Switch版「CrescentTower ~クレセント・タワー~」レビュー

 2026年明けましておめでとうございます。今年も残り365日となりましたがいかがお過ごしでしょうか?(ノルマ回収)。

 というわけで新年一発目はゲームレビュー。今回のゲームはSwitch版「CrescentTower ~クレセント・タワー~」。8bit風のレトロテイストなグラフィックが魅力のダンジョンクロウルRPGです。

  • 8bitのグラもあって以前遊んだ「Dungeon Antiqua」っぽさもあります。というかDungeon Antiquaが気に入った人であればこっちもぜひやるべき一本ですね。

 とりあえず今回は裏ボス攻略までプレイした感想になります。大体11時間ぐらいかかりました。

 

 

  舞台となるのはここ「マリダムのじょうかまち」。ここから青い三日月の夜に会わられるという「ミカヅキの塔」に登って頂上を目指すというのが本作のストーリーの流れ。ここから全10Fの塔を攻略してくこととなります。

  • OPを見る限りだと10Fには収まりそうもないぐらい塔がデカいんですが…まぁ全10FはダンジョンクロウルRPGのお約束ですからね。

 

 町の施設で一番好きなキャラが図書館にいる獣人のビリジアさん。ただ図書館ってほとんど行くことないから、施設だと一番影薄いなぁ…。

 

 ダンジョンは2Dマップを探索していく形式。、「あかり」をつけてマップ表示範囲を広げ、「マッピング」することで見えている範囲をマップとして記録しながらすすめていくことになるという探索性が重視された中々独特なシステムとなっている。

  • 割としっかり目にマッピングしていかないと気が付かない仕掛けなどもあります(後述)。

 

 バトルはサイドビューのコマンドバトル。ここがFFっぽいのも「Dungeon Antiqua」っぽいなぁ。

  • 通常攻撃や呪文のほか、職業毎に使える「ジョブスキル」と、種族(人間/獣人/エルフ)毎に使える「種族スキル」がある。特にエルフの種族スキル「めいそう」はMPを1回復するという効果があるため、呪文が回数制の本ゲームだと非常に強力。魔法職はエルフ安定ですね。
  • 獣人の種族スキル「たいあたり」も(対象を選択できないものの)単体防御無視ダメージと一部のモンスター(DQのメタル系に相当するメダルモンスター)を倒すのに役立ちます。エルフや獣人と比べると人間は種族スキルが「ぼうぎょ」しかないのでめっちゃ扱いづらい。

 

 重要なのが「探検家」のジョブスキル「コンパス」。これを使うことでそのモンスターのステータスや持っているアイテムを確認可能。これは一度確認すればその後参照可能になるので積極的に集めていこう。

  • 特に本作では装備を強化するためには積極的に盗賊の「ぬすむ」を使って行く必要があるため、誰がどんなアイテムを落とすかの情報は最重要。

 

 とりあえず1Fの探索時は、マップ奥にある石碑を触ることで「ブルーゴースト」と何度でも戦えるので(これもダンジョンクロウルお約束)、ここで少しレベルを上げて体制を整えよう。

 

 本作のダンジョン探索で一番詰まったのがこの6Fの謎解き。このポジションにたどり着くには滑る氷の床に囲まれたエリアに侵入する必要があるのですが、どうやってもそこに止まれるルートが無い、というもの。ここめちゃくちゃ迷ったわ…。

 

 正解は見た目には分からないが「外壁が無い」場所から壁の外側を回っていく、というもの。これはちゃんとフロア全部をきっちりマッピングしないと気が付かない仕掛けになっている。分かるかこんなんw

 

 さて、そこからさらに突き進んで9F。ここはフロア入ってすぐのところでOPに登場していた謎の女性リルリが待っている場所がある。ここで「ふるびたつるぎ」を貰ったらすぐ10Fに向かおう。

 

 ここで見られるイベントCGの風味がガチでレトロなPCゲームっぽい。そうそう半透明処理がこんな感じだったw

 

 10Fに来るとフロア入り口で戻される場所があるが、ここでフィールドスキルの「ゆうき」を使うと「ふるびたつるぎ」が「ゆうきのつるぎ」にパワーアップし通れるようになる。本作最強武器であり、ドラゴン・悪魔・アンデット特攻というとんでもねぇ強さ。これを獲得するために9Fから10Fは速攻で上がることをお勧め。

 

 固定戦闘7回+中ボス3回という連戦を潜り抜けて現れるラスボスを倒したら塔の頂上へ向かいエンディング。この度の結末がどのようなことになるのかは君の目で確かめてくれ(一応ネタバレ防止)

 

 というところでエンディング。パーティキャラのバトルキャラクターとスキル構成一覧が見られるあたりはFF5のエンディングを彷彿としますね。取り合えずここまでなら8時間ぐらいで到達可能(途中6Fの謎解きで相当沼ったのでそれが無ければもうちょっと早いかも)

