Swtichでいろいろダウンロードソフトを遊んでみた(5)

 正月なので、年末のSwtichダウンロードセールとかでいろいろ購入したソフトを消化中。というわけでそんな中からいくつかをチョイスしてレビューしてみる。今回は特にノンジャンルで紹介。

 

●Lichtspeer(ライトスピア)

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  • やたらケミカルで原色バリバリなグラフィックが特徴的で、eショップでもやたら目立つ存在。
  • eショップのサムネイルだとアクションゲームっぽい見た目ですが、実際には固定画面シューティングといった感じのゲームです。
  • 画面右手側からやってくる敵キャラに対し、こちらの攻撃手段は光の槍。これを角度調整しながら投げまくって敵を一定数倒せばステージクリアという流れになります。槍は飛ぶラインこそ見えますが、投げてから着弾までがやや間があるため、敵の動きの先を読んで予測地点に向かって投げる、という感じ。
  • 敵は物量で攻めてくるのみならず後半になれば予測が難しい軌道で飛んで来たり、ギミックを使った奇襲をしてきたりととにかくハチャメチャになっていきますが、無心で槍を投げ続けていくとなんだかトランス状態になるような謎の中毒性があり、シンプルなゲーム性ながら結構面白い。

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  • 日本語は一部おかしいけど、これがゲーム内容と合わさって無性に笑えてくる(むしろ狙っているのかも)。

 

●Little Bit War

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  • イカれた言語センスが切れている、8ビットテイストなリアルタイムシミュレーションゲーム
  • 自分の軍の都市エリア内に兵器工場を建設して次々と兵器を生み出し、敵都市を陥落させれば攻略完了。とにかく自分以外の勢力はすべて敵で、リアルタイムで次々と兵器が生産されまくり、画面上を蹂躙していく様は面白い。8ビットテイストだが、当時のゲーム機ではとても不可能だった物量戦が繰り広げられるw
  • 問題点はシミュレーションゲームなのに「ゲームバランスはほぼ崩壊している」こと。とにかく兵士を生み出す工場をひたすらスパムし、敵とエリアが接している箇所には防衛用のタワーを建てまくって攻め込ませない、という戦略でほぼなんとかなってしまう…というか一度戦局が傾くと取り返しがつかない物量になるため、それ以外の戦法がまず意味をなさないというのが非常にマズイ。
  • マップも自動生成なうえ、各ステージ開始時に生成内容を吟味できてしまうため「敵の都市が自分の都市に近い」マップが出るまで粘り、開始したら速攻で兵士量産→占領、あとはエリア内にひたすら工場スパムという必勝法が成り立ってしまいます。マジでバランス関係はグダグダの極み。
  • コンセプトは面白いけど、それゆえにゲームバランスのひどさが際立つ内容。これで上記のラストスピアより高いのは許せんぞさすがに。

 

●大繁盛!まんぷくマルシェ

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  • 可愛らしい見た目のキャラクターとともに料理屋台を経営してお金を稼いでいく経営シミュレーション系ゲーム。ただしその見た目とは裏腹に一部狂気をはらんではいますがw
  • まずは食材を草原や森などで採取。基本的にこの部分はオートで進みます。でもどう考えてもそれは野生で採取出来たらあかんだろうという食材がザクザク手に入っていくのは無茶苦茶面白い絵面だw

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  • 手に入れた食材はベース料理に食材を組み合わせる形で「ネオ料理」を作っていく。どの食材を組み合わせればよいのかはふわっとしたヒントがあるので、割と簡単。ただこのネオ料理、明らかに料理としてはあり得ない狂気の組み合わせもあるため(おにぎり+いちごでいちごおにぎりなど)、現実的に考えるとかえって分からなくなるかもw

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↑狂気のいちごおにぎり。

  • 料理を組み合わせる→売ってお金を稼ぐ→イベント進行という流れなのですが、むしろお金は放置で稼げてしまうため、各キャラクターのイベントが進むよりも先にメインシナリオが進行してしまうぐらいゆるゆる。キャライベントはそのキャラと食材採取に行く必要があり、そこがスタミナ性なこともあってか意外と回収が大変かも。
  • ただイベントは無茶苦茶豊富でキャラクターの個性もちゃんと掘り下げられている。真面目な経営ゲームというよりは、キャラクターのリアクションとイベントを楽しむ雰囲気ゲームですね。個人的には「地元の過疎化を救うため魔王を目指す料理人」という盛り過ぎ設定のブーケガルニがお気に入り。魔王ってなんだっけw
  • シンプルな内容でサクサク遊べるお手軽経営ものとしては非常に楽しい内容。これもともとスマホのゲームでそちらでは続編も出ているようなのでフライハイワークスはぜひ移植を頑張ってほしい。