ドラゴンクエスト3 「戦う」を使わずクリアしてみる(1)

 なんか仕事がいろいろ忙しくて気力が湧かず10日ブログを放置しておりました。
 こりゃイカン。なにかネタがないかと適当にハードディスクを漁っていたところ、3年ぐらい前に挑戦したドラクエ3の縛りプレイのリプレイ日記が出てきた。

 過去の同人誌にしたネタの再録版としてここで適当に公開することに。

  • 内容等は当時のものとなります。ご了承ください。

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◆「疾風!魔法大作戦」をもう一度◆
 かつて、存在したマニアックなゲーム専門誌「ユーズド・ゲーム」。最新のゲームではなく、中古ゲームを中心に追いかけていくという時代に逆行するテーマを掲げた、イカした(イカれた)ゲーム誌でした。
筆者はこのゲーム誌が大好きで、ほぼ創刊から、その後継誌である「ユーゲー」「ゲームサイド」とずっと追いかけ続けていました。それだけにゲームサイド休刊時には大いに凹みました。その後、即「シューティングゲームサイド」として蘇ったときは大いにズッコケましたが。
 閑話休題
 そのユーズド・ゲームズ誌上で何度かリプレイ記事として記載されたのが、このタイトルにもなっている「疾風!魔法大作戦」というコーナー。これは色々なゲーム(RPGSLG)を魔法のみでクリアしていこうという企画で、大概むちゃくちゃキツイ事になっている名物企画でした。
(特に今考えても「トラキア776」をよく魔法オンリーでクリアしたもんだと思う。あれ普通にプレイしても難しいぞw)
 この記事に感銘を受けた私、ゲームサイドも休刊した今こそ、この企画の精神を蘇らせるべきであると(勝手に)判断。魔法大作戦を自らの手で実現してみようと思い立ち、今回のリプレイ作成と相成りました。

 で、今回挑戦するのはGB版「ドラゴンクエスト3」。

言わずと知れた日本RPGの歴史における金字塔。こいつはFC版、SFC版、そしてこのGB版を通じて何度クリアしたかわかりません(多分私の生涯でもトップクラスにクリア回数が多いゲームと思われます)。
 そんな手馴れたゲームであるこいつで、あえての魔法大作戦に挑んでみることに。これまでの知識をフル活用し、果たしてどこまでやれるのか。

◆プレイルール◆
 今回のゲームリプレイの基本的なルールは以下のとおり。

・「たたかう」コマンドの使用禁止。
 ※物理攻撃は一切行わない。ついでに武器を装備しない。
・使用できる職業は勇者、僧侶、魔法使い、賢者、遊び人のみとする。
 ※商人は中盤の街建設に必要な時のみ使用する。
・賢者の使用は一人まで。また賢者以外の転職を禁止する。
・回復アイテムは各キャラごとに手持ちの分のみ使用できるものとする。
袋からの回復アイテムの使用、受け渡しは禁止する。

 とまあ、文章にすると大体こんなところでしょうか?
 職業の制限が中途半端(遊び人が使用できる)とか、呪文効果のある道具の使用を禁止していないあたりとかはちょっと逃げだったかな?とも思いますが、まぁそれまで禁止すると、とあるダンジョンで最悪詰む可能性もあるので今回はこの条件でいくことにします。

 ドラクエ3は何度もプレイしているだけに、この条件で進めていくとどの当たりがキツそうかというのも大体想像つきますが、多分「序盤」「カンダタ戦」「オーブ獲得時の二大ボス」「バラモス」あたりが特にきつそうな気が・・・。

 では、早速ゲームスタート。


◆パーティ結成◆
 さて、まずは勇者のキャラメイク。SFC版以降のドラクエ3では、極端に女性が有利(おもに万能の性格:セクシーギャルや、装備の関係で)となっているため、この挑戦でも迷わず女勇者を採用。性格も、もっともステータスの伸びが良い「セクシーギャル」に。このあたりはもうすでに何度もプレイしているので手馴れたものです。

 すぐさまルイーダの酒場で仲間集め。なるべく性格を粘りたいところですが、最終的には「ガーターベルト」で強制的に性格を変えられるので、仲間の方はそこまで気にしなくてもいいかな。
 というわけで、この挑戦のメイン攻撃手段となる魔法使い(しあわせもの)と、メイン回復役の僧侶(がんばりや)をパーティメンバーに。
 後々、遊び人を加えて賢者への転職を測りたいところですが、現状ではマジ役立たず以外の何者でもないので、取り敢えずこの3名で冒険開始。

 さて、多分この挑戦でとにかく辛いのが最序盤。というのも勇者と魔法使いのメラしか攻撃方法がなく、MPも少ないためスライム相手に2〜3回戦っては家に帰るという地道な作業を繰り返さざるを得ないのだ。僧侶に至ってはパーティの先頭で防御して壁になってるだけだし。
 ただし、武器が一切必要ないため、初期装備を全部売り払って防具につぎ込めるため、アリアハン近辺の敵からはほぼノーダメージに。結果、全滅する危険はほぼないが、無駄に戦闘に時間ばかりがかかる展開に・・・うわぁ、面倒くさいなコレ。
 今は耐えるとき、と割り切ってちまちまレベルを上げ。
パーティ全体がレベル5を超えたところでナジミの塔へ。ここにある塔内部の宿屋を拠点にさらなるレベル上げを行う。
 レベル6まで上がると、魔法使いが念願のヒャドを覚えてくれる。これでやっと攻撃力がマシに。まぁ、勇者は相変わらずメラオンリーだし、僧侶はたまにニフラム使う以外は相変わらず壁だし、ほとんど魔法使い一人で戦闘がんばる展開ですが。


◆ロマリアから広がる世界◆
 レベルが9ぐらいまで上がったところでいよいよアリアハン脱出。途中現れる「さそりばち」の恐怖と戦いつつ、MP切れにならないように逃げまくってずんずん進む。
 で、このあたりで気がついたのだが、どうも今回のプレイでは「逃げる」の成功率がやたら低い気がする。
 一発で成功するのは稀で、だいたい二〜三回逃げてやっと成功するという有様。これがGB版特有の現象なのか、3人パーティ故の現象なのかはわかりませんが、基本呪文しか攻撃手段のないこのパーティにとってはかなりの死活問題。これから先の長丁場のダンジョンが思いやられます。 

 逃げミスで壊滅しかかったりしつつ、なんだかんだでロマリア到着。
 このあたりでパーティ全体のレベルも10を超え、僧侶がラリホーマヌーサ、魔法使いがギラ、スクルトと一気に重要呪文を覚えだしモンスター討伐が安定してきました。でも勇者は相変わらずメラで攻撃。ドラクエでこんなにメラを使ったのは多分これが初めてですよw

 で、ロマリアに到着したところでここから先の進め方は何通りか考えられます。
 1.ノアニールへ進み、夢見るルビー獲得を目指す。
 2.ジャンパーニの塔へ行きカンダタを倒す。
 3.アッサラーム方向ヘ進む。

 今回は、まずアッサラームへ行って装備を整え、ノアニールの開放を目指すルートで。別にノアニールを開放しなくともクリアに関係ないのだが、解放後に売られている「みかわしの服」が今回のパーティでは生命線となりうる装備のため、これの獲得を目指したい。

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 本日はここまで。