ゲームショップ巡りの旅(立川・PAO立川店)

 せっかくのGWなので、いろいろとゲームショップ巡り(主にブックオフ)などを敢行してきました。今回は立川のゲームショップ「PAO立川店」へと行ってきたのでその様子などを。

 

 PAO立川店はブックオフ立川とはちょうど道路を隔てた向かい側のビルにある。商業ビルの一角にゲームショップが入っているとか今時珍しいな。

 

 電気店のゲームコーナーとかとは訳が違う、この圧倒的ゲームショップ感が素晴らしいw

 

 店内は当たり前ですがびっちりゲームばかり並んでいますw 広さはちょっと狭い…というか面積の2/3がカードゲームコーナーで、1/3ぐらいのスペースしかないので仕方ないですが。

 

 ただ、陳列されたゲームにこういう手書きのポップがめっちゃ貼られていて、ゲーム専門店ならではの熱量が伝わってきます。というか字が多いw

 

 こういう店舗独自のランキングがあるところも今じゃだいぶ少なくなりましたね。このお店だとエルデンリングが1位なのか。いやむしろゼルダがいまだ3位の方がおかしいかw

 

 このお店はどちらかといえばカードショップの方が力入っているらしく、かなり広いデュエルスペース(フロアの半分ぐらいあった)と豊富なカード単品販売スぺースがありました。(お客が入っていたのも圧倒的にカードゲーム側)。

 

 遊戯王の「万物創成竜」が498000円だった。このカードどこ行ってもクソ高いなw

 

 めちゃめちゃ珍しいのが、このゲームではゲーム大会用のスペースがあったこと。ちょっと狭いですが、8席もスペースがあるのはちょっとスゲェな。

 

 また、カードゲーム系の大会配信用のスペースまであった。こんなショップ見たことないわw

 

 ということで中々個性的なゲームショップでした。

ゲームマーケット2022春に入手したゲームで遊んでみた(1)

 ゲームマーケット2022春から二週間ほど経ちまして、ぼちぼちいくつか遊ぶことができましたのでレビューなどを。超ひっさびさのゲームマーケット産ゲームレビューです(2年半ぶり)。

  • 基本的にインディー系のみ紹介。またあくまで私がゲームマーケット2022年春で入手したゲームであり、初出が2022年春ではないものも含まれています。そこのところよろしく。

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●ぬくみ温泉繁盛記(工藤さんのゲーム)

 理想の温泉宿を作る、シンプルなワーカープレスメントゲーム。

 毎ラウンドごとに3体のワーカーをアクションに配置しつつ、資源の獲得、カードの獲得や施設の建築などを行っていくという、初心者にもわかりやすいシンプル目な基本ルールとなっている。

 施設はこのように初期タイルとなる「受付」にくっつけていく形となります。

  • タイルの繋ぎ方には「受付の下側には配置できない」ぐらいしかないため、このように受付の隣が畑といった訳が分からない温泉宿を作ることもできますw

 

 また「助っ人」というカードもあり、これを使うことでターン開始時に素材の仕入れや、特殊能力を使っての経営サポートも可能。このサポートの使い方がゲームの要となります。

 また、「全体方針」、「個人方針」といった、条件を満たすことでゲーム終了時にボーナス点となる要素もあるため、温泉をどのような方向に拡張していくべきかという指針もあります。

 ただ、ルールは分かりやすいんですが、シンプルさゆえにバランスがきついところもあり、特に「資源の入手のしづらさ」は結構辛い。特に序盤がめっちゃカツカツ。

  • アクションの中には12面ダイスを使ったものもあり(一応出目のフォローができる要素はあるにはある)、このランダム性の高さが結構厳しい。でもこれで良い出目を狙っていかないと資金や稼げない。逆に運が良ければ一気に抜けて有利になるしで、さすがにこの点はもうちょっと抑えめにならんものか…。

 畑や生け簀、鶏による生産物の循環などが機能してくる後半あたりはかなりバチバチなワーカープレスメントとして面白くなってくるだけに、序盤をいかに安定させるかといったところがカギになる、そんな感じのゲームでした。

 

●TAKUMI ZOO(株式会社ハナヤマ)

 小学生がデザインしたという、なかなか面白い経歴の拡大再生産型ゲーム。

 敷地を開拓して動物園を作っていくというちょっとだけアグリコラ(二人用の方)をほうふつとさせる内容となっており、ゆるカワイイ動物たちの見た目とは裏腹に、かなりしっかりしたシステムとなっている。

 

