Swtich版「Jet Lancer」レビュー

 本日のゲームレビューはPVが無茶カッコいいので衝動買いした2Dフライトシミュレーター「Jet Lancer」。

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 主人公は政府軍の開発した謎の試作機戦闘機に乗り、空賊たちや謎のロボットたちと戦い抜いていく、という割とド直球なストーリー。 

 

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 こいつが主人公機。逆ガルウィングの機体はスゲェマクロスっぽさバリバリですが、実際にゲームをプレイしてみると思ってた以上にマクロスでしたw 

 

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 シューティングではなく2Dフライトシミュレーターと呼んだのはその独特な操作性のため。これ見た目だとわかりにくいですが、移動したい方向に操作するのではなく、移動そのものは自動で行われ、機体の機首上げ、機首下げで方向を操作して移動しています。それ+アフターバーナーでの急旋回やバレルロールでの回避に攻撃にと、とにかく操作が忙しいのが特徴。

  • 個人的には初期ボタン配置だと攻撃と回避を両立しにくい感じでした。幸いキーコンフィグはあるので使いやすい配置を選べます。

 基本的に移動し続けるため一か所にとどまれないことと、敵機との交戦時間が短いため(戦闘機同士だと当たり前ですが)バルカンでの攻撃を当て続けるのは難しく、基本的には誘導ミサイルが攻撃のメイン手段となります。

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 ボタン長押しで溜めることでミサイルパーティが可能。このあたりのビジュアルはマジでマクロスプラスみたいだw

 とにかくビジュアルのカッコよさがしびれる作品で、スクショだと分かりにくいですが、背景やら敵機やらの細かい演出までレベルたけぇ。特に4面あたりに登場する敵機が、戦闘機とは思えない急激なスライド移動しているシーンとか「ゴーストかよ」って感動したw

 

 難易度はかなり高い。2Dなのにフライトシミュレーターという独特な操作性に慣れるまでは大変。ようやく操作に慣れ始めたかな?と思ったあたりで登場した5面のレーザー砲台は無茶苦茶苦戦した。一応チュートリアル的なステージなのにあれだけ判定の強いのボスはズルいよw

  • 基本的にアフターバーナーはスピードアップではなく空中切り替えしの手段としてちょっとだけ噴射することを意識すると一気に動きが良くなります。慣性を使って機首を切り替えしつつアフターバーナーで鋭角に曲がるといった、どう考えても人が乗っている機体でやってはいけない立体駆動がスラスラできるようになってくれば一気に面白くなりますね。
  • あと基本横視点のため、いま機首が地面・空どっちに向いているが分かりにくく、よく空間失調のように地面に向かって突っ込んでしまったりもしますw ただこのゲーム低空になると自動的に衝突を回避してくれるので墜落の心配はありませんが。むしろ攻撃は垂直方向への移動で回避する方がやりやすいのでわかってくると地面に積極的に突っ込むことになりますが。
  • ゲーム的な難点としてはレーダーが使いづらいこと。大体の方向と大体の距離しか分からず、お互いに進んでいると相対速度が速すぎて攻撃しづらかったり避けづらかったり。基本バルカンは正面のミサイルを打ち落とす手段と割り切って、交戦したら切り替えして後ろから狙うといった立ち回りを心掛けるのが良いかな。
  • あと、結構頻繁にメッセージが文字化けします。たいてい末尾におかしな文字が出たりスクリプトらしきものが表示されるぐらいですが。公式でも修正すると言及されてましたのでこれはそこまで問題でもないかな。

 

 とにかくビジュアルといい操作感といい、センスが光りまくった一本。エリア88紅の豚マクロスプラスを足したような感じと思っていただければわかりやすいかとw これインディーらしいけどむっちゃレベル高いなぁ。