実は発売日に購入していたSwtich版「アズールレーン クロスウェーブ」。とりあえずメインストーリーを攻略してエンディングを見れたのでそこまでをレビュー。
- 大体プレイ時間は10時間程度。DLCミッションとかエクストリームバトル(チャレンジミッション)とかも並行して進めつつなので、普通にプレイしたら5~6時間程度で行けるんじゃないでしょうか。
- 合間合間に本家アズールレーンも進めていたから(ちょうどイベントなので)、マジでここしばらくアズレンばかり遊んでたな。
本作の主役の二人。島風はともかく駿河という微妙にマイナーなとこついてくるチョイス。
- 一時期本家の方でも駿河が入手できたそうですが今は入手手段無し。なんでSwtich版でソシャゲ版と連動しなかったのかは謎w
ゲームとしてはアドベンチャーパートと3Dシューティングパートがくっついたような感じで、まぁアズールレーンのコンシューマ版として誰もが思いつくだろうタイプの内容です。一応、公式としてはRPGらしいですが、RPGらしさは全くないかも…。
- 出来の方も、まぁいつものコンパイルハートといったところでしょう。
移動パートではステージごとの海域をうろついて、イベントを探したり装備箱を拾ったりするパート。
- 足こそ割と速いものの、マップも微妙にどこが通れてどこが通れないか分かりづらく、これをうろつくのは結構面倒くさい。でもまたに凄い強い装備が拾えたりするので探索しないわけにもいかんところがなんとも面倒w
イベントが起こったらアドベンチャーパートが始まる。イベントの数は結構多く、ちゃんとフルボイスでボリューム豊富。というか豊富過ぎて3Dシューティングパートが始まるまでが妙に長いのはご愛敬w
3Dシューティングパートは操作する主力部隊が最大3人(+支援部隊という名のスキル発動要員3人)で艦隊を組め、主力3人を切り替えつつ敵と戦っていく。
キャラクターの操作感は艦種ごとにより違い、駆逐は足が速いが攻撃力が低く、戦艦は足が遅いが攻撃力が高いという分かりやすい特徴づけがされています。
- 主力として使用できるKANSENは最終的に31人になりますが、ぶっちゃけクリアするまでなら初期メンバーとなっている島風、駿河、大鳳の3人だけで十分勝ち抜けます。というか駆逐艦、戦艦、空母とバランスがよく、所属も重桜で統一されているためバフもかかるという便利メンバーのため、余計なこと考えずにこいつら使うべきw
- キャラクター付けとしては軽巡は対空が、重巡は装甲が厚いといった特徴はありますが、対空は駆逐でも十分こなせるし、重巡の装甲もそんなに活かせない。ゲームが煮詰まってくれば分かりませんが、駆逐+戦艦を入れておけば大体の状況に対応できるでしょう。
- やや特殊なのが空母。基本的に攻撃手段となる艦載機はリキャストタイムが遅いものの、一度放つとオートで攻撃してくれるので、ひたすら避け捲ってたまに艦載機打ち出すだけでなんか勝ってくれたりするw
戦闘に関しては武器の使い分け+キャラの使い分けがキモなあたりは悪くないのですが、問題なのが「レーダーがないこと」。このためどこに敵がいるのか分かりづらく、いちいち目視で探す必要があります。たまに目標が散っているとその場でくるくる回って探す羽目に。
- 大物の船が相手ならともかく、動きが素早い駆逐艦系のKANSENと戦う場合は背の低さも相まって波や爆風に隠れてしまいむっちゃ見つけづらい。
また、照準が独特の仕様で、キャラクターの向いている方向にレティクルが表示され(この世界では旋回砲塔がないのか…)、これをある程度合わせると敵に吸い付く形で照準されるセミオート型なのですが、照準がロックできず、敵が密集しているとまともに狙うことが難しい。