 プレイヤーは毎ラウンド、地形タイルを1枚取得してこの動物園ボードに配置し、動物たちを購入して配置→動物ごとに決められた収入を得て、さらに拡張していくというのが基本的な流れ。

  • 動物を買うには決められた地形タイルを繋げて配置する必要があり、つながった枚数が増えれば増えるほど、よりランクが高い(収入が多い)動物を飼うことができるようになっています。
  • ちょっと面白いのが「動物を戻す」というシステムで、マップタイルを拡張後、そこに配置していた動物を戻し、ランクが上の動物を獲得するといったことができること。大半の動物が購入費用分稼ぐためには2~3ターンかかるという部分と合わせてうまくバランスがとれており、「購入費用以上を稼ぐまで待つか?」「より早く1ランク上に切り替えるか」という見極めが重要。
  • シンプルながら非常に良く出来たゲームなのですが、唯一惜しかった点として、私が購入したセットではコンポーネントの封入が間違っており、タイルが全種類入っていなかったw (今回は友人購入のセットで遊んだ)。まぁこれはゲームそのものの評価とも違いますが…。

 ということで今回紹介するゲームの中ではこれが一番面白かった。小学生デザイナーという異色さにひかれての購入でしたが、システムやバランスが非常に良く出来ていてビビった。今時の小学生侮れないな…。

 

●ビルドギルド(Hakuroko)

 ファンタジー世界で冒険者たちを揃えていく、アクション選択+セットコレクションタイプのカードゲーム。キャラクターがすべて鳥の姿で描かれており、かなり可愛らしいのが特徴。

 プレイヤーは毎ターン、アクションの中から一つを選んで資金を稼いだりステータスを上げたり、イベント起こしたりしながら、冒険者を獲得していき、自分だけのギルドを作っていきます。

 こちらがステータスボード。ステータスの種類が結構多い。

 こちらが冒険者。全員鳥の姿で非常にかわいい。

 

 ステータスの上昇や冒険者ギルドのメンバーにより、偉業や伝説のパーティといった得点カードを獲得することができます。最終的に5名のギルドメンバーを集めたプレイヤーが出たらゲーム終了。その時点で得点が最も高いプレイヤーの勝利となります。

 プレイした感じだと「収支とにかく資金繰りがキツイ」。システム的にはシンプルなんですが、アクションごとに得られる収入が思ったより少なく、全然金が溜まらない。冒険者を雇わないとここは状況を打破できないのに、雇えるようになるまで何ターンもかかるという点が厳しく、この点はもうちょっと緩くても良かったのではないかな…。

  • 基本1アクションで1金ずつしか増えないため、どうしても冒険者を雇うのに複数ターン必要になってくる。それでいてイベントカードによっては資金が減るものも多いため、かなりジリジリした展開になりやすい。序盤に「商人」を引いて、「採取」で得られる資金を+2にするとだいぶ楽になるんですが、どの冒険者が場に出るかは運次第なので、どうにもならないときはマジでどうにもなりません。

 

●MOU(かなめもーしょん)

  最後になるのはシンプルな神経衰弱ゲーム。なぜかボドゲ界隈ではたまに出現する「神経衰弱系ゲーム」ですが、これは模様が牛柄模様といった代物。非常に覚えづらいw というか同じかどうかを確認するのに地味に手間取るわw

  • コツとして模様を覚えるときは「青森県」「琵琶湖」のようになんらかの地形に見立てて言語化していくとやりやすい。

 

Swtich版「神獄塔 メアリスケルター2」リメイク版1クリア後感想

 3月末からずーっとプレイしてきた「神獄塔 メアリスケルター2」ですが、ようやく「1」リメイク版の攻略が完了しました。これにてメアリスケルター2完全攻略です。俺はやり遂げたぞw

  • 今回はメアリスケルター2のネタバレが若干含まれます。

 

 2→1と連続でプレイしてきただけにめっちゃ長かった。1だけでもプレイ時間30時間ぐらいかかったので、合わせて75時間ぐらいかかった。まさかこんだけかかるとは思っていなかったよw

  • 一回やり直しているのでプレイ時間を合わせたら100時間超えていた。

 

 2の前日譚(というか並行世界?)という設定のためか、2では死亡していた黎明のメンバーが大量に出てきます。というか2のキャラクターって小説版のキャラだったのね。1プレイしていて初めて知ったわ。

 

 2だと黎明が壊滅していましたが、こっちでは割と普通に街の規模になっており、退廃的ではあるけど閉塞感はそんなにない感じ。

 

