ぼちぼちやっていく予定のボードゲームレビュー。今回はカードゲーム「ファンタジーレルムズ」です。このゲーム何度見ても「レムルズ」と間違えるんだ…。
↑なぜかブログのAmazon商品検索でヒットしなかったのでパッケージ写真。このイラストは結構ゲーム内のカードイラストとテイストが違っているのが謎。
このゲームのゲーム性を一言でいうならば「ファンタジー版麻雀」(ファンタジー版ラミーでも良い)。プレイヤーはゲーム開始時に7枚の手札を受け取ってスタート。
手番が来たら「山札から1枚引いて1枚捨てる」、または「捨て札から1枚引いて1枚捨てる」のいずれかのアクションを行います(この編の手順はラミー系ゲームっぽい流れ)。
- カードはすべて1枚しか存在せず、全53枚(+プロモーション1枚でプレイ)。それぞれのカードには基礎得点の他にプラス効果となる「ボーナス」とマイナス効果となる「ペナルティ」といった効果が記載されており、これらを組み合わせてコンボを作り、より高い手札に切り替えていくのが基本的な流れ。
- ボーナスによってはペナルティを打ち消す、あるいはその逆といった形で相互にカード効果同士が作用しあうことがあり、どのカードを獲得すべきか、どのカードを捨てるかで頭を悩ませる。
- いちおうテーマとしては「ファンタジー世界の統治者として、一番良い領地づくりを行う」といった内容なのですが、「指導者」や「魔術師」、「軍隊」、「武器」、「聖遺物」といった如何にも分かりやすいものから、「生物」、「地形」といった領地に紐づいたもの、「気象」「火炎」「洪水」といったそもそも統治者がどうにもできそうにない要素など様々なタイプがあります。
最終的に捨て札が10枚となったところでゲーム終了。その時点の手札を比べあい、もっとも高い点数となったプレイヤーが勝者となります。
- 大体、150~200点の間ぐらいで決着することが多い感じでしょうか。1枚当たり20~30点ぐらい稼げるあたりを目安にカードを獲得していくのが良い感じです。
↑個人的最高記録となる300点取れたときの手札。コンボが決まると凄まじい点数に。
1プレイ30分程度(7人プレイ時)と短めながら、終了時の満足感は高く、それでいて「もう一戦」もやりやすい絶妙なバランス。麻雀を遊ぶ感覚で何ラウンドか繰り返し遊ぶのがオススメです。
- とにかくカード間の相互作用が非常に多いので、遊ぶほどに上達が実感できる点からも繰り返しプレイが推奨されます。いや、これマジで4人ぐらいでスタートプレイヤー一週ぐらいで遊ぶとむっちゃ面白いよ。
- 遊んだことはありませんが、「2人用ルール」や「リアルタイムトレード戦」といったヴァリアントルールもあり。こちら側もどのようなプレイ感になるかは気になる所。
- 難点を述べるならば、カードの効果を理解するため、初プレイ時はみんな慎重にカードを確認してプレイが止まりがちなことw とはいえ最大でも場に9枚までしか並ばないし、手番ごとに1枚ずつ入れ替わるだけなので把握そのものは難しくない。何度かプレイすれば慣れると思う(実際、繰り返し遊びたくなるゲーム内容だし)。
- あとコンボによって得点が大きく変わり、少々計算が複雑になため、カードを選ぶだけで得点計算をしてくれるスマホアプリの仕様が推奨されます。あるとないとでは負担が大きく違うよw
- あと謎なところとしてはプレイ人数が「最大7人まで」となっているのですが、カードが全部で53枚しかないため、7人戦だと7枚ずつ配ると明らかにカードが足りません(山札が4枚しか残らず、ゲーム終了条件を満たせない)。実際7人で遊ぶ際には手札6枚ルールでプレイしていました(これでもプレイ感はそこまで変わらん)が、これは何かルール解釈を間違っているのだろうか…。真相を知っている方教えてください。