- 出版社/メーカー: マーベラスエンターテイメント
- 発売日: 2009/06/04
- メディア: Video Game
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このところマーベラスは結構良いゲームを出していたので*1、このゲームも結構期待していた。
で、発売日に買って以来、合間合間にプレイして12時間ほどプレイした感想を。
- まずゲームを始めて思ったことは「ティルズみたいだ」。キャラクターの造形とか、ゲームデザインとか、見た目とかストーリー展開とかが激しくデジャブした(悪い意味ではなく)
- 戦闘はコマンド式だがかなり独特。APと呼ばれる行動に必要なポイントをパーティで共有するため、時には全員で、あるいは一人で何度も行動するか・・・と結構戦略性に富んでいる。
- このシステムのため、特定の敵に対して強くなる「○○特効」のスキルはパーティメンバー全員にばらしておいた方が楽になるかも。
- 一回の戦闘はかなり短時間で終わる。戦闘シーン切り替えの読み込み時間もほとんどなく、かなり快適。
- 金は一回の戦闘でかなり手に入るが、使う量も半端なく、新しい街に行くたびに常に資金が不足気味になるのは良いバランスだと思う。
- 武器は基本的に何を装備しても攻撃力が変わらない。その代わりに各武器に個別のスキルや能力上昇のピースと呼ばれるパーツを組み合わせる形になっている。組み合わせを考えるのは結構面白く、見た目優先で武器を選んでもけっこう問題ない。
- ただし、ピースを組み合わせる操作がちと面倒。どのピースが誰の武器に装備されているか一目で分からないので、いちいち確認しながら装備していかないといけない。ここは何とかしてほしかった。
- 武器を使いこなすことで、その武器にくっついているスキルや能力アップのピースが引っぺがせるようになるので、武器は積極的に変えてゆくほうが良さげ。
- ザコ敵は本当にザコだが、ボスの強さはガチ。攻略法に気がつかなかったり、レベルが足りていないと即殺。戦闘システムとあいまって、ターン中にボスの攻撃が集中すると体力全開からでも即死することさえある本気仕様。
- アイテムは常に余裕をもっておいた方がいい。特にゲーム最序盤の「骸使い」戦は、アイテムをうっかり買い忘れた状態でセーブするとかなりひどい目に会う。
ゲーム全体のデザイン、さくさく進む戦闘システムや短い読み込み時間(ほとんど分からない)など、ゲームそのもののは快適かつテンポよく進む。それでいてボス戦ではきちんと頭を使い、戦略を練らないとあっさり負けたりと難易度的にヌルくなっていないこともポイント高し。
今のところ、ほぼ難点の見当たらない(マップがちょっと見辛いぐらい)非常に良質なRPGだと思う。
ストーリーも、まだ序盤であるがこれから盛り上がってくる気配が見えてきて先が楽しみになってきた。
*1:特にWiiでは「ルーンファクトリーフロンティア」と「朧村正」が良かった。携帯ゲーム機でも「勇者30」のように小粒だが安定しているイメージ。