  基本部分は前作と同じで、様々なギミックがある3Dダンジョンを乗り越えていく形式。2で観た外観のダンジョンも、だいぶ異なる構造になっています。

 

 戦闘システムも基本的には「2」の時と同じなのですが、非戦闘要員(アイテムと浄化系コマンドだけ使える)のジャックが常にパーティメンバーにいるため、5人での戦闘というのが大きな違い。

  • 2とは「返り血」の仕様が結構違っており(いきなり溢れるほど溜まることが無い)、ジャックの「メアリガン」によって汚れを祓っていくペースがギリギリ間に合うため、意図的にジェノサイドモードにしやすく、十分戦力として使っていけます。というかこれだけで死亡率グッと下がりましたね。やっぱ2の(浄化が間に合わないのことによる)暴走し易さはなんかおかしいw
  • また魔法に詠唱が無いため、リベロ系やマジシャン系の使い勝手がかなり高く、後半は親指姫、ハーメルンの二人のマジシャンが全体攻撃を連打していくことで雑魚敵がかなりサックサク。結果として2よりもずっと快適な戦闘でした(歯ごたえが無いとも言えますが)。このため職業バランスも2よりずっとまとまっており、正直なところ1の方が遊びやすい印象。
  • ただ、UIが微妙に洗練されておらず「ステータス」や「装備」、「スキル使用」を行う時にパーティにいないメンバーを直接選べず、誰かを選ぶ→LRで選択するとやらないといけないあたりが地味に面倒(2だと直接できた)。また、職業変更時にステータス変化が確認できないあたりも厳しく、いちいちステータスを開いてチェックする必要があるなど、この辺はせっかくリメイク版として作成したのだから2に合わせて直しておいて欲しかった。

 

 相変わらずナイトメアは絶妙にキモ怖いデザイン。強さも2のときより手ごわい印象。

  • というかボス戦が全体的に難しい。2では全く状態異常攻撃を喰らった記憶がないが、こちらでは後半の敵が使ってくる状態異常(とくに眠り、スキル封印)がかなり厄介になってくる。

 

 2にはなかった要素として、巨大ナイトメア戦がある。

  • 遭遇時、隔離されたダンジョンに閉じ込められ、そこでナイトメアと何度か戦って勝利しないと脱出できないという特殊バトルで、ストーリー的には大変盛り上がる演出なんですが、ナイトメアに追いかけられているときと同じくメニューが開けず、パーティメンバーの交代やできないなど面倒な要素があり、この辺が2に受け継がれなかった原因なんだろうなぁ…。

 

 通常の1ストーリーを一度クリアすると、2とつながる隠しダンジョン「地下洞窟」と「都庁」が解放される。ここからが結構長いw

 

 この2の回想に出てきた都庁が実際にダンジョンとして歩き回れるのはちょっと嬉しい。というかつうは良くここを一人で駆け抜けたな…。

  • ただ、裏ボスの役割となる都庁のナイトメアが正直あんまり強くないのはちょっとしょんぼりしますが。正直そこまでのザコの方が苦戦するかも。

 

 こうして1&2通してプレイした感じでは、ゲームバランスはやや難(いつものコンパイルハートらしさ)ではあるが、雰囲気やストーリーはかなり面白い。

 ダークな世界観に可愛らしいキャラクターが見事に釣り合っており、最終的にすっきりと2→1とストーリーが保管したうえでハッピーエンドで終わるので、3Dダンジョン系ゲーム好きならオススメできるんじゃないでしょうか?

  • とはいえ、2→1を連続してプレイすること前提のストーリーなので長いというのが一番の弱点かな…。

 

  • 特に1リメイクを最後までプレイすると、つう&人魚姫が仲間になるのはちょっと痺れました。まぁ、CGイベントとかは用意されていないんですが。

 

 最終的なパーティは以下の通り。完全に偶然かもですが2の最終レベルと大体同じになりました。

  • アリス(LV92 デストロイ)
    • 主人公だが2のつうとは異なり、パーティから外すこともできる。
    • 性能としては最後まで優秀で、シンデレラに次ぐ第二の主砲としてボス戦でダメージを稼ぐ役として活躍してくれる。
  • 赤ずきん(LV92 ピエロ)
    • 2では不遇だったリベロ系ですが、1では詠唱時間という要素が無いため、回復、バフ、デバフ、素早さを活かした全体攻撃にと、まさに万能職として活躍可能。
  • シンデレラ(LV92 デストロイ)
    • 2とは見た目が完全に別人のように違う唯一のキャラ。2の時のような強力な魂血スキルこそないものの、攻撃力がチーム1高いため、レンジラッシュによる対ボス戦の主砲としての活躍が見込めます。
  • 親指姫(LV92 ブラッドウィッチ)
    • 2とのシステムの違いによりマジシャン系の価値が大幅に上がったことによりレギュラー化。雑魚敵では全体攻撃で敵を蹴散らし、ボス戦ではバフを積んで味方をサポートする役として活躍します。
  • ハーメルン(LV93 ブラッドウィッチ)
    • 2とは異なりマジシャン系。仲間になるのがかなり遅いが、親指姫と二人で雑魚殲滅役として活躍する。ボス戦だとアイテムが使えるグレーテルと交代しても良い感じ。

