ゲームサイド2010年 2月号 感想

年6回の隔月から、年4回の季刊に変わって最初の一冊。

  • 特集はカプコンファミコンゲーム特集。裏表紙の「ロックマン10」にあわせたチョイスだろうか?
    • カプコンファミコンゲームで印象深いものと言えば「ロックマン」、「魔界村」、「戦場の狼」、「デッドフォックス」*1あたりかな。今回の特集でも、ロックマン魔界村戦場の狼は結構大きく扱われていて嬉しい。
    • 特に戦場の狼の取扱説明書に乗ってた漫画の完全掲載をやってくれるとは。今見ると、むちゃくちゃ小林源文チックというか・・・これ小林源文が描いてるんじゃないの? ちょっと似すぎw
    • 今回の特集で、初めて「魔界島」が「ひげ丸」をベースにしたアレンジリメイクだったことを知ったよ・・・。そういえば主人公が水夫なとことか樽投げるところとか同じだな。
    • というか「プロ野球?殺人事件」*2ってカプコンだったのか。しかもよくよく見たらこれ発売日が12月24日だし。カプコンの人は何を考えてこのゲームをクリスマス商戦にぶち込もうとか考えたんだw
    • カプコンコラボレーション成功の軌跡」はカプコンの原作つきゲームに対する考察コラム。たしかにカプコンってファミコン時代は結構原作付きゲーム(映画とかアニメとか)を結構作ってたなぁ。特に「スゥイートホーム」とか「マルサの女」あたりが印象に残ってる(というかなんでファミコン伊丹十三だったんだ・・・どっちも名作だけどさ)。
    • とりあえずこのコラムで一番衝撃だったのが「ストライダー飛竜」が元は本宮ひろしの本宮プロダクションとのコラボレーション作品だったと言うこと。これは初めて知った。
  • 中特集は「萌え系ノベルゲーム読解特集」。
  • ソフトハウス特集はヒューネックス。
    • ヒューネックスと言うとぱっと思いつくのがPC−FXでの孤軍奮闘っぷりだが、PS2以降も開発会社として頑張ってたんだな。近年はギャルゲーより乙女ゲーのほうが右肩上がりというのも意外というか。
    • とりあえず「ラブ・スマッシュ」の出来*4ミドルウェアのせいだという事は分かった。だが許さん。絶対にだ。
  • 「全てはファミコンのために。」のテーマ2「空想ゲームマニアックス」のドラゴンクエストの勇者の話の妄想とかは、一度は考えることだなぁ。主人公以外の待ちから旅立った勇者の行方、たしかに気になる。ひとりぐらいは竜王まで辿り着いた奴がいてもよさそうだし(海を泳いで)。
    • 予断だが、ゲームブックドラゴンクエスト2はその辺、凄く納得のいく設定になってた。ゲームだと父親である王に言われて旅立つ王子だが、ゲームブック版では勝手に動くことを諌められ、それでもこっそり城を抜け出して旅立ったため、応じでありながらたった一人、かつろくに準備できなかったために銅の剣や皮の鎧といった粗末な装備だった、とかきちんとひとつひとつの矛盾点を解決していて凄く腑に落ちる内容だった。
  • 巻末の「全てはファミコンのために。」×「チョイスゴコンピュータ」の広告を見て「ノッてけ!バス太郎」がプレイしてみたくなったため、携帯キャリアをauからdocomoに変えるという暴挙を成し遂げてしまいました。近日レビュー予定!

次回は4月3日。分かっていたけど三ヶ月開くのはつらいなぁ・・・。

*1:「デッドフォックス」・・・ナムコの「ローリングサンダー」のあからさまなコンパチゲー。でもこっちの方が面白かった。私の中では「Mr.DO」と並ぶパクリゲーの名作w

*2:プロ野球?殺人事件」・・・主人公がどう見ても江川卓だとか、ボールを投げて警官を倒すとか、一体どの層を狙って作られたのかわからんゲーム。ただ内容は意外と面白かった記憶がある。

*3:一個だけ、ゲームが進行不能になるバグがある。プレイ前に確認推奨。

*4:驚異的にロードが遅いことで有名。