最近プレイしたゲーム(107):ゲットビット

 実に三か月ぶりのゲームレビュー。今回はリハビリかねて軽めのゲーム「ゲットビット」。
 ロボットがサメから逃げるシュールなシチュエーションのバッティングゲームです。

ゲット・ビット!(Get Bit!)

ゲット・ビット!(Get Bit!)

 まず、このゲームの主役といえるのがプレイヤーのコマとなる「ロボ」と敵となる「サメ」のフィギュア。これがちょっとしたレゴブロック的な造形で意外によく出来ています。ひとしきり遊んだら適当に一列に並べて準備OK。
 
↑主役のサメ。最初にロボを一列に並べる。

 プレイヤーは1〜7まである手札の中から一枚を一斉に場に出し、一番小さい数を出したプレイヤーから順にロボットを先頭へと入れ替えていく。ただし、数字がバッティングしたプレイヤーは移動できないという、分かりやすいバッティングシステム。


↑出したカード。

 そして、全員の移動が終わったのち、一番後ろ(サメのいる側)にいたロボットがサメに食われ、手足の一本をもがれます。最終的に両手足(4ライフ目)を食われたプレイヤーは哀れ脱落となってしまいます。

  • 手足が取れるところは一見生々しいのに、物がロボットだけにポンポン取れていくその様はむしろ爽快w

 
↑サメに食われて、先頭に飛ばされる。

 ただし、食われたプレイヤーは衝撃で先頭に飛ばされるうえ、場に出したカードも手札に戻ってきます。
 カードの補充タイミングはサメに食われるか6枚目を出した(手札が残り1枚になった)ときしかないため、ターンが進むにつれ手札のカードはだんだんと苦しくなってきます。他プレイヤーのカードを予測してわざとバッティングさせ、サメに相手を食べさせるのがこのゲームの基本戦略。
 
 これを繰り返していき、最終的に残り1人まで生き残ったプレイヤーの勝利となります。

 ゲームとしてはシンプルなバッティングゲームですが、抜群の面白さとなっているのはなんといっても手足がもげるロボットフィギュアのビジュアルでしょう。
バカバカしく生々しさを感じさせないギリギリのデフォルメ具合と、かなり可動部が多くポージングが取らせやすい。何気に足首や手首なども取り外せ、8ライフまで対応していたりと細かい点までバッチリです。おそらくこのフィギュアが無ければ面白さ半減でしょう。


↑文字通りバラバラになります。

 1プレイは人数にもよりますが大体10〜20分程度で決着がつき、バカバカしくも盛り上がれる手軽なパーティゲーム
 難点はこの手の軽いゲームにしてはちょっと高いこと(3600円ぐらい)。もう少しお手軽な値段だったらなお良かったのですが。まぁフィギュアの値段を考えれば妥当か。ちなみにDXバージョンもありますがこちらは本当に高い。まだ見たことがないですが誰か持っていないでしょうか。