「鋼鉄帝国 STEEL EMPIRE for 3DS」プレイ感想

<鋼鉄帝国 for3DS 公式サイト>
http://d-mebius.com/steelempire/

 というわけで、待ちに待った「鋼鉄帝国 STEEL EMPIRE for 3DS」がついに配信された(12月予定だったよね。だいぶ伸びたもんだ)ので、さっそくプレイしてみた。ダウンロード専用ソフトながら2940円というなかなか強気な値段ですが、その値段分の価値は十分にある、と言って良いでしょう。

  • このゲームで素晴らしいのは何より世界観。スチームパンクな世界観(ジュール・ベルヌの空想科学小説的世界)に浸れる演出はオリジナル版の時点でかなり高かったのですが、3DS版はかなりグラフィックの質が上がっていて驚きます。イメージ的には映画のリマスター版といった感じかな。音楽も素晴らしく、オリジナル版の曲をアレンジした感じで個人的にはゲームに合っていると思います。
    • ただちょっとだけ残念なのが、オリジナル版にあったオープニングの楽譜が流れる演出がなくなっていたこと。ここ雰囲気を盛り上げてくれるカッコいい演出だっただけに残念。 オープニングでほっとくと出ましたね。うっかりうっかり。
  • 難易度はとりあえずイージー、ノーマルの二つでクリアしてみました。どちらも初見でノーコンテニュークリアできました。この二つの難易度だと、オリジナル版に比べてだいぶ簡単になっている気がします。とりわけ弾がゆっくり目になっていることと、ボス敵の弾をだいぶ破壊可能になっている点が楽ですね。難易度を上げていくとまた違うのかもしれませんが。
    • 特にイージー難度だとラスボス(オリジナル版の最終ボス)と戦えないという違いがあるようです。一応レコード(実績)もつくので、最初はイージーからクリアしていくといいでしょう。後、ノーマルモード以上をクリアすると初期残機やクレジット数が変更できるようになる模様。
  • 基本的には昔のシューティング的な「避けゲー覚えゲー」なのですが、敵にやられてもパワーアップが残る事から、きっちりパワーアップをしていくことと、ボムをケチらないことを守っていけば割と簡単にクリアできる難易度だと思います。あんまりシューティングをプレイしたことがないという初心者にもおすすめできますね。
    • オリジナル版と比べ、対地攻撃の性能が結構変わっている気がします。エトペリカ(戦闘機)のほうは、対地攻撃の速度が遅くなっているほか、ゼッペロン(飛行船)の対地攻撃がやけに前に飛んでいくようになっていて、却って対地攻撃に使用するのが難しくなっているような気がw まぁボス相手に使う分には便利になっていますが。
    • にしても、このゲームプレイしたのだいぶ前なのに、いまだに3面ボスの攻略方法(弱点が見えたらボムで決着)とか、ラスボスの攻略法(隕石に隠れる)とかを覚えていたのには驚くw よほど印象に残るゲームだったんでしょうねコレ。
  • 演出面の違いだとこまごまありますが、特に最終ステージが結構変わっている気がします。特に中ボスがやたらしぶとく(3段階もある)なっていたり、ラスボス前にもう一つボス戦があったり(イージーだとこのボスで終わり)と、オリジナル版と比べて長丁場となっています。ほかにも5面の母艦がやられるところの演出が派手になっているとか、自機がやられたときの演出が地味になっているとかw 細かい違いは結構ありますね。とはいえ、雰囲気が壊れるようなものでもないし、プレイしていて気になるほどでもないですが。

 しかし、ステージ中の演出を通して語る、というこのゲームは本当に「映画的」なゲームだと思う。映画的ゲームってのはムービーを垂れ流せばいいってもんじゃないということがよく分かります。オリジナル版がメガドラの傑作とうたわれたのもこうしてみると納得ですね。
 というわけで、3DSの貴重なシューティングゲーム枠として超お勧めのデキ。3DS持っているならダウンロードしておくべきゲームですね。