Switch版「Balatro」レビュー

 本日のゲームレビューはSwitch版「Balatro」。先日のニンテンドーダイレクトで存在を知ったので早速購入したんですが、めちゃくちゃハマってしまった。これ思った以上にヤバイゲームだぞw 

 

 購入してまだ5日ほどなのに、すでにプレイ時間が15時間超えてました。一度始めてしまうと辞め時が見つからない驚異的な中毒性で「あと一回…」とズルズル続けてしまう。お、恐ろしい。なんと恐ろしいゲームなんだ…。

  • インディー系でこれだけハマったのは「Vampire Survivors」以来かな?

 

 基本はポーカー。ラウンドごとに決められたノルマスコア目指してポーカーの手役を作ります。このとき手役を構成するカードの数字×手役の倍率が基本のスコアとなり、ハンドが尽きるまでにノルマ攻略できればラウンドクリア。

  • 本作はポーカー用語が多く、それに対する説明もされないためプレイし慣れないうちは色々戸惑うかも。取り合えず「ハンド(手役。または手役を出せる回数)」と「ハンドカード(手札)」は間違えやすい概念なので注意。
  • ハンドが無くなるまでは手役を作れますが、残してクリアすることでラウンド終了時の報酬が増えるので、如何に少ない手数でノルマクリアできるかが攻略の鍵。

 

 各ラウンド終了時、カードショップでカードを購入することができる。これによってデッキを強化していき、次ラウンドに備えるというのがこのゲームの基本的なループ。デッキ構築してインフレしていくノルマに備えていくべし。

  • 「ジョーカー」は、常駐効果で手役にチップ増や倍率を付与したりするバフ効果。「惑星」手役のチップ&倍率をアップさせる効果。まずはこの二つを優先して獲得していくべし。旨く倍率アップ効果を組み合わせられると一気にスコアが伸びるぞ。
    • 倍率の強化は倍率+系と倍率×系があり、これらをうまく組み合わせるべし。ジョーカーは発動順で最終的な出力が変わるので、適宜ドラッグで並び変えるのがコツ。
    • オススメは「○○すると倍率アップ」系のカード。倍率が伸びるまでは我慢が続くがプレイ次第では+50倍を超えたりするため(通常だと+10~20倍ぐらい)、1枚当たりの効率がかなり良い。
  • 意外と難しいのが「パウチャー」取得のタイミング。これはいわゆる永続バフなのだが、基本的に10$と高めな上、取ると逆に邪魔になることもあったり(特に○○系出現率アップ系)するので、ある程度厳選していきたい。
    • 取り合えずリロールのコストを下げられる「リロールサープラス」と、今一番強化したい手役を強化する惑星を引ける「望遠鏡」はあったら買って良いかな。

 

 各ブラインド(ラウンド)はボス以外は飛ばすこともできるが、飛ばすとブラインドクリア時のカード購入ができない。代わりにタグという使い捨てバフを貰うことができるため、ここは駆け引き要素。とはいえ、基本はカード購入していく方が良いですが。

 

 アンティ9(ラウンド24)を超えるとクリア。そこからはエンドレスモードに突入する。

  • デッキとステージ難易度の組み合わせによって、クリア時にアンロックされる要素が変わっていくため、最初のうちは各種デッキを一通りクリアしてみるのがオススメプレイ。
  • 個人的には「ブラックデッキ」(ジョーカー+1、ハンド-1)での攻略が最初の壁だった。コレが安定してクリアできるようになれば初心者脱出といえるのではなかろうか。

 

 今のところ個人の最高記録はこちら。ひたすらツーペアだけを改善し、大量の強化カードとアンコモンジョーカーを×1.5倍にする「ベースボール」の組み合わせがハマって結果を伸ばせた。

 

 ただ、アンティ(Balatroにおけるステージ。1ステージ4ラウンド)10から11になった瞬間、えげつないぐらいノルマが伸びるんだよね…。そこから先はさらなる天文学的値になっていくし(アンティ14以降は桁が伸びすぎて指数表示になる)、これアンティ16とかほんとに到達可能なのか…。

 

 獲得したカードはコレクションされていく。これの回収も本作の楽しみの一つ。

  • マジで登場するものすべてがコレクションされていく。特にジョーカーは解放がめちゃ大変なものもあったりするので収集の終わりが見えないぞ。

 

 また通常プレイとは別に、特定のルールでプレイできるチャレンジデッキもある。かなりの縛りプレイが要求されるが、それをねじ伏せてクリアできた時の喜びも格別だ。プレイに慣れてきたら挑戦してみよう。

  • ただ、チャレンジデッキの場合、開始即やり直しが地味にやり辛い(「新しいラン」選択後にデッキを選択する必要あり)。ここだけはちょっと改善してほしいかな。いきなり初っ端に手詰まりになることもちょいちょいあるので。

 

 といった感じで、隅から隅まで面白い本作。デッキ構築次第でガラッと展開が変わるため、ついつい繰り返し遊んでしまい、時間が恐ろしいほど溶けていく。これで1700円はロープライスゲームとしては異常なコスパ…というか時間溶けすぎてちょっと怖いレベルだぞw