 

 よし、これで後はFinalをプレイするだけ…さすがに何か挟むかw

ゲームマーケット2022春 一日目に参加してきました

 本日はひっさびさに「ゲームマーケット」に参加してきたよ。2019年秋以来だから、前回参加から2年以上ぶり。

 

 本日の会場となる東京ビックサイト。朝早くに訪れたらめっちゃ霧に包まれていたw

  • コロナ以降のゲームマーケットでは混雑回避のためか、開場すぐに入場できる「早期入場券」制度があるが、今回はそれを使わずに一般入場。あまりにも早くに来たため、待機列もしばらくない状態でしたw
  • なお、結構外で待つことになりましたが、この日はめっちゃ晴天で暑さのあまりクラクラした。4月だからと言って舐めてましたが、ちゃんと暑さ対策をしていくべきでした。

 

 12時にようやく会場入り。このロゴもめっちゃ久しぶり。

 

 会場はほどほどの混雑具合。コロナのあれこれでかなり入場者数には気を使っているのか、入場時にスタッフの人が人数をキッチリ数えていたのが印象的。

 

 ということで今回も目についたブースの様子などを

 

 『子供の遊び』をいろいろ揃えていた「未来試作研究室」というブース。「カー消しゴムはじき」にボクシーのボールペンを揃えているところは分かっていますねw

 

 ピザのようなパーツを組み合わせてビー玉迷路パズルを作るキット。複数人で傾けたりして遊ぶらしく、かなりデカい。

 

 モザイクタイルを使ったなにやらアーティスティックなアブストラクトゲーム

 

 こちらは今秋発売予定の「江南」というゲーム。中国テーマでバリバリの重ゲーっぽく、雰囲気はかなり良い。これは発売されたら抑えておこう。

 

 サプライ系のブースの一角。この「トークンセット」は軽い樹脂製で、ゲームが終わった後に小袋にしまい易いようにちょこっと口が付いている優れもの。これは買っておけば良かったかも。

 

 宇宙人とサメがはりつけにされていたブース。なんだか知らんがインパクトは凄いw

 

かなり昔からゲームマーケットに参加されている「500円ゲーム」こと「SMART500」のブース。ここの小箱系タイトルは箱が共通ながら、かなり洗練されたデザインで好き。

 

 猛烈なジャングル感が出まくっているブース。川口探検隊みたいだw

 

 小物系を取り扱っているブースで見かけた、「丸い玉状の水筒」。これめっちゃファンタジー感あって良いですね。スチームパンクなコスプレに似あいそう。

 

 ボドゲのはずなのにカラバットが付きだした異様な商品が目を引く。この訳が分からん光景こそがゲームマーケットよw

 

 常連のミニチュアのペイントコーナーではライブペイントイベントが行われていました。マスク姿に違和感がないw

 

 今度出るゴジラのゲームの広告。ゴジラの立て看板もありましたが目を引いたのがこのオキシジェンデストイヤーを持った芹沢博士の看板。渋いところを突いてくるなぁ。

 

 ブシロードのブースではいろいろなカードの展示。ヴァンガードが10周年ってもうそんなに経っていたのか…。

 

 コンポーネント系が非常に凝っている「itten」のブース。一見しただけで何のゲームなのかさっぱり分からんなw

 

 ずっと行列が出来ていた「やのまん」のブース。ボードゲーム業界の老舗メーカーですが、なんか最近急に作風があか抜けた感ありますね。

 

 物理的な対戦ゲームを発表している「Kawada」のブース。この「KLASK」は磁石でホッケーを行うというゲームですが、あまりにデカいのでボドゲ会ではまず見かけることはない一品ですねw

 

 様々な謎コントローラを使って遊ぶTVゲーム。これの他にも受話器やらブランでグラスとブラインドといったマジで謎のコントローラばっかりだった。どういう発想でその辺をコントローラにしようと思ったの…。

 

