今回は任天堂の新作「世界のアソビ大全51」レビューです。何気に発売日に購入して、ずっとプレイしてました。
DSで発売されていた「世界のだれでもアソビ大全」以来13年ぶりとなるアソビ大全新作で、世界中のあらゆる遊びが詰まったバラエティーゲーム集となっています。
タイトル通り51個のゲームが詰まったお得感あふれる内容。ゲームはメジャーなものからドマイナーなもの、オリジナルなものまで、バラエティーに富んでおり、ちゃんとネット対戦にも対応しています。
ゲームプレイ後は「ドヤ知識」なる、そのゲームにまつわる豆知識を教えてもらえる。まぁ、たまに全然関係ない小話が混じっていたりしますがw
うん、それはすごくよく知っているw
というわけで、そんな収録されている一部のゲームについて、お気に入りの奴から個別にレビュー。
■花札
- ある意味任天堂の本業w このゲームでは「こいこい」が遊べる。この辺はもっと他のものも遊べると良かったですが、まぁ知名度とプレイ時間の短さを考えたらこれしかないか。
- 「こいこい」としては基本的なルールは抑えつつ、「花見で一杯」や「月見で一杯」はありなしが選べることなど、若干ルール調整は可能になっている。他には手役7点以上は2倍の得点、手四やくっつきはあり、役無しの場合は引き分けで両者0点という感じになっています。任天堂のサイトに載っている「任天堂ルール」のこいこいとなっています。
- 獲得した札は種類ごとに分類され、次にどの役が狙えるかが分かりやすくなっているなど、システム面でも遊びやすい。
■マンカラ
- 今回の新追加ゲームであり、アフリカやアジアで遊ばれているアブストラクトゲーム。タイトルだけだと分かりにくいが「マンカラ」はゲームとしての総称で(「トランプ」みたいなもん)、そこから細かいルールがいっぱいあるわけなのですが、このゲームは「カラハ」と呼ばれるルールの奴のようです。
- まず何といってもこのゲームは「石の感触」が良い。種まきを行う時に感じる感触とか、「カラン」となる音とかが凄くリアルにできているw
- また、アシスト機能が本当に良く出来ており、これを使うと「その場所から種まきを始めるとどの穴まで移動するか」が表示されるようになっています。これのおかげでかなり戦略を立てやすく、短時間で遊びやすくなっています。さすがに今回収録ゲームのNo.1に持ってきただけあって完成度は非常に高いですね。
- あえて言えばCPUがちと弱いことぐらいでしょうか。「横取り」を防御することがあまりできないので、そこを意識的についていくと割とサクッと勝ててしまいます。ここは対戦推奨。
■麻雀
- 実は任天堂は麻雀牌も出している(ドヤ知識)。ゲームとしては非常にオーソドックスな麻雀。ルールも設定できるのは「赤ドラあり/なし」ぐらいでシンプル。
- プレイ方法を知らない人向けにもステップ別に解説が入るとかなり親切にルール説明が入るため、これから麻雀を始めたいという人にもおすすめできる。
- ただ、今現在ネット対戦をプレイすると「操作にラグがある」のが難点(どうも回線が遅い奴が混ざっていると起こる?)。特に牌選択時にワンテンポ遅れてしまうため、誤操作しやすいところが厳しいかも。
■ヨット
- いわゆる「ヤッツィー」とほぼ同ルールのダイスゲーム。ダイスを3回まで降りなおしつつ、決められた役を作って得点を稼いでいく。必ずどれかの役を確定する必要があり、かつ一度使った役は使えなくなるため、その時点で残っている役のどれを狙うかがキモ。
- このゲームもマンカラのように「ダイスの感触」がかなり良い。この革のダイスカップでカラカラとダイスをぶつけながら振る、リアル感覚がマジで良く出来ているw
- あえて残念な点は二人対戦にしか対応していないこと。四人対戦とか、逆に一人用とかはできません。
■キャロム
- おはじきゲーム。いわゆる「彦根カロム」の方ではなく日本キャロム協会ルール(と思われる)の方です。
- これ、思った以上にコマがはじけないw いや、おはじきなんだから当たり前なんですが、とくに初っ端のごちゃっと固まっているときが地味にきつい。ビリヤードみたいに勢いよく跳ね返るわけじゃないので、まず数を減らすことが肝心かな。
■ビリヤード
- 8ボールと9ボール、あとは簡単ルール(とにかく5個落とせば勝ち)の3つのルールで遊べる。いわゆるマッセをはじめとしたキューの高さ指定ができず、基本直線でしか打てないというビリヤードとしては割と簡素な内容。
- 8ボールはやたらボールが多くて時間がかかるので、やはりシンプルな9ボールが面白いですね。
- ボーリング場やゲーセンにあるアレ。タッチ操作で遊ぶと感触がマジでエアホッケーそのものでなかなか感動する。
- 遊べるのは基本的なルールで、1パックで決められた点先取のものですが、どうせならば時間制とか複数パック対戦とかも欲しかったかな。
- アソビ大全収録ゲームの中では多分一番遊んでいる奴。Windows標準の奴で数えきれないぐらいプレイしてきたのに、結局これでも遊んでしまう一人遊びの王者
- 地味にうれしいのが、もう攻略できる局面まで持って行けばオートでクリアしてくれる機能が付いていること。これのおかげで最後までダレずに遊べる。むしろこの機能のせいで、気が付くと延々遊んでしまうのが恐ろしいw
- カードをマリオトランプ柄にできるのが地味にうれしい。これ現実だと地味に高いんで持っていないんですよねw
なんというか、メインでがっつり遊ぶ系ではないけど、ダウンロード版を入れておくとちょいちょい遊んじゃうタイプのゲームとすると、スゲェ良く出来ています。
特にボードゲームは「感触」が良く出来ていて、遊んでいて気持ちよさがあります。こういうところにしっかり力を入れてくるあたりはさすがはおもちゃが本業の任天堂らしい作り。