本日のゲームレビューはSteam版「MOCHI-O」。580円という非常に低価格なゲームなのにお値段以上に遊べる、愉快で可愛いローグライトなシューティングゲーム。

本作の舞台は何かずっと戦争が続いている世界で、国土防衛用ハンディ殲滅兵器(どうみてもハムスター)の「もちお」を手に並みいる謎の敵(本当に謎)どもから国土を防衛していくのだ。なんだこのイカれた世界観は…

本作はステージ制の防衛シューティングゲーム。攻撃はもちおが自動で行ってくれるので、プレイヤーは右から流れてくる敵にカーソルを合わせるエイムを担当。画面左端の防衛ラインに到達されないよう敵をガンガン蹴散らしていくのだ。

敵編成が落とす「ひまわりの種」を集めることでレベルアップ。3つのパワーアップから一つを選ぶという親の顔より見たローグライトシステムに安心感すら覚える。
- 「ひまわりの種」やアイテムを拾うにはカーソルを地面に向ける必要があり、その間敵を倒すことが出来なくなる。それでいてしばらく後回しにするとひまわりが開花してしまい、種回収がかなり遅れてしまう。どのタイミングで拾いに行くかというジレンマが味わえる。ハムスターという設定を活かした良いシステムだ。

稀に敵が落とすコンテナを取ると、目押しゲージで最大5種類の強化を取得可能。超ドヤ顔のもちおの笑顔が癖になりそうw
- コンテナから出て来る強化は、一度でもレベルアップで取得しているものに限るため、強化したい項目は1つだけ取っておくと良いかも。

レベルが上がるごとにどんどん火力はインフレ。凄まじい弾幕が飛び交います。マジで恐ろしい物量で画面上が埋め尽くされるのに処理落ちが全然ないのが凄まじい。一体どういうプログラムになっているんだこれ。
- 敵の種類も豊富。本作の敵キャラは大雑把に「空を飛んでいるもの」と「地上を進むもの」の2種類があり、「飛行敵は移動力が早い」「地上敵は耐久が高い」というざっくりした特徴がある。基本的には「足止め」を重視して、ノックバック系の武器を多めに積むと攻略し易いかな。
- 敵事態はかなりバラエティに富んでおり、「異常な耐久値の奴をおとりに舞台が突っ込んでくる」「いきなり防衛線の目の前にワープしてくる」「動きが超速いミサイル」「超速で駆け抜けていくが倒すと大量の種を落とすボーナス敵」など多種多様。単純なインフレゲーにならないように攻略を考える余地があるように出来ている。こういう部分が丁寧な作りになっているのは好感度高いぞ。

ステージによっては巨大兵器である「超級兵器」が出て来ることもある。超級というだけあって、耐久力がとんでもない大ボス的存在。
- 特に「ワニ」の奴は防御力がおかしい、足止めが効きづらい、動きも早いの3拍子で、最終盤でもちょっと装備の取得順をミスするとあっさり押し切られる。何かこいつだけ以上に強いんですよね。…。

出撃前にもちおとスキンシップを取ることで、そのステージだけ使える初期武器が得られたり好感度が上がったりする。このハムスターらしい交流要素が本当にカワイイw

好感度が上がっていくと、出撃時のもちおがどんどんふてぶてしくなっていきます。

また、ステージ中に手に入るお金やピンクの種を使うことで装備のアンロックやパワーアップもできる。これでどんどんもちおの基礎能力を高めて難易度高いステージを突破していくのだ。

ステージの合間に進行していくストーリーも中々カオス。
主人公の直接の上司である「園長」は本来は軍人としての肩書があるはずだが、動物好きのため「園長」を名乗る変人。そして手しか見えない主人公自身もかなりネジが外れた人物で、ハムスターたちを戦わせなくても良い時代のため、自分の体をしれっと改造したり、暴走したもちおに重傷を負わされてもサラッと流したりとどいつもこいつもハムスター狂いばかりである。
そんな彼らが戦争の果てにどのような選択を行うのか、が本作のメインストーリー。ステージの間に挟まる短めのイベントなのにちょっとグッとくるシナリオとなっています(バカゲーなのに)。園長が想像以上に良いヒロイン過ぎる。

表ストーリーを攻略すると、ハードモードが始まってダブルハムスター編成が可能に。ただでさえとんでもなかった火力がさらにアップし、遂に危険な領域に突入するw

ダブルドヤ顔。

大体5~6時間ぐらいで全実績が解除できるぐらい。緩くも世紀末な世界観と、ひたすら可愛いもちおによる破壊行為が非常に爽快感ある作り。ただでさえ安い(580円)のに、今だとプロモーション中でさらに20%OFF(464円)とかなり格安。お値段以上に楽しめること請け合いですよ。