最近プレイしたゲーム(1):ギャラクシートラッカー

 さて、このところボードゲームにはまりまくりで、週末ごとにわざわざ遊びに行っている私ですが、毎度毎度感想を書くのも難しいので、そのうち初めてプレイしたゲームを個別に紹介することにしてみたいと思う。

 というわけで、最初の一回目となる今回はついこの間の日曜日にプレイした「ギャラクシートラッカー」を紹介してみたい。<ゲーム紹介:「すごろくや」さんのページ>
http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=1082

 ギャラクシートラッカーは宇宙を冒険する宇宙船を組み立てて資源を運び、さまざまな障害を乗り越えてゴールを目指すゲームです。*1


 ゲームは大きく分かれて前半の「宇宙船建造」と、後半の「アドベンチャー」に分かれます。

 まず「宇宙船建築」では、プレイヤーごとに用意された宇宙船ボード(ラウンドごとに異なる形)に、宇宙船タイルを組み合わせて作成します。
 この宇宙船タイルは、リアルタイムの早い者勝ちで取っていくので(砂時計で時間を計ります)、急いで組み立てないと良い部品はとっとと持って行かれてしまいますw かといって間違えて組み立ててしまうとペナルティがあるので急いで、かつ慎重に組み立てましょう。


↑組み立て後。これはラウンド3で作成した宇宙船。

 宇宙船タイルには乗組員を乗せるための「居住区」や、隕石や海賊を倒すための「ビーム砲」、それらの攻撃から身を守る「バリアー発生装置」、ビーム砲やバリアのエネルギーを蓄える「バッテリー」*2や貨物を格納する「貨物庫」(危険物を格納するためのものもある)、超能力を持ったエイリアンを住まわせるのに必要なよく分からない施設(マジでよく分かりませんでしたw)、それらをつなげる「コネクタ」などなど、様々なタイルがあり、これらのタイルをコネクタがあうように中央のコックピットから接続していきます。

 組み立てが完成した(と思った)ら、完成を宣言して順番タイルを受け取ります。この順番タイルに従って、飛行タイルに駒を並べていきます。
 

↑飛行ボードに駒を並べたところ。アドベンチャーカードの内容によって、これが変動する。

 全員が完成した(あるいは制限時間になった)ところで後半戦となる「アドペンチャー」パートとなります。ここからが宇宙冒険の本番です。
 
 アドベンチャーカードはまさにアドベンチャー、といった内容で、たとえば惑星で資源を得る、飛行タイルを進める、乗組員を別の宇宙船に乗せて送り出して点数を得る(我々は人身売買と呼んでいましたw)といった比較的穏便なものから、隕石の衝突、海賊の襲来などのキッツいものまで様々あり、これらを乗り越えて完走を目指してゆきます。

 アドベンチャーカードが全部無くなると、その時点での順位点、および運んだ貨物による点数などを精算してラウンド終了。勝負は全3ラウンドで行われ、ラウンドごとに宇宙船のボードがでかくなり、アドベンチャーカードの枚数や内容の破天荒さが増していきます。当然、得られる点数も跳ね上がり(かつ失点も増し増しになりますw)、結構大差がついている状態からでも一発逆転も可能なので最後まで気は抜けません。


 で、こいつをプレイしてみた感想ですが、一見SFをテーマとした真面目なボードゲームっぽいですが、実際のプレイ内容はかなり馬鹿ゲーっぽいです。良い意味でw
 まずなんと言っても宇宙冒険中のアクシデントがとにかく酷いw しょっちゅう隕石は降るわ海賊に襲われるわで、宇宙船はいつもボロボロ。ラウンド終了に半壊しているなんてまだましな方で、リタイアとなることもままあります。
 特に海賊はかなり強烈で、あっという間に乗組員がいなくなってゲームオーバーになりかねません。(そのため個人的にラウンド3は貨物庫よりもビーム砲とバリアーを多めに積んでおく事をオススメします。)
 丹精込めて作り上げた宇宙船が一瞬でボロボロにされる様は、なんだか逆に笑えますw どんだけ酷い目に遭ってるんだこの宇宙船は。
 また、ルールは理解しやすく(ラウンド1でだいたい理解できる)、1プレイもそれほど長くない(1時間かからないぐらい)こと、アクシデントに一喜一憂できることなど、盛り上がりやすく取っつきやすいところは好感が持てるゲームですね。

 欠点と言えば、ラウンド早々にリタイアして、次のラウンドまで何もできない、という状態がよくあることと、それに対してフォローがないこと。どうしても見てるだけ、と言う状態になってしまうこと結構あるのがつらいかも。

*1:なぜかは分かりませんがこのゲームをプレイしていた最中「宇宙船サジタリウス」を思い出しましたw 私だけでしょうか?

*2:なぜか宇宙船なのに電池です。しかも宇宙船の外にむき出しですw