 

 何だかんだでクリアまでがっつり遊んでしましましたが、レトロな雰囲気ながら一ひねりあるダンジョン探索、スキル継承を絡めたキャラ育成の面白さ、レアアイテム掘りとダンジョンクロウルとしての面白さは中々味わい深いものが有ります。

  • BGMも良曲揃い。めっちゃFF1~3あたりの風味を残した懐かしさを感じるメロディで、このゲームをプレイする層が何を望むのか非常に良く分かっている出来。あらゆる面で「そうそうこういうのでいいんだよ」感をつるべ撃ちしてきます。
  • あえて面倒な点を挙げるならば、中盤あたりからレベルアップに必要な経験値が激増するのに、気軽にレベルドレインをしてくるアンデットが蔓延り過ぎてて「まもりのゆびわ」(ドレイン防止)なしだとまともに探索出来ない場所があること(特に8Fは謎解きやマップ無限ループもあるので結構長く探索することもあり地獄)。この要素は正直面倒くさいだけなのでいらなかったな…。

 1280円とお手頃価格な本作ですが、古のRPGが大好きなゲームファンであれば非常にオススメできる一本。

 

<隠しボス攻略編・わりとネタバレ>

 ではここから隠しボス戦。大体LV30ぐらいで挑みました。10Fで3~4時間ほどレアアイテム堀りを行っていると大体自然にそのぐらいになるかな。

  • でもクリアレベルLV16→30まで上がるほどレアアイテム漁りしたのに最高レア武器全然出ねぇ…。ギリギリ「マサムネ」(刀で2番目に強い)ぐらいしか入手できなかった。これアイテム図鑑埋めしようと思ったら相当な苦行なのでは…。

 

 隠しボスは塔9Fのストーリーで訪れたこの崖っぽいところ。ここにリルリの姉を名乗るマーサがいるのですが、こいつに体当たりを仕掛けることでバトルを挑めます。主人公側から難癖付けられる隠しボスというのも珍しい。

 

 マーサはアヴァロンというラスボスのコンパチを召喚してくる。正直マーサ自体は大したことが無いのですが、残していると延々アヴァロンを呼び出されて非常に鬱陶しいので先にこちらから倒す必要がある。

  • マーサはHPが全モンスター中最大(999)だが、ターン1行動しかしないので、アヴァロンを呼び出す初ターンでオンソク→3連攻撃を叩き込めば割とあっさり倒せる。
  • アヴァロンの方はホーリーアニマルがイプジオン(全体魔法攻撃)やじひびき(全体物理攻撃)を使ってくるようになった感じのモンスターで手強いのだが、HPが相変わらず低め(たぶん255)で、今回はLV補正もあって普通に攻撃が当たるためそこまで手強くはない。

 

 裏ボスクリア時の最終パーティはこんな感じ。何だかんだで結構楽勝だったのでもう少し低くても何とかなるかも。

  • 勇者/人間(カイト) LV30
    • 主人公キャラでありパーティから外せない。職業も「勇者」固定でこいつだけ転職ができないため、継承スキルによるパワーアップができない。ただステータス自体は高いし、勇者専用の「ゆうきのじゅもん」も独自性が高い。こいつのLV6魔法「オンソク」(3回攻撃)は本作のリーサルウェポンとなる超性能。
  • 忍者/人間 LV27
    • 探検家→忍者という職歴のキャラ。忍者は「こうれつこうげき」スキル持ちのため後列からでも攻撃力が変わらず、「2回攻撃」が使えるため殲滅力も高い。盗賊系技能も持っているためトレハンにも向いているという優遇職。探検家経由だと「HPちょうさ」スキルあたりを持ってくればボス戦時にHP確認が出来て便利。
  • サムライ/獣人(マックス) LV28
    • 初期パーティ組の一人。盗賊→サムライという経路で転職。最終的にこいつのジョブスキル「いあい」(全体攻撃)によりすべての敵を一撃で葬っていくようになったリーサルマシン。というか後半はサムライなしだととても稼ぎやっていられませんね。
  • 賢者/エルフ(ネネ) LV28
    • この娘も初期パーティ組の一人。魔法使い→僧侶→賢者というこいつだけ2回転職ルートで進んだ。バフ・回復要因としての起用だが、終盤では素早さが微妙に足りない状況もあったため、魔法職の場合は魔法使いと僧侶の間に盗賊を挟んで「すばやさUP」スキルも取っておいた方が良かった。
  • 賢者/エルフ LV28
    • こっちは僧侶→賢者ルートで育てた。本当に何故か分からないがHPが非常に高く育ち、一時パーティトップの値となっていた(最終的に勇者に抜かれた)。攻撃力があるので前列に置いていたが、後半は魔法でのバフ・回復メインで使っていたため、後列でも良かったかも。