ようやくクリアしました。プレイ時間46時間。ひさしぶりにがっつり楽しめるRPGでした。
メタルマックス3(通常版) 特典 山本貴嗣先生謹製豪華描き下ろしコミックス付き
- 出版社/メーカー: 角川ゲームス
- 発売日: 2010/07/29
- メディア: Video Game
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特に終盤のボスラッシュはコレまでにない激戦。ラスボス(というかラスト二連戦)も、まず間違いなく歴代最強でしょう。
- これまでのシリーズのボスってイマイチぽっと出だったり、主人公と特に因縁がなかったりしましたが、今回のラスボスは序盤から延々主人公との因縁を張りまくりで、そのキャラクターも外道そのもの(悲惨な過去はあるが、もう確実に同情とか出来ないぐらいイカレてる)で、とにかく「こいつをブチのめす!」とテンションが上がりまくりです。そういう意味ではラスボスらしいラスボスでしょう。
- ただ、元が人間とは思えないぐらいにぶっとんだキャラなため、逆に他の冷血党幹部の影が薄くなってしまっているような・・・。なんで人間形態倒すとジオングヘッドになって飛んでいくんだよw
- 最終ダンジョンは中ボスラッシュの後に「ジャガン&ナート」との戦い→ラスボス戦と続く。この間、補給しにいく事が出来ないので、弾切れやスキル切れに注意するべし。
- 私は予備戦車を通り道に置き、そこに大量のS-Eを積み込む事で弾切れを回避しました。あとキャンプセットは用意しておくべし(自爆まで残り59分とか出るのに、一晩泊まる事が出来る謎)。
- ラスボス以外でも強敵は多い。印象深いのがクランナンバー2の「オーロック」。ストーリー上必須の対戦キャラにも関わらず「まんたんドリンク」を使ってくる傍若無人っぷり(まぁ、1回しか使ってこなかったけど)。あと体力が無くなると回復しまくる「ダイコンデロガ」や、賞金15000の強さじゃない「ガウーマン」あたりが強かった。
さて、改めて通してプレイした感想としては、まさに現代に蘇ったメタルマックス! 細かいテイストまで昔の雰囲気を残したまま新しい作品に仕上がっている。SFC時代のゲームが大好きな人間にとってはたまらない一本だろう。DSでプレイしたRPGでも、個人的にかなり上位に食い込む面白さだった。
ただ、結構不満点(というか改善して欲しい点)も多い。特に目につくのがバグの多さと、シャーシ周りの仕様あたり。
- かなりバグが多い。わりと普通にプレイしていても気がつくような現象も多いが、なぜかプレイヤーに有利なものが多く、バグというよりはウラワザといった感じになっている。このへんもSFCのゲームっぽいw
- 例えば、建物内部の小さいドアは戦車では通れないが、先頭のメンバーのみ戦車から降りた状態でさえあれば無理矢理通れるため、乗り降りを繰り返す事で建物内部まで戦車を運ぶ事が出来てしまう。これのせいで、クラン幹部ナンバー1の「オルガ・モード」戦は本来であれば生身で闘うところにも関わらず戦車で戦えてしまう。せっかく盛り上がるところなのに1ターンキル余裕って・・・。
- あと酷いのが資金増殖バグ。最大99個まで持てるアイテムは、1個以上買うお金があって、そのアイテムを持っていない状態だと1個分のお金で99個買えてしまう。ソンブレロ・ビルに売ってるジャックボーイとかを売りさばくと一瞬で資金が300万ほど貯まる。一気にゲーム性が崩壊しまくりであるが、後半改造を重ねると無茶苦茶金が掛かるので手っ取り早くクリアするには・・・。
- ほかにもスキル取得順がおかしくなったり、なぜかロケット弾がスパルク砲でなくとも撃てたり(たぶん設定ミス)とか、とてもとても多い。ハマリやフリーズも多めなのでこまめにセーブはした方が良い。
- シャーシは今回、穴の形を改造してゆくと分岐があり、それぞれで固定の大砲やS-Eがついたりする。それはそれでかまわないのだが、機銃が装備できなくなったり、固定の大砲に穴が埋められて自由に装備が出来なくなったりするのが大問題。せっかく、メタルマックスの売りである戦車カスタマイズがこれのために制限されてしまうのはちょっと納得いかない。
- しかも改造したシャーシは元に戻せない事と、周回プレイでもそれが反映されてしまうのがキツイ。分岐が多いソイヤウォーカーや終盤になるに従い固定武装が多くなっていくMBT77あたりはかなり悩みどころ。
- そういう意味ではあまり自由に改造できないが、シャーシを元に戻せるバイオタンクは使いやすいかも。
とはいえ、こういう不満点があるのも面白かったからこそ。
次回作があるのならばシャーシの仕様は変更して欲しいところ(改造段階を戻せるようにして貰いたい)。