 「アレックス・ランドルフ生誕100周年記念」の特別ブース。彼の制作したゲームの展示や講演会などが行われていました。

  • 「ガイスター」や「ハゲタカのえじき」、「ツゥイクスト」など傑作ゲームを発表して、ボードゲーム界隈に「ゲームデザイナー名を箱に載せる」という文化の奔りとなったなど、マジで偉大なゲームデザイナーと呼ぶにふさわしい人物。「ツゥイクスト」も再販されたし、最近再評価の流れが来ていますね。
  • 次にこういう生誕100周年が祝われそうなデザイナーだとシド・サクソンあたりでしょうかね。

 

 そんなこんなでマジでくたくたになりながら帰宅。昔のイベント参加に比べ、体力ががっつり衰えたことを実感しますね…。

 本日の戦利品はこんな感じ。

 可愛らしい動物が描かれた動物園開拓ゲームの「TAKUMI ZOO」。動物缶バッチもついてきてちょっと得した気分w

 

 中箱系は、和風ワーカープレスメントの「ぬくみ温泉繁盛記」と文明発展系の「歴史悠久」。

 

 小箱系は惑星開拓ゲームの「テウスフィア」、冒険者ギルドを作っていく「ギルドビルド」、農場を作る神ペンゲームの「Farm Complex」、牛柄で神経衰弱をする「MOU」の4つ。

 

 ボードゲーム用のモビロンバンド2袋。ちゃんと「ボードゲーム用」と銘打たれているところが気に入ったw

 

 久しぶりのラブリー会のゲーム。ここはいつも変わらない手作り感が魅力ですね。

 

 えー…こちらについてはコメントは差し控えさせていただきますw

 

 いやー、久々の参加だっただけに堪能してしまいました。はやくコロナが収まって、こういうイベントに憂いなく参加できるようになってほしいですね。

Swtich版「神獄塔 メアリスケルター2」 2クリア後感想

 マジで今更ですが、2年ばかり前に購入してずっと寝かせていたSwtich版「神獄塔 メアリスケルター2」を再プレイし始めました。一度途中までプレイしてレビューまで書いていたのに寝かせてしまっていたので、ずっと気がかりだったんです。

 

 そんなわけで、今回は改めて初めからプレイを再開し、「2」のストーリー本編クリアまでプレイしました。4月に入ってからずっとプレイしていたので、ブログの更新もめっきり滞ってしまったりもしましたがw

  • 今回からタグに「コンパイルハート」を付けました。ただ、この編集により少し事故ってしまい、過去の記事の一部が消えてしまうという事態に…。やっちまったぜ。2年前の「神獄塔 メアリスケルター2」レビュー記事も消えてしまったので、改めて最初の部分含めたレビューにします。

 本作「神獄塔 メアリスケルター2」は、タイトル通りメアリスケルターシリーズの2作目だが、こいつは2の内容とは別に1のリメイク作もついており、1本で2本分遊べる…というかストーリー的には2→1プレイが推奨されています。

 

 そんなわけで前半戦となる「2」をクリア。クリアまでにかかったプレイ時間は46時間と、イベントコンプリートや稼ぎプレイを行ったわけでもないわりに結構かかりました。

  • 1もこの後プレイすることを考えるとスゲェ大ボリュームなゲームですね…。

 

 ゲームとしてはコンパイルハート作お得意のダンジョンRPG。効果音とかがめっちゃ既視感あるなw

 

 ダンジョン内は多数のギミックがあり、リアルタイムで変化するギミックを乗り越えていく必要があったり、パーティメンバーの能力を使って乗り越えていくマップがあったりと、なかなか歯ごたえがある。

  • 後半になるとめちゃくちゃギミックも複雑化し、ちょっと進むにも結構頭を使う必要が出て来る。この辺の謎解き要素は好みもあるでしょうが、単調になりがちなダンジョン攻略にメリハリが出るので個人的にはアリかな。
  • ただ、ダメージを受けるギミックはかなり凶悪で、特に「落とし穴」はダメージがHP50%とかなりデカく、それでいて見た目に分かりづらいので割としょっちゅう引っかかってしまう(特に曲がり角に落とし穴があるとキツイ)。このゲームの死因1位は間違いなくコイツ。
  • あと、マップ上の表示で階段マスが「上に向かう」のか「下に向かう」のかが分からない表示となっているのだけはマジで勘弁してほしい。オート移動がめちゃくちゃ優秀なのにこのせいでどっち進んでいいか分からん時が多いのだ…。

 

 

