ニンドリ 11月号 感想

今回の特集はドラクエ9のインタビューとレベル5最新作特集の二つ。

  • 今号から連載となる「楽曲魂」のコーナーの一発目として「すぎやまこういち」にインタビュー。ドラクエ9でオープニングの「序曲」が変わったわけとか、過去作と同じメロディが使われていたわけなどが語られているのが興味深い。
    • 教会と錬金釜が8と同じだったのは今後の定番にするためとか。やっぱり定番の音楽があるだけでシリーズ作っぽくなるな。
    • さすがに「サンディのテーマ」は定番にはならないだろうなぁw 今後は出てこないだろうし。
    • 気になる作曲家に「菅野よう子」を上げてくるとはさすがというべきか*1
    • すぎやま先生はぜひ体に気をつけてドラクエ次回作もまた作曲していただきたい。
  • CEDEC2009で行われた、ドラクエ開発者3名の基調講演の中身も少しだけ収録。
    • まさゆき地図が仕込みでなかったと言うのはある意味凄い。たぶん日本で一番有名なドラクエプレイヤーだろうなぁ。
    • 堀井雄二がゲーム序盤のチェックが厳しいというのはある意味これまでのシリーズをみても納得できるところ。ただ、その分いつも後半が甘く感じてしまうような気もする*2
    • テンションのあの数字の上がり方は適当だったというのに脱力。あの中途半端な区切り方*3は単にファジーな感覚だったとは。
    • 携帯機から据え置き機への波については、海外はともかく日本だとどうだろう? デジタル放送化でテレビが入れ替わった辺りから変わってくれば・・・まだ分からないけど。
  • レベルファイブ特集では一気に7本分の紹介。さすがは今、日本でもっとも乗っている(と思われる)サードメーカー。これだけの本数を同時に出してくるとは。
    • レイトン教授最新作「レイトン教授と魔神の笛」のおまけがブラウンブラウニー製のRPG、というのは無駄に凄すぎる。これだけ売っても売れたんじゃ?
    • 今回初登場となる「ファンタジーライフ」。これもどうやらブラウンブラウニー製RPGらしく、ほのぼのしたドット絵がどことなくMOTHER風味。戦闘をするだけでなく、好きな職業の生活を楽しむタイプのゲームらしい。これは見た目からして期待できそうだ。
  • 逆転裁判でおなじみの「巧舟」新作「ゴーストトリック」も今回初登場。
    • すでに死んだ男が主人公で、彼の幽霊を操り、人々の死の運命を変えてゆくというミステリーらしいが、見た目だけではどんなゲームかぱっと分からない。体験版とか出たらプレイしてみるか。
  • 同じくカプコンの「大神伝」も初登場。こちらは「大神」の続編らしい。ちょうどWiiで大神が出ることだし、あわせてプレイしてみたいのだが(時間があれば・・・)。
    • ちっさいアマテラス(チビテラス)が可愛らしすぎる。
    • でもなんでスサノオの息子でクニテラスなんだろう。ここは娘でスセリヒメが出てくるところじゃなかろうか*4
  • 今回のオールアバウトは当然のごとく「ポケットモンスターハートゴールド/ソウルシルバー」のスタッフインタビュー。
    • ハートゴールド/ソウルシルバーのプロジェクト立ち上げ人数が12〜3人しかいなかったという事実に驚き。世界に轟くゲームなのにそんな少人数で作ってたんですね(さすがに最終的にはもっと多かろうけど)。
    • 「草むらを歩くと敵と遭遇しにくくなっている」というのは盲点だった。たしかに今回、ダッシュがONOFF式だからだれも歩かないよね。ちゃんと歩くことにも意味を持たせていたとは・・・。
    • カントージムリーダー曲には、オールドファンがにやりとするサービスが盛り込まれているらしい。これは楽しみだ。
  • 今回のデス仙人の教えてあげるRは、テレビとゲーム解像度の話。結構知らないことが多くためになった。というか「ハイビジョン」と「HD」って違うものだったのか・・・。
    • フルHDとハーフHDの差があんまりわからんというのは同感。たしかにゲームの場合、PS3でもXBOX360でもたいていハーフHDだからどちらかといえばハーフHDモデルのテレビで問題ないよね。

*1:菅野よう子信長の野望の曲作ってたとはさすがに知らなかった。

*2:ドラクエ2は言うに及ばず、ドラクエ6とか7とか、転職システムが多いほど後半のバランスチェックがきつくなるからかも。ドラクエ9はそのへん、わりとうまくやれている気もするけど。

*3:テンションアップは最初5で次は20、50、100と一定値上昇するわけではない謎の上がりかたをする

*4:まぁ、大神はあんまり神話どおりってわけじゃないんだけど。むしろ豪快に無視してるところもあるし。