なんとなく会社の帰りに本屋によって来て、ちょっと目を引いた本があったので購入。
- 作者: 山崎功
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2014/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どうやらファミコン以前に発売していた任天堂のいろいろな商品を取り扱った本らしい。タイトルに「玩具編」と書いてるが、コピラス(家庭用コピー機)やらママベリカ(乳母車)やらの任天堂マニアなら知っているであろう実用品なんかも取り扱ったまさにコンプリートガイド。
ボードゲームクラスターとしては冒頭の「かるたとトランプ」の花札シリーズやそのものズバリ「ボードゲーム」セットは見逃せないでしょう。
- かつて任天堂が出していたいろいろな花札セット(とくに地方札は資料性高い)の一覧はもちろん、任天堂の「八八セット」こと「交際の友」も当然収録。というか、巻末に任天堂製品リストが載っているんですが、明治時代の商品は軒並み値段と販売日が不明というあたりが凄いw 資料さえ残っていないとは。
- あと任天堂がボードゲームを出していたのは知っていたのですが、実は「日本ゲーム」という子会社を設立してボードゲームを出していたということはこの本を読んで初めて知りました。この「NG」のロゴを「Nintendo GAME」という意味に置き換えていったというあたりはなるほど、といったところ。
- 私が最近よく遊んでいる「ホッピングゲーム」も載っていましたw 箱に張られていた値札の「980円」がセール価格ではなく実は元の値段だったというのはこの本読んで分かりました。あの箱マジで新品だったんだなw
- ちょっと面白いのが任天堂の昭和59年までの沿革が巻末に載っているのですが、会社の動向に交じって「横井軍平が入社」「宮本茂が入社」という項があることw たしかにこの二人の入社は任天堂の歴史上でも最重要だけどさw
いや、これなかなかよい本ですね。資料性は高いし単純に読んでいて楽しくも懐かしい感じ。ぜひ続巻として「ゲーム編」も出してほしいですね。
- ただ紙がやたら固く、この季節だとうっかり端で手を切りそうw 値段も2200円とちょっと高め。