レトロフリークにぶち込んでいるレトロゲームを適当にレビューするこの企画、今回はゲームボーイアドバンス編です。
ゲームボーイアドバンスはどうにもゲームボーイからニンテンドーDSが出るまでの繋ぎといった感じで、今となってはあまり語られないハードですが個人的には思い入れのあるハード。
- SPを合わせると本体を4台所有していますw 最も、初期型は全部電池の蓋が壊れていてまともに遊べないんですが…。
で今回は「なぜかやたらとプレミアがついている」ソフト(Amazon調べ)を4本レビュー。
ゲームボーイアドバンスでは「悪魔城シリーズ」のソフトは3本出ているのですが、これはその初代の奴。Amazonでは新品がなんと3万円。中古でも5500円とかなりのプレミア。
「月下の夜想曲」と同じく探索型PRG(ジャンルとして「メトロイドヴァニラ」と呼ばれるタイプ)で、ゲームボーイアドバンスのロンチとして世に出たゲームですが、完成度は非常に高く、美麗なグラフィックと重厚な音楽はコナミらしさ全開の素晴らしい出来(特にオープニングはやたら高音質でビビる)。
アクション自体は序盤こそもっさり気味なものの、ダッシュやスライディングを入手すると一気に爽快感が増し、スムーズな探索が可能に。そして探索そのものも歯ごたえがありつつも複雑すぎるというほどではないという割と絶妙な難易度となっており、探索型悪魔城の入門編としてもオススメできる内容。海外で絶賛されたのも分かる出来の良さなので、たしかにこれはプレミアに値するかも。
- あえて言えば装備やアイテムの入手がランダム過ぎることが厳しいか。たまにこれの性で稼ぎをしなければいけない場面もあります。
今だとWiiUのVC版がお安く手に入るので、遊ぶだけならばそちらが良いでしょう。
●モンスターゲート
コナミがゲームセンターでメダルゲームとして出していた同名タイトルのアレンジ移植版。こちらは現在Amazonの中古価格が6000円となっています(元が5000円なので定価より高い)。
- なんかレトロフリークだとオープニングが無茶苦茶になって安定しませんが(↑のスクショも何だかグチャグチャに)、ゲーム本編は問題ないようです。
内容としては「不思議なダンジョン」タイプのローグライクRPGで、満腹度の概念がない代わりに、HPは自然回復せず、アイテムに当たるカードはMPを消費する、新しい部屋に入るごとにHPやMPが少量回復というシステムになっている。
トラップも状態異常もないというシンプルな内容ながら、装備カードを使うにもMPが必要という要素と、カードは最大10枚までという点で後半ダンジョンになるほどに序盤が厳しく、全体的な難易度は高め。
今回、このレビューのために少しやり込んでみたのですが、動作がやや硬いことを除けば、結構独特なシステム、特にカードの取捨選択といった要素は中々面白く、歯ごたえがある出来で悪くない。元々メダルゲームという点(MPの代わりがメダルだった)を考えるとかなりうまいことアレンジして移植されているのではないでしょうか。
●スーパーリアル麻雀同窓会
当方のブログではちょいちょいネタに上がるスーパーリアル麻雀シリーズのゲームボーイアドバンス版。Amazonでは中古で7500円となっております。なんだそのおかしい価格は…。
- 記憶があいまいですが、これ当時は中古1000~2000円ぐらいで買えた気がするんですが。…。
ゲームとしてはリアル麻雀のキャラたちのオールスターもので、各シリーズの女の子3人組と連続して対戦していくストーリーモードやフリー対戦モード等がある。
- 上には出ていませんが、ちゃんとP6のクリスやP7のエツ子が所属するボスチームもあるのでシリーズファンも安心w
プレイそのものはいつものリアル麻雀スタイル(2人打ち)ですが、こちらの点数が1000点ではなく25000点スタートというところはかなり有情w
- 二人打ち麻雀ではありがちですが、リーチ時の補正が強く、かなり高い確率で一発自摸できるので、最終的には即リー全ツッパが最強の手段となりますw
勝つことができればルーレットタイムが挟まり、相手にコスプレさせることができます。さすがいゲームボーイアドバンスでは脱がないよw
コスプレは各キャラ5枚ずつバリエージョンがあり、グラフィックはかなり完成度が高い。
もちろん後から見返すコレクションモードや、おまけショットなどもあり、その部分では抜かりなし。リアル麻雀のファンアイテムとしては結構出来がいい。でもさすがに7500円はないと思うけどw
ゲームボーイアドバンスのプレミアソフトといえばコレ。メガテンシリーズの中興の祖となった真シリーズ初代であり、大量にいろいろなハードに移植された名作ですが、なぜかこのゲームボーイアドバンス版は生産数が少なかったからか、今だとAmazonで12000円もするプレミアソフト化しています。なんだその恐ろしい価格は…。
真シリーズでありがちだったバグらしいバグもなく、グラフィックも違和感なし。元が名作だけに今遊んでも色あせぬ面白さがあります。
後、一部でイベントが追加されており、元祖版のストーリーなどが保管されているという点が他の移植版にはない本作の特徴となっています。これコンプリートするの地味に大変ですが、やり込み要素としては中々のもの。
また、一部の数寄者によって、別セーブのデータ内容をロードできてしまう裏技などもあり、無茶苦茶なゲーム状況を作り出すこともできてしまったり(人間4人クリアとかが可能)。
まぁ、そんなだからこんな意味不明なプレミアがついているわけなんですが…。ちなみに真2の方も10000円ぐらいします。正直なところ真2はGBA版が一番出来がいいので、こちらがプレミア付くのは分からんでもない。