全ファミ1月20日のレポートです。
この日はいつもと違う日曜開催。そのせいかわかりませんが、いつもより参加者は控えめ(15人ぐらい?)でした。
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では、いつのとおり、この日遊ばれていたゲームのご紹介。
- ローマ軍VS反乱軍をテーマとしたカードゲーム。ローマ軍に勝たせないようある程度協力する必要があるところが面白いゲーム。
- そういえばこのメーカーが出しているゲームって「ペルガメムノン」とこれしか知らないのだが他にどんなやつあったっけ?
- お題をカードを使って対処していく「大喜利」系ゲーム。このシリーズは何種類かあるが、このビジネス編が一番お題と回答カードのバランスがいい気がします。
- そういえばこの前、この猫チョコシリーズの新作っぽいのが出てたけどあれはどういう内容だったのだろう。
●軍人将棋
- もはやおっさん世代にしかわからんであろう、まさかの軍人将棋。支部長がわざわざプレイしたいがために購入してきたという新品。
- 知らない人向けに語ると、この軍人将棋はコマごとに強さのランクが決まっており、すべてのコマを裏返した状態で配置し、同じマスに攻め込んだ際はそのコマの強弱で勝敗を決めていく将棋系ゲーム。コマの勝敗判定のためにプレイヤーのほかに審判役も必要となるなど、準備が大変なため数十年前に流行ったっきり廃れてしまったゲームなため今ではほとんどお目にかかれないであろうゲーム。
- 30代ぐらいの人間だと、昔ファミコンのゲームで知ったという人も多いんじゃないでしょうか?
- なお、この支部長が持ってきた軍人将棋。新品で購入したとのことだが、パッケージのイラスト具合といい、メーカーさえ書いていない箱といい、バーコードが存在していないことといい、一体いつ発売されたバージョンなのかw
- タイトルが印象的なバランスゲーム。荷物を船の上に重ねた後、サイコロを振り、出た目の色のネジを一回転させていく。荷物を崩してしまったプレイヤーが負け、というシンプル極まりない内容。単純ですがかなりハラハラします。
- 余談ですが、このゲームの作者ギュンター・バースは「ファラオの墓」「くるりんモグラ」「飴ちゃん工場」だの、独特のコンポーネントを活かした面白いゲームを作成する名手。もうちょっとメジャーになってもいい気がするのですが。
- お絵かき伝言ゲーム。うっかりプレイ中の写真を撮り忘れたw
- 勝敗よりも遊びを楽しむタイプのゲーム。それだけに、本来は正確に伝言が伝わる方が正解なはずなのに、むしろ無茶苦茶な伝言になる方が盛り上がるというジレンマを感じますw
●ワンナイト人狼
- 前回のゲームマーケットでも話題となった、一夜限りの人狼という面白い題材のゲーム。
- 人狼特有の「脱落したプレイヤーの待ち時間」なしにさくさくプレイできるあたりは良い。本家よりこっちのほうが好きなぐらい。
- つい先日購入したゾンビゲーム。デッキ構築ゲームだが同時に協力ゲームでもあるという独特なシステムのゲーム。
- 実際のプレイではまともにカードを買うことができず、増えたゾンビに対処することができなくなって全滅。これゾンビ増加がきつすぎるぞ。現状のままだと全く勝てる気がしない。なんかルールを間違っているのだろうか・・・。
- あと、マニュアルの出来が問題。せめてカード枚数が全部で何枚なのかぐらいは書いて欲しかった(和訳の問題ではなく、原文の英語マニュアルから元々そんな出来。これに限ったことではなく、海外のメーカーはたまにコンポーネント内容を書いていない場合があって困る)。
- 全ファミでは安定の定番ゲーム。やはりシンプルなルールで手軽にプレイできる点が時間つぶしにちょうどいいからでしょうか。
- フリードマン・フリーデの新作ゲーム。見た目にはワーカープレスメント色が強そうなゲームですが、実際には購入するカードが重要なデッキ構築ゲームに近い。幾多のデッキ構築ゲームの例に漏れず、カードを覚えてからが本番といったところでしょうか。
- あと、どうでもいいですがゲームタイトルの「大統領になる方法」は実際にはほとんど関係ありません。流石にそれはどうなんだw
- 本日のPS対戦枠。ぷよぷよ以後、雨後の筍のごとく作られた落ちものパズルの中ではかなり独特のシステムを持ったゲーム。結構遊べます。
- 後の世に「マネーアイドル エクスチェンジャー」に転生したw こっちは下から上に打ち上げる「マジカルドロップ」方式になっていましたが。
- 2005年のドイツゲーム賞も獲得しているフリークゲームのひとつ。なのだが、正直あんまり遊ばれていない不遇なゲーム。とはいえ、前後の年が「サンクトペテルブルグ」と「ケイラス」という強力なゲームなので致し方なしか。
