「マニアックファミコンナイト第2夜〜恋パラ支部長と朝までファミコン!」潜入レポート(前編)

 というわけで行って参りました。「マニアックファミコンナイト第2夜〜恋パラ支部長と朝までファミコン! ファミコンカセットつくろうぜ!〜」。
 とても面白いイベントでした。24時30分開始で朝の5時まで。ぶっ続けで熱いファミコントークが繰り広げられました。
写真も大量に撮ってきたため、分量が長くなりすぎるので二回に分けてレポートします。

  • なお写真がぶれまくっていますが、フラッシュを焚かずに取ったためどうしてもブレてしまいました。仕様です。

 
↑阿佐ヶ谷LOFT前。マニアックナイトの告知看板が。

 会場となった阿佐ヶ谷LOFT前には、会場前だというのに行列が出来ていた。
 場所がアーケード街のど真ん中で、他の店がほとんどシャッターも閉じている中の行列だけに目立ちまくりw
正直、地下にある店だったせいで何もなければ気がつかなかったかも。
 Web予約していたので、入場料1500円払って店内へ。


↑会場の様子。ぼちぼち人が集まってきたところ。

会場はそこそこの広さ。50人ぐらいの会場は、開演10分前ぐらいにはほぼ満席に。
ファミコンイベントというからもっと年齢行った人々が多いかと思っていたが、予想以上に若い人間が多かった。あと女性も結構いた。この辺は、昨今のニコニコやテレビとかでファミコンが取り上げられる事が増えた事が影響しているのかな?

  • BGMは古今東西いろんな曲のファミコン音源アレンジバージョンが延々掛かっていた。ファミコンキューティハニーとか。たまになぜかサイコソルジャーのボーカル曲が掛かっててますますカオス。
  • ステージの端には、なぜかファミリーボクシングかなにかのエアバック人形が飾ってあった。結局何にも使わなかったので本当にただの飾りだったのだが、なぜそれをチョイスしたのかは謎。

 時間になったところで、司会のみじんこの二人と支部長登場。

 
↑ステージ開演。 司会のみじんこの二人と支部長登場。

 ステージは大体1時間ぐらい置きにゲストが登場し、みじんこ&支部長とトークを繰り広げる形。
 最初のゲストはファミコン芸人のフジタさん。

↑フジタ登場。芸人というよりもそこらのゲーム好きの兄ちゃんっぽい。

 私はあまり知らなかったのですが、舞台とかでファミコンのプレイをしながらトークする芸人さんだそうで。
 取り上げたゲームもマニアックなモノからメージャーっぽいモノまで幅広くカバーしており、話芸も場をうまく盛り上げていたところはさすがにプロでした。


↑これはシャドウゲイトの様子。

  • 取り上げたゲームは「ドラゴンズレア」*1や「シャドウゲイト*2といったある種メジャーなゲームから、「キョロちゃんランド」、「マニアックマンション」といったその道のマニアでもあまり知られていないであろうゲームまで取り上げる幅広さ。
  • 特にシャドウゲイトは、よい場面(笑える場面)ごとにセーブデータを保存して何本も持ち込んでいたり、。
  • 個人的には「トランスフォーマー コンボイの謎」のあとで「ヴォルガード2」を取り上げるコンボが一番笑った。*3
  • マニアックマンションは噂には聞いていたが、初見だとホントに凄い破壊力。シャドウゲイト並の理不尽な死にゲーっぷりに会場大爆笑。

 また、そういったトークとは別に、アトランティスの謎スピードクリアなども披露してくれました。アイテムを一切使わない攻略で、ほぼ完璧なワープや100面の弾避けはかなり見事(というか、始めて見るワープパターンもあって驚いた)。


↑無事エンディングを迎えたアトランティスの謎。でもクリアしてるにも関わらずタイムオーバーで死ぬw

 また、なぜか会場にいた観客が持ってきた幻の「ファミコン版ラブクエスト」のネタなども挟んだりして、かなり大盛り上がりでした。というかさすがに観客も濃いなwこのイベント。