 戦闘そのものはコンパイルハート系お約束の素早さ優先順・敵味方の行動順が見えるバトルシステム。また本シリーズの特徴としては攻撃のたびに「返り血」が溜まっていき、これを「舐める」ことでキャラごとの魂血スキルと呼ばれる能力が発動できたり、マックスまで溜まると「ジェノサイドモード」としてパワーアップしたりする要素がある。

  • この「返り血」のシステムは一見するとメリットですが、ダメージを受けたりすることで溜まる「穢れ」という要素があり、これによりジェノサイドモードではなく「ブラッドスケルターモード」になってしまい、味方を攻撃してくるというリスクがある。というか、コレがめちゃくちゃ凶悪で、パーティメンバーが少ないうちはこれにより全滅につながることも多い。敵の攻撃以上に味方の攻撃の方が怖いため、戦闘中は随時誰かしらが「舐める」を使って返り血を調整していく必要があるのは中々厳しい。また、魂血スキルの優秀なメンバーが有利であるため、メンバーの固定化につながりやすいのもマイナス。
  • また、キャラごとのジョブ間のバランスもあまり良くない。というか魔法系のスキルが発動まで時間がかかる「詠唱」というシステムとなっている関係上、魔法系スキルに偏っているマジシャン系がぶっちぎりで使いづらい。他、妨害系スキルに「詠唱」必須が多いリベロ系も結構使いどころに困るため、最終的にはダメージを取っていけるファイターかアーチャー、回復はアイテムが使えるサイエンス系というパーティに偏ってしまう。キャラゲー要素が強いのに使えるメンバーが限られるのはちと辛いな(コンパイルハートのゲームにはありがちですが)。

 とまぁ、RPGのバランス部分ではいろいろ突っ込みたくなるところはありますが、全体的にダークな雰囲気とストーリー、それに合った音楽などはかなり良かった。

  • ナナメダケイ氏が描くキャラクターの見た目は可愛らしいのに、ストーリーはとにかく重い。その重さが陰鬱な世界観にマッチしており、すごく先が気になる内容となっている。
  • 特に最終ダンジョンからエンディングへの流れは悲劇かつ衝撃的過ぎる展開の連続。「1からの続編」という部分が前振りとして機能しており、こんな終わり方をされたらリメイク版1をプレイしないわけにはいかないなw 正直なところこのストーリーだけでもプレイする価値あったなぁと思うぐらい。

 というわけでなんだかんだで楽しめた。というかこれまでプレイしてきたコンパイルハート系ゲームの中では一番良かったと思う。やり直し含めて70時間近くもプレイしているんだからそりゃ思い入れもあるってもんですがw

 

 最終的なメンバーは以下の通り。途中で何度かレベルリセット掛けているので最終レベルはあまり当てにならないかな。

  • つう(LV93 アルタイル)
    • パーティから外せない主人公。1度に2回行動ができるという特殊なポジションのため、AGI優先で育成や装備を行うとかなり使いやすくなる。「最速行動」「AGIアップ」「ATKアップ」あたりのパッシブスキルがオススメ。
    • 攻撃に補助に回復にとあらゆる場面で活躍してくれる様はまさに主人公。
  • ハーメルン(LV93 ブラッドロード)
    • 最初にパーティ入りしてからずっとレギュラーだったメンバー。中盤あたりまでは「マーシャル」で最速の全体攻撃役、後半は「ブラッドロード」でボスキラーとして大活躍してくれる。
    • 血式能力の「磁力ピッコロ」もブラッドファームで育てたアイテム回収で非常に役立つし、ストーリー上の活躍も大きいとかなり存在感があったキャラ。
  • シンデレラ(LV93 ブラッドロード)
    • 仲間になるのは中盤からですが、魂血スキルの「魂血オールプレイヤ」(全体SP回復)がめちゃくちゃ有用で、この娘がパーティ入りした直後からスキル使い放題になります。パーティにいるかいないかで回転速度がぐっと変わってくる、有用というか必須級キャラ。
  • アリス(LV93 ブラッドロード)
    • 仲間になるのは最終版だが、このゲームのスキルの性質上ファイター系キャラが強いため、即レギュラー入りできるキャラ。
    • アリスに限ったことでもないですが、ファイター系は範囲攻撃かつ属性攻撃の「ウィンドエッジ」と多段攻撃技である「レンジラッシュ」を取得できるというだけで使う価値あり。
  • グレーテル(LV93 サイエンス)
    • つう以外でアイテムが使用できるサイエンス系であり、回復アイテムが大量に手に入る後半は回復薬として便利なキャラ。豊富な補助系スキルやアイテムドロップ率アップ、敵のHPゲーを見られるようになるスキルなど有用なパッシブも多く、パーティにいれておくと大きく安定する。
    • サイエンス系だと白雪姫もいるが、魂血スキルの「魂血ヒーリア」(全体HP回復)の有用性からこっちを採用。
  • かぐや姫(LV93 スナイパー)
    • 後衛タイプであるアーチャー系。とにかくAGIが高く、入手できる武器攻撃力も高いため、終盤まで「オールアタック」による雑魚キラーとして活躍してくれる。
    • 何となく先に仲間になるかぐや姫をずっと使っていましたが、魂血スキル的には眠り姫でも良かったかも。

