星霜のアマゾネス プレイレビュー

 
 何気に体験版配信された頃から気になっていた、ギャルゲーの皮を被ったダンジョンRPG。でもCERO-D。

  • 昨今ギャルゲーといえばPS系列といった印象が強いですが、なぜか希にこういうブッ飛んだゲームが任天堂系に出るのは何なんだろうw

 とりあえずプレイ時間12時間ぐらい。5章クリアしたあたりまでプレイしました。大体半分ぐらい?

  • 女だけの監獄星という割と思いテーマなのに、味方になるキャラクターはどっちかといえば一部を覗いてお気楽というかアニメ的というかw 特に「シンイリ」と「クィーン」はいいキャラしすぎだ。あと序盤のボスとなる「ショチョー」もここまで何度もイベントに絡むとは思ってなかったよ。
  • マップはいわゆる3DダンジョンRPG形式だが、意外にもギミックが多め(序盤から一方通行とかがかなり多い)で完全に探索しようと思ったら難しい。
    • ただ戦闘ではお金が手に入らず、基本的に宝箱からお金を得る以外ないため、アイテムを購入していこうと思ったらきっちり探索をして宝箱を回収していかないとやりくりが厳しい。
  • 戦闘システムはかなり独特。毎ラウンド3ポイントずつ回復するAPをパーティキャラ全員で共有する。攻撃には「斬撃」「射撃」「衝撃」といった攻撃三属性に「回復」「特殊」といった属性があり、特定の攻撃属性につながるスキルを使用することで「連携」となりスキルの効果が高まったり特性が変わったりする。この連携をどうつなげていくか重要で、意外と戦略性が高い戦闘となっています。
    • とりわけ雑魚戦で全体攻撃になるスキルや、ボス戦でのAP回復、ステータス変化系のスキルにどうやって繋げるかが勝負の要。スキルは使用回数に応じてレベルアップするため雑魚戦でなるべくまんべんなくスキルのレベルを上げておくべし。
  • ターン中攻撃に参加しなかったキャラは敵の攻撃の対象とならず、デンチが自動的に1回復する。このシステムを活かし、敵の強力な攻撃が来るターンに防御系スキルを持つキャラのみを囮で攻撃させるといった方法もボス戦では有効。
    • とりわけ敵攻撃を完全無効化する「クノイチ」の「空蝉の術」は対ボスの切り札。
    • このゲームには回復アイテムなどの存在はなく、全部キャラクターのスキルでやりくりしないといけない。で、やっかいなのが「全体回復スキル」で、ターン中に攻撃に参加しなかったキャラは敵から攻撃を受けないものの、全体回復スキルの対象にもならない。単体回復とうまく組み合わせつつ、どのタイミングで勝負に行くかをきっちり考えないといけない。
  • あと敵キャラクターの組み合わせによってパーティの肩書きがいちいち変わる点が面白い。こういう無駄なこだわりは大好きですw

 で、敵ボスを倒した場合や女の子型モンスターを倒した際「因子開放」なるモードに入ります。初めにこのモードを見たとき、いろいろ正気を疑ったよw

  • すげぇわかりやすく言うと「どきどき魔女神判」とよく似たシステム。女の子の体の各ポイントに触れてゲージを貯めていくというもので、キャラクターによって効果的にポイントが貯められる箇所が変わってきます。
    • このときタイミングよく連続で触るとコンボが決まる。これを使わないと後半の因子開放モードで時間が足りなくなる。が、なんか真面目にやっていればいるほど笑えてきますw
  • で、ある程度レベルが上がったところで因子開放モードとなり、体の各所に現れる因子をタッチしていく(いわゆるもぐらたたき)モードになります。30以上因子開放することでアルバムモードに搭載されるが、ボスキャラに関しては後々戦えるようになる場所があるのであんまり気にしなくてもいい。
    • というかこのゲームらしさが一番現れているモードでありながら一番面倒かつ困るモードがこいつ。このせいで電車の中でのプレイには気を使いますw 雑魚戦にかぎってはクライマックスでダメージを与えないと因子開放モードにはならないのですが、ボス戦だと飛ばせないんだよなぁ・・・。

 とりあえずギャルゲー的でありながら意外と凝った戦闘システムとマップ攻略が要求されるなかなかの佳作。でも因子開放モードは正直いらなかったような気が(でもこれがないと特にウリがないんだよね)。11月中はいろいろなゲームが多くてプレイが遅くなってしまい、さらに「パズドラZ」も買ってしまったのでなかなか遊べる時間が取れませんが、頑張ってクリアしたい。