ファミコン版ラブクエスト。OPのあのイベント*4ファミコン版でも健在でした。
 続いてのゲストは、ニコニコ動画の実況動画などに出演しているサカモト教授と、アリアさん。
 
↑教授いきなりの熱演。 アリアさんはなんというか見た目と中身のギャップが面白かった。
 
 ファミコンの中の人ことサカモト教授*5は、ニコニコ動画の生放送などでおなじみの人。
 ファミコンを いちいち演奏前にファミコンにカセットを指す姿がちょっと面白い。
 この日はリクエストにも軽快にこなし、集まった観客の無茶ぶりにも答える様はちょっと格好いい。(見た目は凄くアレだが)

  • たぶん一番受けたのが任天堂の「麻雀」の音楽。ツモった時やアガった時の効果音なども交えての寸劇付き。
  • ほかにも「忍者龍剣伝」の4面の曲だの、「サマーカーニバル烈火92」だの「アイドル八犬伝」だの(支部長がこっそり歌ってた)、「キャプテン翼」の東邦戦の時の曲といった地味に難しそうなリクエストはもとより「忍者ハットリくん」、「悪魔城ドラキュラ」、「ファイナルファンタジー3」の悠久の風など、メジャーな曲も
  • さすがにリクエストすべてに答えられたわけではなかったが、「マグマックス」の地下の曲が分からなかったのでかわりに「キャプテンED」の曲を弾くとか、「ロウ・オブ・ザ・ウェスト」が思い出せないので代わりに「マグナム危機一髪」を弾くとか、選曲のセンスもどこか可笑しいぞw

 アリアさんの方も、ニコ動で実際にプレイしていた「ロックマン2」の前半面の生攻略を披露してくれた。

  • この時、ルイ・ヴィトンのハンドバックからロックマン2とホリコマンダーが当たり前のように出てくる様は妙にシュールで笑える。多分、世界でもこの人だけじゃ無かろうかw
  • 普通、ロックマン2をプレイするとメタルマンあたりから行くのが定石ですが、基本タイムアタックの戦術としてフラッシュマンからスタート*6。ただ、対フラッシュマン戦でうっかり1ミスして笑いを誘ったりもしていましたが。
  • 続くヒートマンステージは壁抜けや、点滅するブロックの下からすり抜けて乗る方法など、ウラワザも駆使しつつさっくりクリア。このプレイ中もトークしながらであり、さすがにニコ動の実況生中継で鍛えられているだけの事はある、と感心した。

 ほかにも「ボンバーキング」の生実況プレイ(凄い苦手なゲームらしく、1面クリアできなかった)や、サカモト教授VSアリアのスーパーマリオ対戦プレイ*7などもあり、これまた大盛り上がりのうちに第二ゲストの出番も終了。

 とりあえず前半はこんなところ。夜も更け、そろそろ会場のテンションもいい意味でオカしくなってきたあたりでマニアックファミコンナイト、後半へ続く。

*1:難易度が半端ねぇアクションゲーム。日本版はキャラの動きが海外版より速いのでまだマシだが、それでも理不尽としか思えない難易度で有名。

*2:アドベンチャーゲームだが死にゲーとして有名。とにかく良く死ぬので逆にどうやって主人公を殺すかといった逆の楽しみ方があるぐらい。

*3:コンボイの謎はとにかく良く死ぬアクションゲームで、一発即死の上にかなり理不尽な難易度。対照的にヴォルガード2はシューティングのくせに敵に体当たりしても死なない(むしろ敵を倒せる)という逆の意味で理不尽なゲーム。

*4:主人公が攫われた嫁を探しに行かない、という選択肢を選び続けるといきなりゲームクリアとなり、ラブクエストが中古屋で200円で買い取られるという超自虐的エンディング。

*5:詳しくはニコニコ大百科の該当記事参照→http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%83%A2%E3%83%88%E6%95%99%E6%8E%88

*6:フラッシュマンを倒すとアイテム1号が手に入る。コイツがあるとヒートマンステージやエアーマンステージがかなり楽になる。タイムアタックではかなり重要。

*7:スーパーマリオでの対戦プレイ方法についてはここ参照→http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/1004/30/news021.html