ファイアーエムブレム 新・紋章の謎〜光と影の英雄

 というわけで買って参りました。

ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~

ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~

 前作(新・暗黒竜)がちと微妙だったので今回リベンジなるか? という思いを込めての購入です。

 で、プレイしてみた感想ですが・・・前作を比べても、なんか凄く良くなっている(気がする)。
 基本的な部分はそこまで変わらないのに、全体的な「手触り」が良くなっている。シナリオの変更や、仲間が旧作より増えている事とか、システムの改良とかがいろいろかみ合っていて、凄く遊びやすくなっている感じがする。

  • キャラクターのグラフィックは相変わらずアレっぽいが、前作プレイ後のせいかそんなに気にならなくなったw
    • そもそも、FEをファミコン時代からプレイしていると、今更キャラのグラフィックが変わるぐらいではうろたえない(個人的にはSFC→DSよりもFC→SFCの時の方が違和感あった)。
  • シナリオは元から結構アレンジされている。特に大きいのが「マイユニット」キャラの存在。自分自身で名前や設定を決められるいわゆるメイキングキャラですが、最初のプロローグの際に他のキャラとの絡みがきちんとあるせいか、これが結構違和感なくFE世界に溶け込めている。
    • あとこのプロローグのお陰で、旧作ではあんまり使わなかったルークとロディはメインパーティ決定。旧紋章の謎のときはまだ結構キャラがつかめなかったけど、今回はこいつらとの支援会話も多く、マイユニットとの絡みもあって凄く「仲間の絆」を感じる。
  • また、本来「紋章の謎」で仲間にならなかったキャラも仲間になるようになった。サジマジバーツとかリフとか。
    • というか、前作からやけにリフ一押しなのはなんなんだ。プロローグで登場した時には「ああここでリフが出るんだな」とうすうす予想してたけど、3章外伝にも出てきた時はさすがに吹いたわ。
  • あと支援会話が「暁」方式のマップ間で行われるタイプに変更されたせいか、戦場で延々支援会話を発生されるまで粘るといった不自然な事をしなくても良くなったのは大きいかも。
    • SFC版ではなかっただけに、これまでよく分からなかったキャラが凄く生き生きと感じられる。マリーシアとかこんな愉快な奴だとは思わなかったよ。
    • ただ、誰と誰の間に支援会話が発生するのかの組み合わせ表が見れないのが難点。ココは欲しかった。
  • 今は無きサテラビューで配信されていたアカネイト戦記もきちんと収録されているほか、配信クエストまであって細かいサービスにも抜かりなし。
  • あと、訓練がマップ間で出来るようになったのも大きい(有料ですが)。戦争中なのに延々闘技場でレベルを上げる、という微妙に不自然な行動しなくても良くなった。ベンチキャラも鍛えやすい。


 あと、今回から追加された「カジュアルモード」は、これまでのFEにはなかった「味方の死なない」モード。
 これは多分ファンの間では賛否あるモードだと思うが、私はこのモードを追加した事には全面的に大賛成。
 今回はマイユニットの存在を始め、ガイドの充実やプロローグで前作ストーリーを補完したり丁寧なチュートリアルがあったりと、徹底的に「FEの間口を広める」作りになっている。そういった一環として「カジュアルモード」の搭載は、むしろあってしかるべきモードだと思う。
 それに従来の味方が死ぬ「クラシックモード」もきちんとあるし、気になる人はこっちでプレイすればいいわけだしね(私もこちらでプレイしている)。
 これでFEのプレイ層が広まって、今度はリメイクではない新作につながれば言う事無いしね。

  • でも、個人的にはGBAのシリーズもリメイクして欲しいなぁ。封印と烈火を前後編とかで。


 というわけで、今回のFEは旧作ファンから新規プレイヤーまでオススメできるモノになっていると思う。