マッスル行進曲&鹿狩 レビュー

 本日はあの謎の公式ムービーでニコニコ動画などで話題沸騰だったWiiウェアマッスル行進曲」と、渋すぎる題材に一部で話題となった「鹿狩」のレビュー二本立て。

まず「マッスル行進曲」。<公式HP>http://muscle.namco-ch.net/

  • 公式ムービーから予想していたけど、うん、いつものナムコご乱心シリーズらしい、単純だけど面白い、という素晴らしい出来でした。
  • Wiiリモコン&ヌンチャクで4種類のポーズを決めて、壁の穴をすり抜けてゆくというようは「旗揚げ」ゲームなのですが、マップがめまぐるしく動く上にポーズのフェイントや穴から穴へのタイミングを微妙にずらされたりと、一筋縄ではいかない。
  • ステージは簡単→普通→難しいと3段階に分かれるが、簡単は本当に簡単で難しいはかなり難しい。ゲームバランスが元々ゲーセンのゲームらしい絶妙なバランスになっている。
  • ステージは3種類あるが基本的には背景が違うだけ。キャラは7人いるけどどれでも同じ。また各ステージの難しいに登場するキャラはどのステージでも同じとキャラクターのバリエージョンがない事だけが残念。
  • リモコンとヌンチャクはそれほど振らなくてもいいはずなのだがついつい大きくポーズをとってしまうのがこのゲームの魔力か。プレイ後、腕が上がらなくなるぐらいには疲れた。ゲームの内容的には正しいのか?
  • Wiiウェアの癖に歌詞入りの曲が5曲もある。しかもどれも大変素晴らしい出来。ゲーム中の特徴的なグラフィックとあいまって、すごく塊魂っぽい。というか、いきなり王様が出てこないかと心配したよ。
  • 正直これゲームセンターにあってもいけそうな気がしたんだけど・・・なんで駄目だったんだろ?最近のゲームセンターにはこういう「とりあえず100円突っ込む」系のゲームが少なくなってしまった・・・。

結論から言えばこれ、かなり面白いです。一発ネタですが接待プレイにも使える優れもの。たった800円と言うのも大きいかも。

続いて「鹿狩」<公式HP>http://www.arcsystemworks.jp/deercapture/

  • 海外ではいくつかリアルハンティング系のゲームが出ているが、日本だとあまりお目にかかれないジャンル。様はガンシューティングなのだが、撃ち殺すのがゾンビかかわいい鹿かでこれほどインパクトが変わるとは。
  • ひたすら鹿を撃ち殺す「インスタントモード」と指示に従って倒す「ミッションモード」の二つ。とにかく万事ストイックな作りで、
  • 銃はライフルとボウガンから選べる。ライフルは威力が高いが気がつかれやすく、ボウガンは威力が低いが気がつかれにくい。どの道、ヘッドショットを狙うことになるので銃の選択は好みでも問題ないかも。
  • 「インスタントモード」は画面内から鹿がいなくなるとシーン切り替えとなり、延々鹿を倒していく。BGMもなく、ただひたすら銃声と動物の声のみが響くステージはまさにストイックガンシューティング
  • 弾を外さずに当て続けるとチェインとなりボーナス点。ヘッドショットのボーナスとあわせて積極的に狙っていくのがハイスコアへの道。
    • シーン20ごとに黄金の鹿が登場し、倒すとタイムボーナスがつく。これは外さずに取るべし。
    • 時々鹿ではなく、鳥や黒ウサギが出ることもあるが、これらは高得点なので積極的に狙いたい。
    • 時々通常の鹿を倒したときもタイムボーナスがつくことがあるが条件が分からない(チェイン数?)。

ガンシューティングとしては結構まともだが、惜しむべきはネットランキングに対応していないこと。
そのため、ひたすらハイスコアのみを求めるモチベーションが保ちづらいゲームとなってしまっている。これがあれば良かったのに。