二回続けての遊戯王デッキ構築編。
今回は先日の「ウォール・シャドウ」デッキ構築時に何となく気になっていたとあるカードをメインにしたデッキです。
ドラゴラド
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1300/守1900
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の攻撃力1000以下の通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのドラゴン族モンスター1体をリリースし、
自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで、レベルが8になり、攻撃力が800アップする。
モンスターを蘇生できるという点で「デブリ・ドラゴン」に似ているのですが、蘇生範囲こそ広いものの、適用できるのは通常モンスターのみ。かつこいつ自身がチューナーではないためシンクロメインにすると「デブリ・ドラゴン」と組ませるのは難しいという中々癖の強い奴だ。
ただその能力そのものは非常に強いため、こいつを軸としたデッキを作れないかといろいろ試してみた。「おもちゃ箱」は前回使ったので、せっかくだから今回はそれを使用しないタイプにしてみることに。
■ドラゴラドシンクロデッキ
<モンスター>17枚
- ガード・オブ・フレムベル:1枚
- ギャラクシーサーペント:2枚
- 守護竜ユスティア:3枚
- 聖刻龍ードラゴンゲイヴ:3枚
- ドラゴラド:3枚
- ラブラドライドラゴン:2枚
- 神龍の聖刻印:1枚
- 蒼眼の白龍:1枚
- 聖刻龍ーセテクドラゴン:1枚
<魔法>20枚
- 暗黒界の取引:2枚
- 銀龍の轟咆:3枚
- 死者蘇生:1枚(制限)
- 調和の宝札:3枚
- ツインツイスター:2枚
- 龍の鏡:1枚
- 墓穴の指名者:1枚
- 闇の量産工場:2枚
- 竜の渓谷:2枚
- 竜の霊廟:3枚
<罠>3枚
<エクストラ>15枚
- A・O・J カタストル:1枚
- 転生竜サンサーラ:1枚
- 瑚之龍:3枚
- 獣神ヴァルカン:1枚
- ドロドロゴン:1枚
- トライデント・ドラギオン:1枚
- ヴァレルロード・F・ドラゴン:1枚
- 始祖竜ワイアーム:1枚
- 聖刻神龍ーエアネード:1枚
- リンク・スパイダー:1枚
- 水晶機巧ーハリファイバー:1枚
- 天球の聖刻印:1枚
- 混沌の戦士 カオス・ソルジャー:1枚
やることは単純明快。大量にいる通常モンスターのチューナーたちを何が何でも墓地に送ってドラゴラドで蘇生、そのままシンクロ召喚へと繋げて攻める。チューナーはレベル1、2、6を投入し、ドラゴラドと合わせてレベル5、6、10のシンクロに繋げていきます。
- レベル6シンクロは何といっても「瑚之龍」。こいつの制圧力は非常に高く、かつ手札をスムーズにリリースできる。倒れたときの1ドローもついており攻防ともにスキがないので基本的にはこいつを出していく。
- レベル10シンクロは爆発力のある「トライデント・ドラギオン」が強い。使い終わった「竜の渓谷」や「リビングデッドの呼び声」などをリリースして連続攻撃できるため、フィニッシャーとして活躍できます。
- 後は大量の通常モンスターがいるため、融合ギミックを搭載して「始祖竜ワイアーム」に、リンク召喚に繋げて「リンクスパイダー」経由で「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」にと、シンクロ以外にも様々なルートからフィニッシャーに繋げられるようにしています。正直まだまだエクストラデッキの内容は詰める余地がある感じ。
- 後はドラゴン族レベル4通常かつ攻撃力1000以下がいればランク4エクシーズにも対応できて完璧だったのですが。「フェアリー・ドラゴン」がレベル4だけど攻1100でギリギリ届かないのが悔しい。
- 1枚だけ「蒼眼の白龍」を入れているのは大量の蘇生を入れているのでついでにいれたお守り的な奴ですが、案外これで押し切ってしまうことも多い。
初動さえ決まれば、「瑚之龍」「聖刻龍ーセテクドラゴン」の制圧力と、「トライデント・ドラギオン」「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」の爆発力で結構サクッと決められる強さがあります。
難点は「初動がもたつき易い」ことと、「ドラゴラドかドラゴンゲイヴが来ないと動きづらい」こと。
完全に特化したこのデッキでドラゴラドはその力を十全に発揮してくれますが、逆に発揮しすぎてこいつが来ないとシンクロにうまく繋げられず、一気に苦戦するんですよね。リンクモンスターあたりを増やしてその辺フォローできるようにするべきか。
よりまともに運用するならば一部だけ採用している聖刻系のモンスターを増やして、いっそ聖刻デッキにしてしまうといいかもしれません。