Switch版「スーパーロボット大戦X」クリア後レビュー

 なんかスーパーロボット大戦Xが一時期セールしていたのでついうっかり購入。このところ一か月ほどゼノブレイド3と並行してプレイしていました。こんなことやっているから

 ということで一か月ぐらいプレイし続けて一周クリア。今回は周回支援用に改造資金が増えるDLCを投入したので、割とサクサク進められ、最終的なプレイ時間は30時間程度でした。

 今回もスクショは最序盤のみ。

  • 単発の作品としては過去にプレイした「V」と「T」の間に出た奴で、この3つで何となくシリーズ作っぽくなっている奴。「T」をプレイしたのついこの間のような気がしていましたが、もう1年以上前だったのか…。

 

 今回の主人公(女主人公)のアマリ。最初に見たときは「ティルズのキャラみたいだ」という印象でしたが、最後までプレイするとちゃんとスパロボ主人公していました。V、Tを含めた単発三部作の中だと一番好きなキャラかもしれん。

 

 そしてXという作品全体を通しての主役といえるワタル。ずっとワタルルートを進んでいたこともあってか、アマリと二人で主人公してた。

 

 ちゃんと龍神丸呼び出すシーンなどもあって、かつてリアルタイムで見ていた記憶が蘇りオジサンちょっと感動w

 

 そして初期から絡むナディアのメンバー。ナディアがスパロボに登場する日が来るとは思ってもみなかったよ。

  • ストーリー全体が「異世界 アル・ワース」中心で、なかなか全体的に異色な雰囲気が特徴。これまでのシリーズには登場していないワタルやナディア、バディコンプレックスあたりが中心になっているためかストーリーがかなり新鮮。というか「レイアース」はこっちに参戦すべきだったよね、話のテーマ的に。
  • 実際、ワタルは本当にストーリーの根幹にかかわる存在で、そこを万丈や舞斗、シモン、甲児といったスーパーロボットパイロットの面々が良き先輩として導いていくという展開は胸熱もの。このストーリー展開はVやTともだいぶ雰囲気が違っていて良かった。
  • 基本システムはV、Tと同じ。Tacポイントを使って強化していくというシステムも同じですが相変わらず部隊全体強化など一部システムについてあんまり説明が無いところも同じ。この点はV、X、T全体を通して共通の問題ですね。
  • 今作のユニットでまずぶっ飛んでいたのが「サイバスター」。なんといってもこのユニットは移動後マップ兵器「サイフラッシュ」の存在がデカいわけですが、本作でもこのサイフラッシュが群を抜いて強力。気力をプラスする強化パーツを付け、とりあえず突っ込ませてサイフラッシュして削る、という切込み役として大活躍してくれます。通常プレイだと加入は結構遅い(35話ぐらい)のですが、それでも撃墜数トップになるほどのバランスブレイカーっぷりを発揮してくれます。
  • 続けて本作の戦艦枠で最も強力なのが「N-ノーチラス」。Vのヤマト、Tのアルカディア号のように戦艦だけど戦闘力が高い枠のユニットで、なんといっても射程が長いP武器を持っていることと敵味方識別の着弾式マップ兵器「ホーミングレーザー」を装備していること、ネモ船長が「決意」(ExC+5)を持っていることから、Exアクション「マルチアクション」を自分で補給し、P兵器で迎撃→マップ兵器をぶっ放してさらなるマルチアクションに繋げるという動きが超強力。
  • Gのレコンギスタ」の主役機である「G-セルフ(パーフェクトパック)」も上記2機に劣らず強力で、やたらと範囲が広いマップ兵器「フォトン・トルピード」を持ち、精神コマンド「決意」を持っているため、N-ノーチラスと同様、敵陣に切り込んでマップ兵器をぶっ放すという運用が可能。

 大体、上記3機が常に撃墜数トップ3を争っていて、それに最序盤からいるワタルや主人公、マップ兵器が強い機体に乗っているヒイロジュドーがそれに続くといった感じ。V、Tと同じく後半はマップ兵器ゲーになりがちなのでどうしてもマップ兵器持ちかそうでないかで使い勝手が変わる印象。

  • 主人公機はVやTほど強力ではないが「ドグマ」というサポート能力が使え、特に序盤から「魂」を味方に掛けられるのが超強力。本作は全体的に敵が固い場合が多いため、こいつのサポートに助けられる場合も多い。ただ、後半乗り換えがない(徐々にパワーアップ系)な点だけは残念。
  • 意外と使えたメンバーだと「G-ルシファー」。武装は2つしかないが射程が長く、MSにしては珍しい二人乗り。しかも本作では貴重な脱力も持っているので、戦えるサポートメンバーとしてヒット&アウェイを付けると大活躍してくれます。
  • 意外と使い方に困ったのがガンダムメンバー。というかメインメンバーたちが気力を上げてサイコフレーム発動で強化されるという関係上、まず気力を上げないと思ったより活躍できない(特にF91はリミッター解除が発動したかどうかで強さに雲泥の差が出る)のに、敵が固いと泥仕合になりやすい。なので気力を上げる強化パーツや「激励」の使いってMS連中をまずパワーアップさせるのが最初の展開になりがち。
  • まぁ、かといっても難易度はそんなに高くないので(VやTよりは敵が固い分難しいかも?と思ったぐらい)、好きなユニットを使って攻略できるかと。なんだかんだで最後の最後までグラタン(グランディスタンク)」を使ってエースにできるぐらいには何とかなります。

 ということで、1年ぶりのスパロボでしたが結構良かった。これで近年のVXTの単発三部作を全部プレイしましたが、その中では一番雰囲気が好きだったかも(マジでここは好みが出る所だと思うけど)。やっぱりワタルのような思い入れがあるタイトルがあると大きいな。

 さて、後残すは「30」なわけだけどこれはどうするかなー。DLCが本体みたいなやつだし、それ込みでセールされたらやりたいかな。