遅れてきた3DSソフト「アライアンス アライブ」プレイ日記です。
- 出版社/メーカー: フリュー
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: Video Game
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- 正直「フリュー」のゲームだし(割と微妙な評価のゲームばっかり出すメーカーです)、実質的な前作だった「レジェンドオブレガシー」もやはり微妙な評価だった(とにかく戦闘バランスがきつすぎた。後シナリオほぼ皆無なのもRPGとしてはマイナス)こともあり、そこまで期待していたわけではないですが、実際にプレイしてみるとかなり手ごたえが良いです。先日のNew3DS買い替えは実質コイツのために買ったようなもんだし。
なんというかRPG黄金時代だったSFCからPSあたりまでの雰囲気を残しつつ、現代風のバランスやデザインにまとまった良作、といった感じでしょうか。凄く「ロマサガ」っぽい、ゲームシステムとデザインで、ロマサガファンだった人ならば多分かなり楽しめますねこれ。
とりあえず大体プレイ時間は20時間ちょっと。24章まで進めたところあたりの感想を。
- 戦闘システムは前述の「レジェントオブレガシー」の路線を維持しつつバランスよくまとめられている。ストーリー上いきなり壁となる敵が出てくるわけでもなく、かとって特定のフィールドに登場する「水魔」はその時点での全力を尽くさないと厳しいぐらいのバランスになっていて遊びごたえあり。
- 技は戦闘中にピキーンとひらめくロマサガのアレそのまんまな感じ。いきなりひらめいて一発逆転が起こったり逆にピンチを呼び寄せたりするあたりも実にロマンシングw キャラごとに個性はあるんですがどれを使っても鍛えていけば十分なんとかなるので、メンバーは好みで決めてしまっても多分問題ないです。
- 重要なのがキャラクターのポジション。ロマサガ的な陣形に「アタック」「ガード」「サポート」というポジションによる補正が加わったような感じのシステムで、特にパーティの盾役となる「ガード」がかなり重要。盾技を使うことでパーティ全体のダメージを引き受けてくれるので、うまく使いこなせば戦闘がぐっと楽になります。5人パーティではアタック2、ガード1、サポート2ぐらいがちょうどよいバランスでしょうか。
- 「レジェントオブレガシー」では欠けていたストーリーもバッチリ。人間と魔族の対立を描きつつ、世界を巡りながらその背後にある真相を追っていくという感じの大きなストーリーがあり、サブイベントも豊富でキャラクターも個性豊か(ビビアンがお気に入り)。本当に前作の段階でこれやっておけば今作の評価ももっと高かったのでは…。
- ただ序盤は3組のパーティの序盤ストーリーを追っていく形になっているためか、この間だけ展開が遅いです。3組が揃い、序盤のボスに挑むあたりはアツい展開だし、そこからはやたら自由度があがりサブストーリーも追っていけるようになるのでそこまで(20章まで)は一気に進めてしまった方が良いかも。
- あと、金策だけは結構しんどい。ただでさえ敵が全然お金を落とさず序盤からカツカツ気味なのに、パーティメンバーが増えて装備購入にまとまったお金が必要となる中盤に訪れることになる雪の世界では敵が全くお金を落とさないのが厳しい。序盤の山場となる「裁きの塔」あたりの妖魔が連続で狩りやすいのでそこで一通り稼いでおくと後々楽になるかも。
いや本当にフリューやればできる子だったんだね。いつも微妙なゲームばっかりのイメージしかなかったから本当に驚いた。