アスファルト4:エリートレーシング

<公式>
http://www.gameloftjapan.com/products/000452/index_dsi.html

なんとDSiウェアという容量的に厳しいとおもわれる形態での3Dカーレースという大変チャレンジブルなソフト。
しかも登場する28車種は実在の車という大変力の入ったゲーム。これで800円って。

  • 車種はフェラーリアストンマーチン、ベンツ、BMWなどが大目。後バイクも数台存在(この場合、ライバル車も全員バイクのバイクレースになる)。
  • 一台だけミニクーパが混じっているのはご愛嬌(それでも250Kmも出るんだけど)。

DSiウェアということを考えれば驚異的ともいえるグラフィックで、レース開始前に若干の読み込みがあるのがちょっと玉に瑕ですが、車種といいコースの書き込み具合といい、グラは大変頑張っています。
で、ここまでみれば凄くリアルよりのゲームっぽいですが、肝心のレース部分はバカ一直線です。

まず、車両のチューニングはカラー、リム、タイヤ、エンジン、ECU(エンジンコントロールユニット)、エアフィルター、エキゾースト、クランクシャフト、排気量、シリンダー、ピストン、ブレーキ、トランスミッション、アブソーバー、モディファイアと多岐に渡って変更できますが、マシンの性能は最高速度、加速性*1、ブレーキ性能*2、操作性の4つのステータスしかないのではっきりいってそれほど気にしなくても、大雑把でOKです。

  • 基本的には最高速が早いマシンが良い。序盤だと「CORVETTE Z06」、中盤以降では「NISSAN GT-R」や「FERRARI 599GTB」あたりが扱いやすいか。

レースには5つのモードがあり「レース」は言うまでもなく順位を競うタイプで3位以内で賞金が出ます。これは特に言うことはありません。
「VS」だとライバルカーが1台の状態で、自分で賭け金を設定して取り合うタイマンバトルになります。これも問題ありません。
「クラッシュ」は他のライバルカーを特定台数クラッシュさせることでクリアとなります。さぁ、ここからがこのゲームの醍醐味ともいえるモードです。

実はこのゲーム。ライバルカーを後ろから押したり、横から挟み込んで壁に押し付けるとクラッシュさせることが出来ます。ダメージ表現とか無いので壁に押し付けられた車は板切れのように宙を待って吹っ飛びます。このありえない光景が凄まじく笑えます。
かなりやばいことのように思えますが、敵をクラッシュさせることで一定時間加速できる「ニトロ」が得られ、かつクリア時の賞金として「クラッシュ」ボーナスが入りますのでがんがんクラッシュさせましょう。

というか、一見まともなレースゲーっぽいのに、このクラッシュさせるという要素が追加されたばっかりにこのゲームは時にレースゲーとは思えない展開になります。
実際、モンテカルロコースなどのカーブが多い場所はまともに走るよりもカーブの曲がりっぱなにニトロを使って体当たり→敵車を吹っ飛ばしてニトロゲット→さらに体当たり、のコンボを決めたほうが手っ取り早いです。何か間違っている。
また、ドリフトを維持するとニトロが増えるので、こちらも重要なテクニック。慣れてくるとドリフトを利用したサイドアタックで敵車をクラッシュさせられるようになります(重要)。
また、このレースはどうやら公道レースらしく、何度も敵をクラッシュさせたり、対向車線を走ったり、普通に道行く一般車両をクラッシュさせたりしていると報道ヘリがやってきてボーナスが入ったり、ソレにつられてパトカーがやってくることもあります。このパトカーは体当たりでこちらを止めようとしてきますが、ここまでの流れを読んだ方は思いつくことでしょう。当然、パトカーもクラッシュさせます。そしてボーナス+ニトロ。もうやりたい放題ですね。

  • ちなみに自分がクラッシュさせられると賞金から引かれます。壁際を走っていると良くやられます。あと対向車にぶつかる事故も結構多い。

あまりレースゲーはやらない私ですが、このクラッシュさせる要素が妙にツボにはまってしまい、ずっとコレやってました。これは久しぶりのヒット。
値段も安いし、ちょっとした合間にプレイできるレースゲーとしてオススメ。

*1:0-100kmの到達時間で表示。感覚的に3秒切ったら優秀だとおもう。

*2:100-0kmへの制動距離で表示。こちらは30M切るぐらいから優秀。