- これの何が問題かといえば、こちらと敵船の間を飛ぶ敵艦載機にも照準がひきつけられるため、狙っていた攻撃をたびたび逸らされること。一撃が重い代わりにリキャストが遅い戦艦だとこれが非常に厄介になる。かといって仰角を下げると今度は波に遮られるし…なのでセオリーとしては駆逐艦で艦載機を蹴散らす→戦艦で敵船を攻撃という感じになる。ある意味こういうバランス調整何だろうか。
それらの問題がありつつも、敵があまり複雑な動きをしてこない(そりゃ船だからねw)ことと、ミッション自体が短めなものが多く、しかも一戦ごとに回復するためゲームバランスはかなりぬるめ。
- ストーリー本編では普通にプレイしていればあまり詰まるようなところもないし、最初から入っているDLCミッション(大鳳、フォーミダブルのシナリオ)をこなせばモリモリレベルも上がって楽勝になります。さすがにストーリーモードだと最終ミッション一つ手前の敵はかなり強かったので少し装備を稼いだが、それでも10時間程度でクリアできた。
- 逆にDLCミッションだと途中から敵が露骨に強くなる。ゲームバランスがやたら極端な…。
使用できるキャラは主力31人と支援艦(という名のスキル発動係)48人。戦闘時には主力3人と支援3人の6人で艦隊を編成します。
で、ここにも問題がひとつ。コンパイルハートのゲームではなんかいつも言っている気がしますが、「編成画面が使いづらい」。というか多数のキャラクターを使わせるゲームなのにいろいろなっちゃいない面が多すぎるというか…。
- このゲーム、キャラクター同士の組み合わせでステータスが変動したりする仕組みなのに、なんとこのゲーム「艦隊プリセット」機能がない。しかもそのステージで登場する敵KANSENと同キャラは「味方として使えない」というクッソ面倒くさい仕様のため、割と頻繁に入れ替える必要があるのにコレである。同キャラ対戦禁止とか、スト2ダッシュ以前の仕様じゃないかな。
- あと、KANSENの所属国によって編成ボーナスが付く仕様なのに、ステータス画面にどこ所属という記述がない。キャラクター表示の前にエンブレムが出るのでそれで見分けて、ということなのかもしれないですが、これKANSENの表示にかぶって見えないんですがw しかもこれエンブレムしかないのでどこ所属?みたいな部分は把握できません。プレイヤーはみんな知っているだろ、という判断なのかもしれないですが、これから入る人には優しくない部分ですね。
- あとKANSEN一覧画面ではソートはあるが絞り込み機能がありません。これも編成が面倒な一因で特定の所属で固めたい、みたいなときに微妙に不便。なんでこのゲーム新参に厳しいんだ。
まぁこういうUI部分の甘さは割といつものコンパイルハートっぽいかなw
3Dモデリングは元イラストとは微妙に違うものの(3D化できないだろう格好のキャラもいるしねw)、まぁまぁ悪くない。というか3D化すると完全に痴女スタイルの奴多いなw イラストリアスとか、これ胸元どうやってくっついてるんだ。
- あと綾波が思ってたより背が高い。他の駆逐系よりも明らかにデカくて、結構元ゲームとイメージ違ったw
お約束のフォトモードもある。キャラクターとカメラをそれぞれ別に動かせたり、最大6人まで配置出来たりと結構自由度高め。この無駄に痴女スタイルのKANSEN達を嘗め回すように撮影できるぞw
- 難点は取らせることのできるポーズがちと少ないこと。基本的に戦闘中のポーズばかりだし、もうちょっとフォトモード専用の面白ポーズとかあっても良かったのでは。
とまぁ結構ひどいところも多いですが、このゲーム案外気に入っています。
バランスの温さもお手軽なプレイ感につながっているし、キャラクターの掛け合いとかストーリー部分はそんなに悪くもないし、正直なところファン向けアイテムとしてはそこそこ良い感じにゃないでしょうか(編成のめんどくささはマジで褒められんけど)。
気軽な3Dシューティングゲームとして、本家のイベントの合間にぼちぼちプレイする分には十分面白いかなと。