最近プレイしたゲーム(104):バオバブ

 なんかえらい久しぶりな気がするボードゲームレビュー。まぁ実際には前回からの間にはずっとボドゲレビュー同人誌の原稿を書いていたので本人的には全然間が空いている気がしないのですが。
 というわけで今回のボドゲレビューはゲームマーケット春に購入した子供向けゲーム「バオバブ」。何気に日本語版です。

 さてこのゲームは巨木バオバブをカードを使って作っていくバランス・アクションゲーム。まず最初にこの木の土台を配置します。

↑土台は意外としっかりしています。

 各プレイヤーには個別のカード山札を配ります。そこから3枚の手札を取ったらゲームスタート。各プレイヤーは自分の手番が来たら、手札のカードを最低1枚、最大で3枚まで土台の上に置いていきます。

↑手札。カードは全8種類ありバラエティ豊か。

 カードは全部で8種類あり、このカードの種類によってカードの置き方が変わってくる。どのカードをどのように置いていくかがこのゲームのポイント。

  • カードの組み合わせはなかなか面白く、木の外にカードの角がはみ出るように置かないといけない「花」や「猿」、その上にカードを置くことができず相手の邪魔に使える「蜂」。目をつむって置く「蝙蝠」に上から落とす「ヒョウ」、そして外側から木の上に投げ入れる「鳥」など難易度高いカードもある。

 もしカードを置くときに、木からカードを落としたりしてしまうとマイナス点となってしまう。

 
↑初めは小さかった木も、最後はかなりの大きさに。
 ゲームが進んでいくと木はどんどん大きくなっていき、ドカッとカードが崩れる危険性が増していき、カードを置くときに慎重さが求められる。
 そして誰かの山札が切れたらゲーム終了。くずしたカード+残した山札の合計が一番少ないプレイヤーが勝者となります。

 カードを使ったバランスゲームというコンセプトは面白く、題材もなかなか魅力的。最初は小さかった木が最後には土台からカード二枚分ぐらい横に広がった姿はかなり見ごたえあり。
 ただ基本的には子供向けゲームということもあり、大人が遊んだ場合普通に置いていくと全部木の上に置き切ることも出来てしまいます。このゲームは真剣にプレイするよりもパーティゲームのノリで、アグレッシブに他プレイヤーを邪魔するように置いていく方が盛り上がるでしょう。

  • 蜂をど真ん中に置きつつ、カードを意図的にギリギリ端に置いていくようにすると大人同士でもなかなか熱い戦いになります。