サイバーガジェットの「レトロフリーク」を購入してみた

 本日発売となった謎のゲーム互換機「レトロフリーク」を購入しました。実は何気に一か月前ぐらいから予約していたり。

 このマシンはサイバーガジェットが発売した互換ゲーム機で、FC・SFC・MD・PCE・GB・GBAの6機種のカートリッジに対応しているという他機種互換マシン。
 さらにSDカードにセーブデータだけでなくロムイメージも保存でき、SDカードへの途中セーブやカートリッジなしでのプレイにも対応している優れもの。

  • ちなみにSFCとMD、PCEは海外版も対応しているのですが、FCは対応していない模様。残念。


↑現物開封の儀。
 というわけでさっそく開封。横に置いたのは大きさ比較用のIPhone6。意外とコンパクトにまとまっています。上部に見えるスロットは手前からFC、SFC、MDのもの。ちゃんと蓋付き。


↑側面。
 そして側面にはPCEとGB/GBAのスロットと、コントローラー用のUSBポート。ちなみに今回私が購入したのはコントローラーアダプター付のもので、専用アダプターをつかうことでオリジナルのゲームパットも繋げます。

  • ただこのアダプター、オリジナルのパットは一機種一ポートしかないので複数つなげないのが難点かも。パソコンにつなげればパソコン用としても使えるのはちょっとありがたいですが。


↑裏面。
 そして裏面にはSDカードスロットと電源ボタン。出力用のHDMI端子。

  • ただこの電源ボタンが結構使いづらい。位置が裏なこともさることながらボタンが小さく押しづらい。幸い、ソフトリセットと電源OFFがあるので使うのは電源ON時ぐらいですが。


↑起動画面。ここからゲームを起動したり保存したデータを選択したりする
 本体を起動するとこのホーム画面が開き、ここからゲームを起動したり選択したりできる。ゲーム関連の設定も割と細かく行え、特に画像補正は結構便利。

  • ゲームカートリッジを接続すると、ゲームのロムイメージとセーブデータを取り込める。以後は無くても実行可能で、中断機能や個別のセーブに対応しているなど、昔のゲームでもかなり遊びやすくなる点はありがたい。特に一度認識できれば以後カートリッジなしで出来るのはかなりありがたく、古めのFCソフトなどを遊ぶ際などのゲーム開始前カートリッジ認識待ちが無くなるのが嬉しいw
    • ただ、FCやSFCにあったカートリッジ取り出しボタンがないため、ゲームによってはかなり取り出しにくい時がある。特殊カートリッジとかがヤバい。

 とりあえず手近にあったFC、SFC、GB、GBAのソフトを合わせて100本ほど取り込んでみて実際にプレイしてみたところ、ゲーム的な違和感はほぼなし。画像補正効果もあり、HDMI出力でも画面の粗さはそこまで気にならないし、中断セーブ、任意セーブ機能はFCなどの古いゲームをプレイするにはかなり便利。

  • 押入れからコントローラーを引っ張り出すのが面倒なため、現状はデフォルトコントローラーでプレイしていますが、基本SFCのコントローラーに準拠していてプレイに違和感なし。無理にコントローラーアダプター買わなくてもこれだけで十分なぐらいですね。 
  • ゲームの取り込みについても、SFCぐらいまでのソフトの場合数MBぐらい、FCであれば1MB以下がほとんどのためあっという間に取り込め、起動にも問題なし。ただカートリッジそのものの劣化もあってか結構な確率で読み取りに失敗するほか、挿し直しの際にエラーを連続で吐き出すことが多いので結構根気が入ります。
    • またこれはソフトのバグかエミュレータ機能の問題かはわかりませんが、一部のソフトでかなり謎な挙動を示す場合があった。たとえばFC「ゴットスレイヤー」をプレイしてみたが、なぜか名前入力したのに「データなし」になっていたりとか。あと特殊音源ソフトについてはまだ試していないのでこちらはちゃんと動くのかは未検証。

 とりあえず、互換機としてはなかなか良い感じです。値段の高さ分は元が取れそう。最近あんまりやりたいゲームもないことだし、しばらくはレトロゲー三昧と行けそうです。