なんかいきなり「Nintendo Switch Online」のGBに新作4つも追加されました。「サバイバルキッズ」や「セレクション」も中々嬉しいところでしたが、やはり個人的目玉は何といっても「ネメシスⅡ」の追加ですね。まさかこれが最新機種で遊べる日が来るとはね…。

GB版は一回ざっくりレビューしているんですが、せっかくSwitchで遊べるんだし、今回はスクショ撮りまくりでレビューしていきますよw
↑過去の紹介記事。もう5年も前だったわ…(時の流れに戦慄)。

まず本作は装備選択があります。ミサイル、ツイン、レーザーをそれぞれ3種類からチョイス可能。GBという事を考えてもこの仕様はかなり頑張っています。ただこの選択画面ではAボタンを押すとそのままゲームが始まってしまうので注意。左右ボタンで装備種類を切り替えて選んでから開始しましょう。
- 始めの家はこの仕様に気が付かなくてミサイルしか変えられないのかとしばらく思っていました。気を付けるべし。
- とりあえず慣れるまではツインミサイル、テイルガン、ツインレーザーあたりが使いやすいのでオススメ。

ゲームが始まるといきなりビックコアから追いかけられる絶体絶命のシチュエーションから開始! 本作が名作たる所以がこの「演出がアツイ」ところ。GBという処理速度・グラフィック面で見れば非力なショボい機種ながら、ちゃんとデモシーンでクソ熱いストーリー展開が想起できるのは超凄い。

あとグラフィックも凄い。とてもGBの緻密さじゃない。今見てもこのドット絵は凄いぞ。さらにBGMまで凄い。この頃のコナミの職人芸はほんと凄いな…。

本作の1面はかなり長く(他ステージの2面分ぐらいあり)、最後に待ち構えるボスもその分結構強め。画面が狭いためか意外と拡散弾が避けづらい。

1面をクリアし、遺跡を抜けてホッとしたところで謎のキャプチャーに囚われ、敵のビックコア内に引きずり込まれるという、息もつかせぬ展開に。

このバリアをバックファイアで打ち破るところも演出として完璧。装備はすべて奪われたけど、まんまと敵内部に潜入してやったぜ、といったストーリーがこの短い演出から見えてきます。

2面ステージは艦内を突き進んでいくスタイル。最初に装備を全部剥がされるうえ、カプセルを献上する編隊が飛んでこないのでちょっと焦るが、ちょっと進むと現れるドームを破壊することでカプセル回収が可能。ここで一気に立て直していくべし。

2面ボス。弾と上下を貫くバリアに加えて、たまにこちらをボス側に引き寄せる攻撃が厄介。上か下の砲台を早々に潰すのが攻略のコツ。

敵艦から脱出して宇宙を進む3面。隕石が飛び交う宇宙を突き進んでいく。意外とグラディウスではこういう宇宙オンリーステージって少ないかも。

3面ボスはシリーズお約束ボスのビックコアに火山がくっ付いた戦艦。ちゃんと火山から噴石を飛ばしてくるので射線をずらしていても安心できないぞ。
- 特に下についている火山は噴石の軌道が上下逆転するので混乱し易い。

本作で一番好きな演出がこの3面ボスの散り際。ゆっくりと大気圏に突入しながら燃え尽きていくという、王道ながら燃える展開。大気圏突入はSFものの華ですな。

そして大気圏から一気に雲海を抜けて、敵惑星と思われる場所にシームレスに突入。この4面背景もGBとは思えんぐらいの書き込み具合だ。

ステージ5は敵基地内部へと突入。このステージは地形が引っ掛かりやすい厄介な場所が多いが、この「くるくる回って飛んで来るバキュラじみた敵」は破壊もできないのでかなりキツイ。

ステージ5のボスは要塞ボス。上下を反射する弾と極太レーザーの組み合わせが凶悪。本作における最強のボスです。
- 反射弾は毎回間隔や軌道がちょっとずつズレるのが厄介。下の弾をパワーアップの「ミサイル」や「ダブル」の当たりで避けるのが個人的にはやり易いかな。コアの目の前に張り付いて避ける方法もありますが、たまに極太レーザー喰らっちゃうので素直に射線ずらして避けたほうが気分的には楽かな。

5面ボスを倒すと恒例の崩壊する基地脱出ミッション。ハードだと画歴にも当たり判定がありますが。画面前よりだと当たらないのでここは楽勝(むしろ1面の遺跡での落石の方が避けづらいぞ…)。

最後は敵のコアを追いかけながらのバトルという、1面開始の時とは全く逆のシチュエーションでのラスボス戦というこれまた燃える展開に。
- 特にここのBGMはかなり爽快感にあふれる良曲。ラスボスの攻撃が緩いのはこの曲を思う存分堪能してねというコナミの粋な計らいと思われる。

難易度ハードでクリアするとエンディングが変化します。Switch版だと巻き戻し機能があるのでめちゃ楽ですねw
というわけでGBでも地味にプレミアがついている本作。グラディウスコレクションに含まれていなかったときは軽く絶望しましたが、Switch Online投入はマジでありがたい。難易度もそこそこ、1週15分程度のお手軽シューティングとしてオススメ。