11月3日の立川ぼどげ会レポートです。
この日は初めて遊ぶボドゲが多かった。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
- キックスターター出身の新作ボードゲーム(これはエッセンから持ち込まれたものらしいです)。動物のタイクーン(大公)たちを住まわせる村を作る、といった風情で、イラストの雰囲気がすごく良い。
- ゲーム内容としては資源を得つつその価値を高め、建物や土地を獲得しながら拡大再生産しつつも、動物のタイクーンカードをセットコレクションしていくといった感じで、ゲームルールは案外シンプル。
- ただ、キックスターター出身らしく、ゲームバランスがちと大味で、特に建物の能力とコストが釣り合っていない感じがしました。システムそのものやイラストの雰囲気などは悪くないので、そのあたりのバランス調整を行えば結構面白いゲームになりそうです。
●空手トマト
- メビウス便の新作で、この日一番の衝撃作。見た目からは想像つかないが実はクニツィア製。ルールを見ただけでは面白さがまったくわからずに実際にプレイしてみることになったのですが、これが無茶苦茶面白い。
- ゲームとしてはシンプルで、得点カードを得るために野菜カードを場に出すか、あきらめてトマトカードを出してカードを補充するか。無理に野菜カードを出して得点を獲得できなければカード損なため、どこで引くかが要になるという、競り+チキンレース的なゲーム性。10人まで遊べ、簡単なルールで盛り上がれる傑作。さすがはクニツィアといったところでしょうか。
- 難点は、基本カードゲームなのにやたら箱がでかいことw これ絶対もう少し小さくできたでしょ。
●灯台の明かり
- これまたメビウス便のボードゲーム。カードを出してボードを進めていくレースゲームなのですが、灯台の明かりがないエリアを進むことはできず、またある程度ターン経過すると後ろから嵐が迫ってくるため、どのボートを進めてどのボートを見捨てるかの取捨選択が問われる。
- ポイントは自分とほかのボードをまとめて進められるカードの使い方。他のボードも一緒に進められればボーナスポイントがあるためうまく活用しつつ、自分は他のプレイヤーに便乗して進めてもらいたい。
- これまた面白い。メビウス便はなんだかんだで当たりは本当に面白い奴が多い気がする。さすがは業界最古参といったところでしょうか。
●スパイスロード
- この日のプレイは商人カードが序盤から良いものばかりが出て、取りあいが続くという結構珍しいパターンでした。長いところこのゲーム遊んできたけど、このプレイ以上にカードが良い状況を見たことがないぐらいw
●パクパク
- リアルタイムで一斉にサイコロを降るダイスゲーム。サイコロを振り、パンダが出たら隣の人間に渡し、食器が出たら中央にコマを積む。誰かが食器を崩してしまうか、サイコロが4つ溜まってしまうとそのラウンドは負けとなる。
- 食器を積んでいる間にもサイコロはぐるぐると動くので、なるべく急いで、しかし崩さないように積んでいかなければいけないなど、プレイ中はとにかく混乱必死。単純なシステムなのに非常にアツくなれる。
●ハリガリ
- 場に同じフルーツが5つになったときベルを鳴らす、というリアルタイムアクションゲーム。めくったカードで場のフルーツが増えるだけでなく、上書きにより消えることも考慮しなければいけないなど、とっさの判断力が問われる。面白いんですがむちゃくちゃ疲れるw
●ゴビット
- 上記のハリガリをカードだけにして、条件を複雑にしたような感じのゲーム。
- これまた面白いんですが、収束性の悪さは気になった。もう少し終わりやすい条件になれば遊びやすいかも。
●コンチェルト・グロッソ
- 上記のゴビットを「特定のカードが出たときに特定のリアクションをする」に置き換えたようなゲーム。この日のハリガリ三部作(勝手に命名)の最後の一品。
- その場に立ち上がったり拍手をしたりと様々なアクションが要求される。難点はそのアクションそのものが特に面白さにつながっていないところかw
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この日遊んだ中では「空手トマト」と「パクパク」はかなり面白かった。これは購入してもよいかな。