当初購入する予定はなかったのだが、ネットの一部で「重い」ストーリーが話題となっており、ちょっと興味が出たので勢いで購入した。
ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~ (パッケージ版封入特典(エクストラサウンドコレクション ダウンロードシリアル) 同梱) - PS4
- 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
- 発売日: 2019/09/26
- メディア: Video Game
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ちなみにPS4版でプレイ。というかSwtich版どこにも売っていないし入荷予定も不明だった。PS4もなんだかんだで結構探す羽目になったし…これ、コエテク結構機会損失してそうだ。
- ちなみにアトリエシリーズはワンダースワンの「マリー+エリーのアトリエ」以来じゃなかろうか。いつの話だと思ったらこれもう18年前なのか…。
- そういう意味で最近のアトリエシリーズはとんと疎いです。シリーズのお約束とかはわかっていないので結構変な感想になっているかも。
とりあえず序盤も序盤、さわり部分だけプレイ。プレイ時間にして4~5時間ぐらい。
↑主役4人組
主人公のライザのビジュアルで一部界隈で発売前から騒がれていた本作。
インパクトある外見から「どこが平凡やねん」と一斉に突っ込まれていましたが、実際にプレイしてみると確かに「平凡な少女の冒険の物語」といった感じのストーリー。
- 田舎ゆえに持て余す若者たち(それゆえ無茶なことをしがち)、田舎町のレールから外れたものが排除される閉塞感、水利権を持っているものが権力者としてふるまう…といった「いやな田舎の現実あるある」が序盤から畳みかける展開と、そこから踏み出すために「錬金術」を教わって冒険に出る、という流れは面白い。この部分が「ポケスペのグズマみたいだ」と話題になっていたので購入してみたのだが、こういうファンタジー系ゲームでこういう視点を盛り込んでくるのは中々珍しい切り口だと思う。
- そんなドロドロな感じは垣間見えるのに、主人公4人達は本当に若者っぽい無茶っぷりと爽やかさがあるのでそこまで重いってほどでもないあたりなかなか絶妙なラインです。
↑ビジュアルはいい感じ。
ビジュアルはコエテクならではのキャラモデリングと、絶妙にアニメっぽい雰囲気のフィールドがなかなか良い感じ。ちょっとゼノブレイド2っぽい。
↑カップルを観察
- 舞台となっている町は田舎のくせに若者多めなんですが、わりとカップルでいることが多いです。うん、そんなところまで田舎を表現しているとは(他にやることもないし)…。
↑戦闘
戦闘はリアルタイム性で、ボケっとしていると攻め込まれる。APをうまく使ってコンボレベルを上げたり技を使ったりとなかなか忙しい。難易度は今のところ(ノーマルですが)そんなに高くない感じですが、システム的には悪くない感じです。
- あえて言えば移動の意味がまだ分からんですが。隊列とか組むわけじゃないのでわざわざ手番を使ってまで移動する意味が不明。被弾率とかに影響するのだろうか。
↑調合
- アトリエシリーズの華である調合ですが、これ正直分かりにくいと思う。材料の品質が細分化されすぎで管理しづらいし、一つのレシピにいろいろな素材ルートがあるのはいいんですが、それだけにどうやったら強力なアイテムを作れるのかが直感的にわかりにくい、オートもあるけどどの素材が使われるのか把握しにくいなど、調合関係はちと煩雑な印象ですね。そのうち慣れるかもしれませんが。
- また、結構マップのデザインにも問題があるというか、システムとビジュアルがケンカしていて、「ちょっとした段差をジャンプで降りられない」「通れそうな隙間が通れない」といった部分が目立つのも気になります。
↑いかにも奥があるのに通れない。
- カメラもちょっと問題で、壁際で暴れやすい、微妙にカメラの視野角が狭くて上を見上げられない、一人称視点にできないため常にライザの後姿を拝み続けることになったり(これは尻を愛でろというコエテクのメッセージなのかも)する。
あとカメラ視点を下げるとライザのバストアップしか映らなくなるため尻をアップで写せない、というのは地味な規制なんだろうか…。 - なぜかファストトラベルが特定地点からしかできない(自分の部屋には戻れるのに)点もいろんなところに移動して素材をかき集めたい本作だと困る。なんでこんな仕様なんだw
いまのところシステムにはいろいろと不満点はあるものの、探索すること自体は結構楽しいゲーム。ゆっくりストーリーを楽しみながらプレイする分には悪くないと思う。