「遊戯王 タッグフォース6」自分のデッキを作ってみる(5)

 一週間連続更新から一日開けての遊戯王更新。そろそろネタ切れが見えてきましたがまだまだ頑張ります。


 さて今回も「なんか使えそうで使えない」カードを軸にデッキを作っていきます。今回の一枚はこのカード。

攻通規制 <魔法・永続>
 相手フィールド上にモンスターが3体以上存在する場合、相手は攻撃宣言する事ができない

 いわゆるロック系カードのひとつですが効果は結構限定的な条件で微妙です。というのも、このカードを使って大量展開を抑えてもシンクロ召喚やエクシーズ召喚に繋げて場の数を調整しやすく、割と簡単に突破されやすいんですよね。とはいえ、維持にライフコストがいらない、「レベル制限B地区」のようにレベル制限がないという意味で差別化されており、全く使えないカードという印象でもないんですよね。

 というわけで今回はこのカードを使うことを主眼にデッキを組んでみました。

◆時間稼ぎ系ロックバーン

  • モンスター(10枚)
    • メタモルポッド:1枚
    • ステルスバード:3枚
    • デス・コアラ:3枚
    • デス・ラクーダ:2枚
    • A・O・J サイクロン・クリエイター:1枚
  • 魔法(12枚)
    • 怨霊の湿地帯:1枚
    • 攻通規制:2枚
    • 月の書:1枚
    • つまずき:3枚
    • 光の護封剣:1枚
    • 魔界の足枷:3枚
    • レベル制限B地区:1枚
  • 罠(18枚)
    • 生贄封じの仮面:2枚
    • おジャマトリオ:2枚
    • グラビティ・バインド 超重力の網:1枚
    • 拷問車輪:3枚
    • 自業自得:3枚
    • 仕込みマシンガン:2枚
    • 停戦協定:1枚
    • フローラル・シールド:2枚
    • 魔法の筒:2枚
  • エクストラデッキ(3枚)
    • 氷結界の龍 ブリューナク:1枚
    • マジカル・アンドロイド:1枚
    • グレンザウルス:1枚

 とにかく時間を稼ぎまくるタイプのロックカードを大量にぶち込んだロックバーン系デッキ。相手の動きを鈍らせつつ、リバースサクルモンスターでこつこつとアドバンテージを築いていくのが基本動作。

  • 「つまずき」「怨霊の湿地帯」が場に出ていると相手の攻撃を最低1ターン止められるため、召喚から効果発揮まで時間がかかるリバースモンスターと非常に相性が良い。「攻通規制」は「おジャマトリオ」と非常に相性が良く「生贄封じの仮面」を使えばリリースによる回避も防げる。これらを潜り抜けてくるモンスターも「拷問車輪」や「魔界の足枷」で足止めをしていくことで、動きを止めていく。
  • 足止め後は「デス・コアラ」や「自業自得」、「仕込みマシンガン」「停戦協定」でダメージを一気に稼ぐも良し。「ステルスバード」でちまちま削るもよし。意外と「拷問車輪」「魔界の足枷」の累積ダメージもバカにできない威力で、時間を稼ぐほどにアドバンテージが広がるので今回のデッキとは非常に高相性。

 徹底した嫌がらせに特化した、使っていて非常に楽しいデッキですw 
 「攻通規制」は実際に使ってみて分かったのですが、これを使っていると相手は大量展開を控えるので(当たり前ですが)、CPU相手だと結構足止めとして機能する事。「おジャマトリオ」と合わせれば、かなりの攻撃無効化が見込めます。「つまずき」「怨霊の湿地帯」も実質止められるのは1ターンだけとは思えないほどに機能してくれます。これ相手にしたら相当ウザいですが、自分で使うと凄く面白いよw

 難点はロックカードを引けばかなり勝てるが、引けなければリバースモンスターを活かせずにアドバンテージを取れないという点が非常に辛く、初手に左右されがちという点。あと、非常に魔法・罠ゾーンがタイトなので、どのカードを発動していくかよく考えていかないと手詰まりになりやすい点でしょうか。

  • 特に「拷問車輪」や「魔界の足枷」は場にたまりやすく、相手がエクシーズ召喚を使ってそのまま残されてしまうという事態が頻発するためフォロー役として「A・O・J サイクロン・クリエイター」を投入して事故率を少しでも減らしています。

 
 ロックバーンは初めて作ってみたのですが、工夫次第でいろいろな決め手が考えられる面白いデッキですね。
 今回の「攻通規制」は良く使われる「平和の使者」と比較するとローレベル大量展開デッキには非常に相性が良く、相手によってはこっちの方が強いとさえ感じました。あんまり使われるカードではないけど、結構面白いカードだと思います。