遊戯王レガシー・オブ・ザ・デュエリスト:リンクエボリューション(Switch版) ファーストインプレッション+ストーリ攻略とか

<公式サイト>
Yu-Gi-Oh! Legacy of the Duelist: Link Evolution

 4月25日に、久々となる遊戯王OCGの家庭用ゲーム版(ややこしい言い回し)となる「レガシーオブデュエリスト」が発売になりました。
 いやぁ、TFSP以来だから4年ぶりぐらいですかね。まさに待ちに待った遊戯王。思わず過去のブログ記事も含めて「遊戯王」タグを作り直してしまったぐらいw

 発売日以降そこそこやり込めたので、まずは初見プレイ感想などを。


↑デュエル中

 ゲームシステムの基本的な路線としては、TFからは大きな違いはない感じ。新マスタールール対応でEXモンスターゾーン周りの仕様が最新になっていますが、タッグフォースプレイヤーだったのであれば(ルール以外の部分では)すぐに慣れると思います。

 結構ややこしいのが収録カード。発売前にちょっと情報が倒錯し混乱をきたしていましたが、実際は「2018年11月までで、世界発売されているもの」のみとなっています。日本のOCG版にしかないカードとか、逆に海外のTCG環境にしかないカードなどは存在しないというちょっと独特なフォーマット。世界大会ルールに近いようです。

  • 最新デッキにこだわるプレイヤーならばこの点はちと不満があるでしょう。ガチではないゲーム勢の私には特に気になるほどの欠点ではないので「案外慣れます」。というかこれについては日本と世界で違うカードを発売しているコナミが悪いような…。
  • ゲームスピードが微妙に遅めだとか、カード演出が遅い(融合とかエクシーズ召喚の演出は結構気になる)とか、召喚ムービーが毎回出るとか(OFFにできない)とか、毎回じゃんけんが挟まるとか、ゲーム面ではタッグフォースでは設定でOFFにできていた部分がOFFにできないあたりも微妙にストレス要素。ただこれはマルチプレイとの併用になっているからだと思いますが。これもプレイしていくうちに慣れます。


↑ストーリー攻略中。画像に悪意はありませんw

 プレイしてみて驚くのが、「ストーリーモードの多さ」。各アニメをテーマとした原作再現デュエルが異常に豊富にあること。
 正直遊戯王のアニメって、見ていなかったり忘れていたりで結構記憶があやふやなところがあったりしますが、少なくともフリーデュエルに登場するわき役級のキャラまでしっかりとストーリーがあるので、アニメ本編の内容をしっかり思い出せます。案外、アニメ軸の遊戯王ゲームって少ないから、これはこれで悪くないんではないでしょうか。

  • 例えば「遊戯王DM」であれば、32のデュエルが存在するほか、本来の主人公側だけでなく敵側でも対戦できる(リバースデュエル)などなかなか凝った作りになっています。 結構ゲームだと敵側だけ強いデッキ使っているんじゃないかと思う時がありますが、実際に反対の立場に立ってプレイすると意外と相手(これまで自分が使っていたデッキ)も厄介なデッキだったりw

 
 カードパックはストーリーを攻略していくうちにだんだんと解放されていくのですが、これがまた現実のパックとは違うゲームオリジナルのもので、なぜか1パック8枚入り(海外仕様?)。
 一応、イメージキャラのパックではあるため中身についてはある程度予想が付くようにはなっているのですが、イメージと違うものが出てくることもしばしば。そのため、欲しいものを揃えるのが案外大変。ストーリーで攻略時に、相手が使用しているカードの一部を入手できたりするので、それで稼いだほうが速い時もあるw

  • とりあえず、使用頻度が高めのカードのうち、わかっている範囲では以下のような感じ。
    • サーチャー系や血の代償、スキルドレイン、スケープゴート→武藤双六パック
    • ハーピィの羽箒・ハリケーン→孔雀舞パック
    • 「禁じられた~」「神の~」系シリーズ→天上院明日香パック
    • エフェクト・ヴェーラー以外の手札発動系→龍亞・龍可パック (ヴェーラーだけは遊星パック)
    • おろかな埋葬九十九遊馬パック
    • オネストやクリッター、王宮系→獏良パック
    • サイクロン、死者蘇生→遊戯パック


 とにもかくにもストーリーを進めなければ新しいパックもフリーデュエルの相手も増えていかない。まずはストーリー攻略が基本となりますので、今回はストーリー攻略用の序盤で組みやすいデッキなどを。

◆ストーリー攻略用 サイバース族デッキ

  • モンスター(25枚)
    • プロトロン:2枚
    • ドットスケーパー:2枚
    • リンク・インフライヤー:2枚
    • ウィジェット・キッド:3枚
    • ドラコネット:1枚
    • バックアップ・セクレタリー:3枚
    • クロック・ワイバーン:3枚
    • バランサーロード:2枚
    • レディ・デバッガー:3枚
    • リンクスレイヤー:2枚
    • セグメンタル・ドラゴン:1枚
  • 魔法(7枚)
    • サイクロン:1枚
    • サイバネット・バックドア:2枚
    • 死者蘇生:1枚(制限)
    • ワンタイム・パスコード:3枚
  • 罠(8枚)
    • サイバネット・リグレッション:2枚
    • 砂漠の大竜巻:3枚
    • 聖なるバリア ミラーフォース:2枚
    • 奈落の落とし穴:1枚
  • エクストラデッキ(15枚)
    • リンク・スパイダー:2枚
    • リンクリボー:2枚
    • ペンテスタッグ:2枚
    • リンク・バイパー:1枚
    • デコード・トーカー:1枚
    • トポロジック・トゥリスバエナ:2枚
    • トランスコード・トーカー:2枚
    • パワーコード・トーカー:1枚
    • トポロジック・ボマー・ドラゴン:2枚


 このデッキは最初から購入できる「PlayMaker」パックから出てくるカード中心で作ったパック。基本的なリンクモンスターはほぼこのパックで揃うため、まずはこのパックを買いまくり、ストーリー攻略用のデッキを作るのが良さげです。

  • 基本的流れは、特殊召喚を繰り返して場にモンスターをためてリンク開始。相手に合わせてトポロジック・トゥリスバエナによる魔法罠除去や、トポロジック・ボマー・ドラゴンのモンスター除去を使って場を制圧して殴るというもの。時にはリンクリボーでダメージを防いだり、トランスコード・トーカーによる墓地つり出しでダメージを稼いだりと割と柔軟な動きができるので、いろいろな相手と戦うストーリー用としては割と使えるデッキです。


 汎用魔法罠がまだ全然ない時期だったこともあり除去系は特に苦労しています。「砂漠の大竜巻」が3枚だったり、「奈落の落とし穴」も入っていたりと、今見ると苦心の跡が見られますw これからある程度カードもたまったのでいじるなら魔法罠あたりから手を付けることになるかな。