- ジャンル的には陣取りになるのだろうか? 貴族たちに取り入りつつ、名声を獲得していくのが目的。
- カタンと同じ年に発売された、今となっては古典的ドイツゲーム。各星座のボードごとに星を置いていく陣取りタイプだが、特典システムがかなり独特で、1位を取るより2位を取るほうが得だったりすることもあるため、どの星を置くべきか見極めに悩まされる。典型的なドイツゲームらしいジレンマにあふれた名作だと思う。
- ただ得点チップが必ず足りなくなるという致命的な欠点があるので、チップも別に用意しておくとプレイしやすいです。
- 本日のPS枠その2。いつもこのゲームはPSのナムコミュージアム版で対戦しております(セーブできるしね)。
- しかしナムコミュージアム版キングオブキングスはなんであんなにややこしいセーブ方法なんでしょう? 謎だ。
- これもすっかり全ファミでおなじみとなった対戦格闘カードゲーム。日本での競技人口がどのぐらいかはわかりませんが、全ファミは多分日本屈指の競技人口ではないでしょうか。
さて、この日のイベントとして「中国産ゲームをプレイしよう」ということで、数々の中国産ゲームが持ち込まれました。ここからはそんなゲームたちをご紹介。
- 中国で大ヒットを飛ばした人気カードゲーム。今ではコンビニでも買えるゲームだというのだから恐ろしい。
- ゲーム内容は「BANG!」とほぼ一緒・・・というかそのまんまパクったゲーム。違いは特殊能力でカードが差別化されているところなどですが、正直字が細かく、テンポが悪くなってしまっている気がします。
- とはいえ、元々が面白いゲームに三国志という馴染みある題材を載っけただけあって日本人的には割ととっつきやすいゲームです。
- こちらは春秋戦国時代をテーマとしたカードゲーム。「兵」と「計略」という二種類のカードを毎ターン補充しつつ、特定の建物を建てきることで勝利となる。兵カードは建物を建てる際のコストとなるほか、他プレイヤーに対しての攻撃、建物の破壊や奪取といった際のコストとしても使用する。
- 各プレイヤーごとに「軍師」と「国」カードが最初に配られ、これらの特殊能力を活かしていくことが勝利のポイント。
- ただ、軍師、国の能力に偏りがありすぎることや、戦争や計略の成功が最終的にサイコロで決まる、などいろいろ詰めが甘いゲームといった印象。せめてサイコロはいらなかったんじゃないかな。
- こちらは先二つとは違い、ファンタジーな世界感がテーマとなっている正体隠蔽系ゲーム。というかシャドウハンターズにかなり近い。
- 最初に配られたカードごとに定められた勝利条件を目指していく点、マップの移動によりアイテムやお助けカードが手に入る点、正体を公開する際に能力が発動する点など、色々な面でシャドウハンターズがモデルになったと思われる部分が伺われます。
- ただ、各キャラクターごとに陣営などがなく、基本自分以外がすべて敵であるため正体を隠蔽する意味があまりなかったり、キャラクターごとの特殊能力がやたら多くバランスが悪かったり、誰が何色のトークンなのかを示すものがないためボード上のコマが誰のコマかわからない、などいろいろと不備があり、無駄に時間がかかってしまうのが難点。戦闘はコイントスで決めるなど色々と面白いアイディアもあるのですが、全体的なゲームデザインはイマイチかも。
- 三国殺といい戦国策といいこれといい、中国産のゲームは各プレイヤーごとにやたらと特殊能力を持ったカードを用意するのが多いのですが、正直あんまりバランスが練られていない印象。大陸的おおらかさのあらわれなのでしょうか。
●青春斗
- さて、中国産ゲーム最後のひとつは見た目が完全に日本産ギャルゲーにしか見えない青春斗。
- 見た目には色物っぽいですが、ゲーム内容は存外しっかりした出来。カードをコストに「アイテム」(車や不動産など)を購入したり、「女の子」達を獲得したり(設定的にはデートしているらしいが、どうもプレイ中は女の子を「購入」というフレーズが飛び交うw)していく。どのラウンドでカードを購入し、どのラウンドで補充するかの見極めが重要。
- これかなり面白いゲームです。正直今回プレイした中国産ゲームでは一番の面白さかも。デッキ構築ゲームコピー品ばかりではなく、こういうゲームこそ日本のメーカーは作っていかないといけないのではないでしょうか?(ギャルゲー発祥の地として)。
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ここまで書いていて気がついたが、この日は「パニックハイスクール」をプレイしていなかったw 珍しい。
次回は2月2日。「第2回デッキ構築ゲーム集中プレイの日」になります。