 

 エンディングに今は亡き電撃PlayStationの文字を見かけて軽く感動する。そういえばこれ「電パイル」ブランドの作品だったね・・・。

 

 さて、では1の方も遊びますかね…。さすがにあの2のエンディングを見たらプレイしないわけにはいかないですしねw

 

ゲームショップとかブックオフとか巡ってきた(本厚木・相鉄線沿い編)

 本日はちょっと久々に本厚木のゲームショップ巡り。ついでに相鉄線沿いのブックオフを回るというプチ旅行を敢行してきました。

 

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 というわけでまずは本厚木から。なんだかんだで10年ぐらいボドゲ会で訪れているだけあってもうすっかり地元ですねw

 

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 まずは新顔となる駿河屋・桃太郎。駅からほど近いところにあり、立ち寄りやすいところにあるのもポイントですね。

 

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 中は充実のホビー空間。ゲーム、アニメ、プラモにフィギュアとなんでもござれ。

 駿河屋博といえども1フロアでこれだけ広い店舗はそうそうないのでは。

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 ゲームコーナーは割とスペースがあり、マニアックな機種のゲームも平然と棚挿しで並んでいるというなかなかカオスな空間。レトロゲームの量も豊富で巡っているだけで楽しい。

 

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 ここはボードゲームのコーナーもそこそこ広さある。まぁさすがに荷物になるのでここで買っていくわけにはいかんですが…。

 

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 ここのプレミアゲーコーナーは中々カオスなソフト(たまにハード)があり見ごたえがあります。

 目を引いたところだと、PSゲームなのにPCエンジンみたいな演出が印象的な「快速天使」が39800円、PS屈指のクソ格闘ゲームとして名をはせる「ザ・マスターズファイター」が50600円。昨今はPSゲームもプレミア化進んできたなぁ…。

 

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 すんごいプレミアというわけではないですがGBAの「桜国ガイスト」が7150円と定価越えしていたのが印象的。これは所持しているのでいつかプレイ日記上げたい。

 

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 つづけて本厚木のハードオフへ。

 

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 この入り口付近のファミコンタワーを見るとそれだけでワクワクしますねw

 

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 このお店はレトロゲームが充実しているのですが、まさかのMSXソフトまで普通に売ってました。MSX版ラストハルマゲドン初めて見たわ…。

 

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 いつもの「ゲームステーション本厚木」。

 

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 この大量のゲームばかりが並ぶ空間が愛おしい。街のゲーム屋は本当にいまや絶滅寸前の貴重種なので、なんとか頑張ってほしいなぁ。

 

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 プレミアソフト処だと、「キミの勇者」と「きらめきスターロード」がどっちも16800円になっていた。この2本、なんか最近妙に値上がりしている気がしますが、再評価の流れとか来ているんでしょうか?

 

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 本厚木の最後は「アミューあつぎ」内のブックオフ本厚木店。

 

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 ここは複合店なのでフロア自体はかなり広く、ゲームコーナーもこの一角分ある。ソフトのお値段もブックオフ標準といったところなので、ここでお値段をチェックしていこう。

 

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 続けて海老名に移動し、そこから相鉄線にのって横浜方向へ。実は相鉄線に乗るのは初めてだったりします。


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 続けて相鉄線さがみ野」駅のブックオフ。ここのブックオフはなんか建物の形がおかしく、やたら奥に向かって細長かったり、妙な位置に柱があったりする。

 

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 特にわけわからないのがゲームコーナー。ここのゲームコーナーは1Fにあり、広さはそこそこですが、レトロゲームなどは特に置いていない。まぁ、地方のブックオフによくあるパターンかと思っていたのですが…。

 

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 何となく2Fに上がってみたところ、奥の奥にレトロゲームの「部屋」があった。ここ絶対、従業員スペースだったところじゃないかw

 

