以外は全部後で購入していますが。

  • ダンボール戦記(PSP)
    • レベルファイブ謹製のロボットアクションゲーム。ゲームと同時にアニメも放送していて、レベルファイブの本気度がうかがえる一品。
    • で、アクション部分なのですが、あんまり目新しさとかありません。プレイ前は「カスタムロボ」みたいなゲームを想像していましたが、どちらかといえば「ガンダムVSシリーズ」に近い感じかな? ダッシュなどに必要な「ブーストゲージ」がすぐ無くなるのでイマイチスピードが足りないとか、必殺技がいちいちカットインが入ってテンポが悪いだけでなく簡単に回避できてしまうとか、そもそも戦闘が単調で、あんまり面白いものでもないので、はじめて数時間で非常にダレました。対戦だとまた違うんだろうけど。ストーリー上の敵との対戦はそれなりに緊張感があったので、NPCと延々戦ってレベルを上げるよりはとっとと先に進んでいったほうがいいかも。負けても基本ペナルティ無いも同然だし。
    • アニメ部分はさすがに力を入れているだけあって抜群によく出来ているのですが、気にかかったのがストーリー。なんか省略されていないかって部分が結構あって、アニメ版を見ていないとイマイチ細かいところが分からない気が(まぁ基本アニメ見てる子供がメインターゲットなのだろうけど)。
    • オススメ度は☆☆。「ダンボール戦機ブースト」がこの後発売されたけど、こちらは未購入。どのぐらい変わっているのだろうか?
  • ゼルダの伝説 時のオカリナ3D3DS)
    • ニンテンドー64の歴史に残る超名作「時のオカリナ」フルリメイク。
    • 基本的には64版と同じなのですが、グラフィックはかなり向上しています。操作性も64版のときよりも扱いやすいぐらい(よくよく考えたら64コントローラーより小さいしね3DS)。
    • 理屈抜きで面白いゲーム。今プレイしても全然色褪せない傑作なので、3DS購入時にまとめて買ってもいいでしょう。ただ謎解きはマジで難しいw
    • オススメ度は☆☆☆☆☆。ちなみにまだクリアできていません。…む、昔はできたのに、年食って脳が衰えたんでしょうか…。
  • ToHerat2 ダンジョントラベラー(PSP)
    • リーフ(アクアプラス)の「ToHeart2」をベースとしたダンジョンRPG。「ToHeart2」はなんかはるか昔にPS2版を少しやったぐらいでキャラとかほぼ忘却の彼方でしたが、まぁそんなに問題ないw
    • いかにもギャルゲー的見た目ながら難易度は結構硬派で、特にボス戦の難易度はかなり高く歯ごたえがあります。ダンジョンの仕掛けもかなりややこしく複雑で、正直冗長ささえ感じるほどw 
    • ゲームバランス的には「メイド職」と「くのいち」のふたつが尋常でなく強い&使い勝手がよく、このふたつが探索&ボス戦にほぼ必須だったりしますが、それ以外はけっこう自由度の高い編成や育成が可能で、スキルの継承やレベルリセットを利用しての能力値上げなどかなりやりごたえがあります(むしろありすぎます)。自分も結構やりこんだのですが、100時間程度ではさっぱり終わりが見えません。
    • あとチュートリアルを兼ねているはずの「補習授業」がやたら毒と愚痴が含まれまくりだったり、同じくチュートリアルの「ペギー&ベアード」のイベントが最終的にもう全然攻略関係ないコントになっていたりと、本筋と関係ないイベントも多く用意されていて、それらを探す楽しみもあります。
    • 非常によく出来たダンジョンRPGですが、あえて難点をあげるとすれば、モンスターが基本女の子でいかにもギャルゲーチック(実際ギャルゲーですが)なので電車でプレイしづらい事w
    • オススメ度は☆☆☆。ダンジョンRPG好きならばさらに☆+1といったところ。いやこれは結構意外な大穴タイトルだと思う。

 上半期の新作は以上9本。思っていたより新作買っていたんだなぁ…。
 続きはまた後日。なるべく早めに…