「懐かしの電子ゲーム大博覧会」を買ってきた

  TVゲームの前身、電子ゲームを取り扱った大百科本。著者は「山崎功」…って、任天堂系コレクション書籍でおなじみの方ですね。マジでいろんなコレクションされてるんですね。マニアの鑑や。

懐かしの電子ゲーム大博覧会

懐かしの電子ゲーム大博覧会

 

 

 マジで充実の内容で、ある程度以上のおっさんならば「ああ、あったあった」と楽しみながら見れる一冊。コレクション本としてもクオリティ高い。

  • 大雑把に言って、バンダイ、トミー、エポック、学研、任天堂あたりが出していた電子ゲームを中心に取り上げているほか、カシオの「ゲーム付き電卓」、伝説の携帯ゲーム機「ゲームポケコン」から90年代に突然流行した「たまごっち」をはじめとしたミニゲーム機まで幅広く載っています。この手のコレクション本だと80年代のFL系ゲームばかり取り上げられることが多いんですが、このマニアックさはさすがの山崎印といったところでしょうかw
  • この本でも取り上げられているゲームの中では、個人的にはトミーの「スクランブル」とエポック社の「スーパーギャラクシアン」あたりかな。同時のヒット作だし、この辺は当時遊んでたって人も多そう。
  • この手の電子ゲームでは王者ともいえる任天堂の「ゲーム&ウォッチ」も、日本未発売の者も含めて紹介されています。海外だと案外長く出ていたらしいですが、それにしても日本未発売のタイトル多いな…。とくに「クリスタルスクリーン版ゲーム&ウオッチ」はインテリアとして欲しいぐらいカッコいいな。
  • そういえば1980年代の電子ゲームって「左側にアクションボタン/右側に操作キー」という配置が多いんですよね。普通右利きが多いのだから右側に複雑な操作系を置くのは自然な配置だと思うんですが、なぜ任天堂は「左側操作、右側にアクション」のボタン配置にしたんでしょうね。ゲーム史の謎だ。
  • 唯一残念な点は巻末の検索欄が一部誤植していること(訂正の紙が入っていた)。まぁ、これ次版以降は多分訂正されるとは思いますが。