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 中にはレトロゲームがぎっりしあった。一度期待をスカされただけにめちゃくちゃテンション上がるw

 

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 なぜか、任天堂系のレトロゲームが超充実。とくに64系ソフトがブックオフでは見たことが無いレベルで、一棚まるまる64というなかなかない光景が見られます。ワゴンソフトもそれなりにあったり、ゲーム系書籍にマニアックなものがあったりと、見どころが多いお店です。駅から近いのでアクセスしやすいのもポイントですね。

 

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 続けて平沼橋からちょっと歩くところにある横浜平沼店。

 

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 ここはこじんまりとした店舗で、立ち読み客とすれ違うのが難しいぐらい狭いのが特徴。その割にはゲームコーナーはそこそこ。ただPS系に偏っているラインナップな印象。

 

そして、平沼店から歩いて横浜へ。なんか私の旅の終着点が横浜になりつつあるなw

 

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 ちょっとショックだったのが「トップボーイ横浜西口店」が閉店していたこと。

 

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 気を取り直してブックオフ・ビブレ横浜店へ。このアングルの写真ももう何度目だろう。

 

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 今回、ブックオフ巡りをしていて気が付いたのですが、横浜店は若干、他の店舗よりもPS4ソフトなどの値段がちょっと高い模様。

  • 私は勝手にブックオフの値段指数として「聖剣伝説3」を利用しているのですが、2022年4月時点では大体2700円のところ、横浜店では3200円ぐらいする。新宿もそうだけど、大都市のブックオフはちょっと高いのだろうか…。
  • その代わりといった何ですが、横浜店なぜか任天堂系は安かったりしますが。

 

 というわけで本日の戦利品。

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 レトロゲーム枠を3本。

  • 悪魔くん再アニメ化するらしいのでゲームを購入。いつやるんでしょうね。
  • スラもり2は意外と安売りしているところが無い。名作なのでそのうちリメイクとか出ないでしょうかね。

 

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 これもレトロゲームっちゃそうなのかな…。どっちも200円だったので購入。PS3ソフトはなぜかPS1より安く売られていることが多いな。

 

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 マリオ3Dコレクションに入っていないマリギャラ2。500円とかなり安かったので衝動買い。

 

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 今日一番の出物。鬼畜王ランス闘神都市Ⅱの設定資料集がなぜか200円で売ってた。この手の本で200円ってスゲェ珍しいぞ。

漫画レビュー「アナゲ超特急」

 半年ぶりぐらいの漫画レビュー。今回のタイトルは「アナゲ超特急」。

 こちらは「ボードゲーム紹介系漫画」というかなりニッチな題材の内容となります。

  • 作者は「磨伸 映一郎」氏。アナログゲームにはまってツイッターで呟いたり同人誌を書いていたりしたら仕事貰ったという経緯らしい。スゲェ羨ましい展開だ。

 「美女たちがきゃっきゃしながらボドゲで遊ぶ」というその部分だけ見たら「放課後さいころ倶楽部」と似たようなテーマなのに、こちらは完全なギャグ漫画。まぁ磨伸 映一郎氏でギャグ漫画じゃなかったら

 とにかくテンション高いギャグのキレで、パロディネタを得意とする同氏らしく、大小さまざまなパロディネタを盛り込みつつ、肝心のボードゲームについてもゲームのルール、楽しみどころ、ツッコミどころなどが過不足なくまとまっており、紹介漫画としてもめちゃくちゃ面白い。

  • 紹介している漫画も、一発目が「渡る世間はナベばかり」「とくがわあつめ」とインディー系ゲームだったり、「キルDr.ラッキー19.5周年版」のような海外パブリッシャーのゲームだったりで、非常にバラエティに富んでいます。何が紹介されるのか全然予想できねぇw
  • 個人的には「第12夜 ソーシャルトレイン大迷惑列車」の回が好き。鉄道ゲームに対するテンションの高さ、天丼ギャグのキレなど完成度が高い。さすがはタイトルが「超特急」なだけはありますね(というか、むしろ超特急というタイトルなのに意外と電車ゲーム少ないな…)。
  • あと「第2夜 横暴編集長」の作家バージョンルール(出来上がった内容をプレゼンする)は、オプションルールとしてアリですねw むしろ広めていくべし。

 この本の最大の欠点は「電子書籍版が(今のところ)無いこと」。こんなに面白いのに、書籍版を入手しないと読めないこと。わざわざイエローサブマリンまで行って買ってきたw さすがに電子書籍無しは今時厳しい。こんなに面白い漫画なんだから、ぜひ電子版も出してほしいね。